夢でも一緒に
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あたしの彼芥川慈郎くんは、ひとつ年上の氷帝学園の3年生。
あたしはジロちゃんって呼んでるけどね。
そのジロちゃんと付き合い始めて三ヶ月が過ぎた。
今日は初めてジロちゃんのおうちへ遊びに行くことになってる。
ここまであたしたちの間にあったのは手をつなぐこととキスだけ。
だから今日は――…少しだけ期待しても、いいよね?
ジロちゃんの部屋ではおやつを食べながらおしゃべりしたり、DVDを見たり。
「あ、ねえ!ジロちゃんのアルバム見たい!」
「うん、いいよー」
あたしのリクエストに応えて初等部の頃のアルバムを見せてもらったり。
「きゃあ、ジロちゃん可愛いー!」
三年前のまだまだ幼さの残るジロちゃんに感激しつつ、クラス毎の写真の中の小さなジロちゃんを見つけては
「ここにもジロちゃんがいるよ」
なんて報告する。
「あ、ねぇここにも…、!」
何度目かの報告の時、振り返ったらジロちゃんが思いのほか近いことに少し驚く。
けど、驚いただけだから…近付くジロちゃんの唇をあたしはいつものように受け入れた。
だけど今日は、どこか違う…?
重なる唇、優しく体に回される腕。
その力が少し強くなって…少しずつ深くなっていくキス。
「、は…っ、ぁ…」
さらに深く…求めるように舌を絡め取られ、あたしはただ必死にそれに応える。
いつもと違うキス。
いつもと違う力。
いつもと違う、ジロちゃん。
…体が、熱くなる――。
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