01:「おはよ」
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カーテンの隙間から差し込む朝日が眩しい。
もう少し眠りたくてその隙間を閉じようと手を伸ばすけど、体に巻きついた腕に動きを制限されてしまう。
「どこ行くんだよ」
「どこにも行かないよ、カーテン閉めたいだけ」
寝起きの掠れた声に答えると少しだけ腕が緩められて、ようやくカーテンに手が届く。
でもその時、大吾ももう少し眠りたいんだなって思ったら何故かいたずら心に火が点いて、あたしは力いっぱいカーテンを開けてみた。
「…っ!」
眩しそうに布団をかぶろうとする大吾からそれを奪い、大きな体を組み敷く。
「おはよ、大吾」
不機嫌そうに見上げてくる大吾にあたしはにっこり笑って見せて、眉間のしわにちゅっとキスをした。
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