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悩む鋼くん妄想(X投稿)

2024/03/18 19:55
鋼くんは大学の人間関係に悩んでいて、(どうしよう、荒船かカゲに相談しようか…)って思っている時に、「何か悩みがあるなら聞くよ?」って先輩に言われて、つい先輩に悩みを話してしまう。
先輩は話をうんうんと聞いてくれて、すぐに解決案を出してくれ、鋼くんは心が軽くなる。
(やっぱり先輩はすごいし優しい)と思いつつ、お茶でも飲もうか、と席を外した先輩を手伝おうと追うと、キッチンから先輩のため息と「困ったな…」という独り言が聞こえて来る。
それはあまり聞いたことのない呆れたような声色で、(先輩に甘えすぎて呆れられてしまった…!)と誤解しその場で固まってしまう鋼くん。いつもいつも悩んでばかりで1人で解決できない人間だと先輩を困らせてしまっただろうか…等。
お茶を淹れてキッチンから出てきた先輩に「わっ、鋼どうしたの!?」って言われるまでその場でぐるぐるしてる鋼くん。

でも真実は、今回は我慢しようと思ったのに、鋼に一番に相談して欲しくてつい聞いちゃった。独占欲なのかなあ「困ったな…」という先輩自身への呆れなのでした。

少しの間拗れてもいいけど、すぐに鋼くんの異変に気づいた先輩に、聞いてしまったことを白状させられて、「そ、それはね…」と真実を聞いて2人で照れ照れするのもいい。

先輩を好きになった鋼くんは出来るだけ先輩に格好悪いところを見せたくなくて(任務関連以外は)相談しないようにするけど、先輩はむしろどんどん相談してほしいと思っていて、だけど余計なお世話かな…と悩んでいる。ふたりともかわいい。



誤解が解けて、「嫌じゃなければ、なるべくぼくに相談してくれると嬉しいな」と言われた鋼くん。
嫌なわけがないので、先輩の状況も見つつ相談をするようになる。
ある時、また大学の人間関係で悩んでいるという鋼くん。
先輩は(鋼は周りに気をつかうから悩みもたくさんあるんだろうなあ)と思いつつ聞いていくと、どうも雲行きが怪しい。
「え、ちょ、ちょっとまって鋼。それって全部その彼が鋼にしてることなんだよね?」
「はい、そうです」
「……」
鋼くんは、距離感の近いぐいぐいくる友人(男)にうまく対応できなくて友人として不甲斐ないと悩んでいたのだけど、先輩からしたらそれは明らかに口説かれてるとしか思えない。そうでなくとも友人にする態度や言動ではない。
(でも鋼は気づいてない…どうしよう)と珍しく悩む先輩。下手に刺激をして友人関係を壊したくない。だけどそのままにしておくわけにもいかない。
どう伝えよう…と考えていると、「すみません、何かまずいこと言いましたか?」と不安げに覗き込んでくる鋼くんを見て、無防備すぎる!やっぱりはっきり言わなきゃ!と、「鋼、彼は多分鋼のことが好きなんだよ」と思い切って伝える。
「え!?」と目を白黒させてる鋼くんの両手を握って、目を見て真剣な声で、
「本来ぼくから言うべきではないと思うけど、ぼくは鋼の彼氏だからね…やっぱり心配だからはっきり伝えるね」と言う先輩。
鋼くんはまだピンときてないけど、はっとして、「オ、オレ、浮気はしてません!」と叫ぶ。
それに先輩は気が抜けたように笑って、「あはは、その心配はしてないよ、大丈夫」って優しく頭と耳の辺りを撫でる。
「でも、何があるかわからないから」と言ってそっとおでこに口付ける。
「気をつけて欲しいな」と微笑まれて、さっきまでの悩みなど吹っ飛ぶぐらい顔を真っ赤にさせてぶんぶん頭を縦に振る鋼くん。

その後、先輩(か誰か)の力により、鋼くんにはラブラブな恋人がいるということが大学中に知れ渡り、その彼の態度も落ち着いて、鋼くんの悩みもなくなるのでした。
失恋してしまった彼は、鋼くんの鈍さにつけ込んでいたところはあるけれど、根は優しい人なので、幸せな関係を壊してまで自分をアピールしないしそこまで鋼くんを困らせない男。

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