04:「お疲れさん」
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私の勤める職場は、年に数回異常なほどに忙しい時期がある。
午前様は当たり前、休みなんて当然ない。
それでも今日は少しだけ早く帰れたから、どうしても逢いたくて大吾の部屋まで来てしまった。
だけど大吾の部屋は居心地がよくてソファはふかふかで、あっという間に意識を持って行かれそうになる。
「全然逢えなくて、ごめんね…」
「気にすんな、この時期は仕方ないって分かってるから。それよりあんま無理すんなよ。寝れるなら寝ちまえ、そばにいるから」
肩を抱かれ優しく囁かれれば、大吾のぬくもりに包まれながら幸せな泉にゆっくりと沈んでいく。
「お疲れさん」
言葉と共に、額にやわらかなキスが落とされるのを感じながら。
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