ラブ・チャージ
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最近峯さんに逢ってないなぁ、と鳴らない携帯を見ながら想羅はぼんやりと思う。
半年前、想羅が会長を務める覇道会は東城会と同盟を結んだ。
峯とはその時に出逢い、以降恋人として付き合っている。
しかし峯は東城会若頭補佐であると同時に白峯会会長でもあり、いつでも大吾や想羅以上に日々忙しく動き回っていた。
そのため大吾に用があって出向いた東城会本部に峯が来ていることがあっても、分刻みのスケジュールの峯と話せる時間は多くなかった。
「…峯さん、絶対無理してるよね…」
そんなことを呟きながらソファの上でごろごろしていた想羅だったが、次の瞬間がばっと体を起こす。
「そっか、逢いたかったら逢いに行けばいいんじゃん!」
そのまま上着をひっつかみ、想羅は部屋を飛び出した。
***
「しっつれいしまーす!逢いに来ちゃったよ、峯さん!」
来客中でないことだけ確かめた上で、想羅は白峯会会長室へ飛び込んだ。
「想羅さん!?」
珍しく驚きを露わにし、峯が立ち上がる。
そんな峯につかつかと歩み寄り見上げた想羅は、
「ほらやっぱり疲れた顔してる。全然休んでないでしょ、ちょっと仕事しすぎだよ峯さん」
そう言って頬を膨らませた。
「すみません想羅さん…この所本当に忙しくて、連絡もままならずに…」
「そんなことはいいの!でも今日はもう仕事やめて呑みにでも行こ?ってボクはまだ呑めないけど、お付き合いくらいできるからさ」
申し訳なさそうな峯の言葉を遮って言いながら想羅は、会長室に備え付けられたサンドバッグに向かった。
「あなたはいつも元気ですね」
普通の女の子では出せない音を立てながらサンドバッグを叩く想羅を、峯は後ろから抱きしめた。
「その元気を、俺に分けてくれませんか」
不意打ちのように突然強く抱きしめられ身動きできなくなってしまった想羅は、いいよ、と小さく答えることしかできない。
峯はほっとしたように息を吐き、ショートヘアの首元に唇を寄せながら想羅の服をゆっくりと脱がした。
そして、露わになった背中に静かに口づける。
「太陽を神格化したとされる天照大御神…明るく元気いっぱいのあなたに本当にぴったりですね」
本当はそれだけじゃない、つらくても笑ったりしてしまうような性格なのを理解している峯がそれでも想羅の強い部分を求めることで、峯がどれだけ疲れているかを知る想羅。
今はされるがままに身を委ねようと決めると、直後その体は浮き上がり仮眠用の小さな部屋へと運ばれた。
ベッドに下ろされて見上げた唇に峯のそれが重ねられ、滑りこむ舌に想羅が応える。
峯はそのままゆっくりと想羅の体に唇を滑らせた。
「…っ!」
小ぶりな胸を愛おしそうに包み込み先端を舌で弾くと、想羅の体はびくんと跳ねる。
小ぶりだが感度のいい、想羅がコンプレックスだと言うその胸は峯のお気に入りのひとつだった。
ピンク色の果実を舐め転がし紅い華をいくつも咲かせながら、峯は指先で想羅の中心に触れた。
「や、あ…そこ、は…っ!あ、あんっ!」
呑み込ませた指で中をかきまぜながら想羅のいい所を攻めれば、
「やだ、もうイっちゃ…あ、あぁっ!!」
声を上げながら想羅はまた体をびくんと跳ねさせた。
峯は満足げに口角を上げ、想羅の愛液に濡れた指先を舐める。
「峯、さん…」
その妖艶な仕草に目眩にも似た感覚を覚えながら想羅はねだった。
「もう、来て…?」
その言葉にもう一度口角を上げて服を脱ぎ捨て、峯は熱を持った自身を想羅のそこに宛がう。
「抑えきかなかったら、すみません」
ぽつりと言うと、ひと息に奥へとそれを呑み込ませた。
「――…っ!!」
「っ、相変わらずきついですね…」
背を反らした想羅の腰を掴んで呟いた峯は、そのまま抽挿を始める。
ゆっくりだったのは初めだけ、すぐにそれは強く早くなり想羅の奥を突き抉る。
「や、待って峯さ…激し、あ、ああぁ…っ!!」
イったばかりだった想羅はあっという間に昂められ、峯の激しい律動に何度も絶頂へと追い上げられた。
いやらしい水音と肌のぶつかる音が想羅の鼓膜を犯し、そのたび上がる想羅の嬌声が峯の気分を否応なく高揚させ続ける。
そして――…
「峯さ、みねさん…っ、ん、あぁ…っ!」
「、想羅…っ」
「ああ、みねさ、――…っ!!」
何度目かの想羅に合わせ、峯も自らの欲を想羅の中に吐き出した。
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