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猛暑の原因

「…というわけだ。タイルターのこの異常現象をなんとかするぞ」

「この暑さ異常だもんね…」

「早くなんとかしないと皆さん溶けますぜい」

ツムジの城からカラムに戻り仕事内容を伝えるデイタ。
カラムの一員、ツルギとラッスターも暑さでぐったりしている。

「…離れてくれないと仕事できないんだが」

「カヌヤ…」

「「それは無理な相談だね(ですぜい)」」

そしてもう一人、カヌヤもカラムの一員である。
暑さに耐えられないツルギとラッスターは氷の民であるカヌヤに引っ付いていた。

「いやぁ、氷の民ってすごいよね。こんなに暑いのに体が冷たいだなんて」

「熱かったら氷が溶けちゃいますぜ。ねー」

「ねー…じゃないわ、馬鹿者!貴様らのおかげでこっちは火傷しそうなくらいに暑いわ!」

耐えられなくなったカヌヤは二人を振り払おうとする。
そして振り回されても逆に楽しんで離れようとしない二人。
カヌヤが可哀想で見ていられなくなったデイタは二人をカヌヤから剥がす。
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