やっぱり優しい貴方
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先月の半ばにしばらく戻れんと行って仕事に出かけた一八に、今月に入ってもまだ逢えないでいるハル。
もうひと月近くなるといったあたりでそろそろ戻りそうだと黒服から聞くも、日にちははっきりしない。
そんなある日夜中にふと目を覚ますと、ソファに一八の姿があった。
「一八、さん…?」
夢かと思いベッドから下りたハルは、そちらに近付いて間違いでないことを確かめる。
「戻られてたんですね…お帰りなさい」
しかし一八はただグラスを傾けるだけで、ハルの言葉には答えない。
少し寂しくも思うが、いつでも自分には想像もつかないような激務をこなし疲れているのだと考えるとそれも仕方ない、と自分を納得させる。
「あまり、飲みすぎないでくださいね…」
転がっていたボトルのキャップをしめ、それをテーブルに戻しながらハルは小さく言う。
しかしその場から離れようとすると同時に腕を掴まれ、直後ハルの体はソファに組み敷かれていた。
「一八さ…っ、や、待って、ください…っ」
ハルは今までいつでも、どんな一八でも受け入れてきた。
しかしそんなハルが困惑するほど性急に、一八はハルの寝間着をはだけさせ下着を剥ぎ取る。
「…っ、や、あぁっ!」
直後全くと言っていいほど慣らされていないそこに熱の塊を捩じ込まれ、声を上げたハルの背が弓なりに反った。
「あ…っ、は、一八さ、ん、あぁ…っ!」
そのまま間髪入れず律動する一八に僅かな痛みを与えられ、苦しげな表情を浮かべながらハルは声を漏らす。
ただその表情はやはり少しの間だけで、ハルの中は徐々に熱く湿り気を帯び一八自身をきつく柔らかく締め付け始める。
一八だけに反応する昂められ始めた体は、そうなれば後は上り詰めるだけだった。
「…っ、一八、さん…っ!あ、あぁ…っ!!」
びくんっと震えたハルの足がテーブルを蹴り、酒のボトルが派手な音を立てて倒れる。
するとハルの中から一旦出た一八がそのボトルを手に取り、その間に荒い息を整えるようにハルは体を丸めた。
「あ…っ、」
一八はその腰を強引に抱き寄せ、ソファからずり落ちそうな体を支えながら今度は後ろから突き挿れた。
「ゃ、ああ…っ!…あ、かず、…っ!」
激しく抽挿を繰り返しながら一八は、白い背中に覆い被さるように何度も口づけを落とし舌を這わせる。
ハルはともすると叫び声を上げてしまいそうな口を自ら塞ぐように、ソファの背もたれに顔を埋めた。
「ゃ、…っ、」
一八はそんなハルの片腕をぐっと引き上げ体を起こさせると、もう片方の手で顎を掴みその顔を自分の方へ向けさせる。
そのまま重ねられた唇からハルの口内に液体が流し込まれた。
「…っん…」
灼けるような感覚を残しハルの喉を滑り降りていったそれは、先ほどまで一八が飲んでいた酒だった。
強いアルコールの刺激にむせそうになるが、一八はそれすらも赦さない。
「ぁ…っ、やぁ…っ」
後ろから両の膨らみを揉みしだき先端をきつく摘み上げながら、さらにハルを追い上げていく。
「ああっ、あっ、あっ、や、…っ、…だ、めぇ…っ!」
強く体を揺さぶられながらびくびくと体を痙攣させ、ハルは再び絶頂へと導かれた。
そのままぐったりと崩折れる細い体を、しかし一八は休む間も与えず抱き上げてベッドへ運ぶ。
「…お願、少しだけ…っ、」
どさりと体を投げ出されたハルは、その上に覆い被さる一八に少しだけ休ませて欲しいと懇願するように手を伸ばした。
しかしその手を絡めとった一八はそれをハルの顔の横に貼り付け、腰で腰を持ち上げるようにその中を突き抉る。
「ああぁっ、…一八さ、ん、…あ、や、あぁ…っ!」
合わさった恥骨に敏感な陰核を擦り上げられ熱い舌先に胸の頂を転がされれば、身動きもとれないまま声を上げることしかできないハル。
そのまま子宮までも突き上げるようにがつがつといつも以上に容赦なく突かれ、鈍い痛みのような初めての感覚に眉根を寄せた。
僅かにつらそうなその表情に一八は気付いてはいた。
しかし自分を見つめる涙で潤んだ瞳や小さく名を呼ぶ声、顔を歪めながらもなお強く締め付けるハル自身――…
それらハルの全てが一八の理性を削り取っていくというのに、手加減などできるわけがない。
角度を変え体位を変えながら一八は、自らの欲をハルにぶつけ続けた。
「…あ、は、ぁ…っ、かず、や、さ…ん、…あぁ…っ!!」
何度果てても解放されない体は限界に近付き、その中は一八の精を搾り取るかのように強く収縮を繰り返す。
そして抗えない絶頂の波に巻き込まれながらハルは、その意識をゆっくりと手放した…。
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