03:違う顔を見たくて
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「もっと…もっと突いて、義孝さ…っあ、んん…っ、あぁ…っ!」
峯の上で自らも腰をふりながら、熱に浮かされたように快感を貪る可那子。
その都度下から突き上げられる刺激に切なげに眉根を寄せ、悦びに体を震わせる。
普段の可那子からは決して想像できないその姿を満足げに見上げていた峯は、ふと動きを止めた。
「やだ、義孝さん…」
すると可那子は不満げにその名を呼び、鍛えられた逞しい胸を指先で撫でる。
直後、体を入れ替え可那子を組み敷いた峯は間髪入れず律動した。
「ああっ!あ、や…っ、あぁ、ああぁ…っ!!」
激しく突き抉られて与えられるどうにかなってしまいそうなほどの快感に、可那子は嬌声を上げ自分の中の峯をきゅうきゅうと締めつけた。
「よしたかさん、ん…、あ、そこ…もっと奥に…、ください…っ!」
そして狂おしいほどに峯を求め、何度も達する可那子。
峯はそんな可那子を相変わらず満足げに見つめながら、求められるままに腰を打ち付けた。
そうして限界まで昂められた可那子は、峯が白濁を吐き出すのに会わせて何度目か分からない絶頂に達し、そのまま意識を手放した――。
***
「すみません、また無理を」
言いながら峯は、小さく声を漏らして目を覚ました可那子の前髪を指先で梳く。
「、大丈夫、です…」
すると小さく答えた可那子は、恥ずかしそうに峯の胸に顔を埋めた。
それを優しく抱きとめながらふ、と笑った峯は、
「本当に…あなたはふたり存在するみたいですね」
そう言って髪に口づける。
「義孝さんが…っ、」
それを聞いた可那子が慌てたように顔を上げると、どこか楽しげに峯が訊き返す。
「…俺が?」
「義孝さんが…私に、教えたんですよ…?」
「そうですね」
「…っ、」
悪びれもせず答える峯に、可那子は不安げに問いかけた。
「…いやらしい女は、嫌いですか…?」
「まさか。どんどん俺好みに育ってくれて嬉しいですよ」
峯は一瞬目を見開いた後、にこりと笑って答える。
「それに、このギャップもたまらなくいいんです」
そしてそのまま可那子の胸もとに唇を寄せ、背中、くびれ、太ももへと手を滑らせた。
「や、義孝さん今日はもう…っ、」
弱々しく抵抗を見せる可那子だったが、中心に触れた指がゆっくりと埋め込まれていく感触にふるりと体を震わせた。
「もっと、見せてください…」
耳もとに囁かれた言葉は、甘い痺れを伴って可那子の体を侵食していく。
「あなたの、いつもと違う顔を――…」
違う顔を見たくて
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