晩秋の雑想

昨年の十月からダイエットに着手した。肥満によって、内臓に悪影響が出始めたからだ。

ダイエット開始前、どのぐらい太っていたかというと、推しのプロ野球選手よりも体重が多かった。筋肉質なアスリートとは違い、わたしの場合はほぼ脂肪である。情けない。

肥満により健康を害したのはもちろん、推しよりも体重が重いという残酷な事実がわたしのやる気に火をつけた。かくして、ひとりのダイエッターが爆誕した。

毎日一時間のウォーキング。カロリーコントロール。食べること以外のストレスコーピング探し。やれることは、みんなやった。

約一年間がんばった結果、BMIの正常値におさまる程度に体重が減った。周囲から「痩せたね」と言われることが多くなった。服のサイズがダウンした。

しかし、気を抜くとすぐに体重が増えてしまう。
ダイエットはわたしにとって永遠の課題なのだった。

いま食べたいものを挙げれば、ポテトチップス、焼肉、スパゲッティといった脂っこいものの名前が並ぶ。
甘いものも大好きだ。先日、チートデイと称してティラミスを食べた。大変美味だった。

わたしは太るべくして太っている。運動ぎらいで高カロリーの食べ物を好むからだ。こういった人間は意識してダイエットに励まなければ、体重がどこまでも増加する。

痩せている人を観察すると、彼/彼女はファミレスのドリンクバーではウーロン茶といったシュガーレス飲料を頼み、惣菜パンのような脂っこいものは絶対に口にしない。日常生活での積み重ねが、わたしのようなおポチャとは違う。

また、痩身の方は美意識の塊でもある。
友人Aはスリムなのに、ダイエット中である。彼女はともかく自分に厳しい。ラーメンは半分残す。デザートはまったく食べない。そんなストイックな生活を何ヶ月も続けている。

友人Aの意志の強さには、畏怖の念すら覚える。綺麗な人は何もせずに綺麗なのではなく、日々努力を重ねているのだ。

それに比べて、わたしは弱い。
体重が500グラム増加しただけで、「どうせ自分はデブなんだ」と世をはかなみ、ヤケ食いに走ってしまう。

目標体重まで、あと3キロある。
年内中に減量を果たしたいところだが、今日はウォーキングをサボってしまった。

恥部をさらすようなエッセイを書いたのは、自分の尻を叩くためだ。わたしよ。友人Aというお手本がいるのだから、もっと真面目に頑張りなさい。

年末にダイエットが成功したことを報告するエッセイが書けますように。努力あるのみ。
「自分もダイエッターですよ」という読者さま。
一緒にがんばりましょう!
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