ドゴーン！！！

「ジュラア！何事だ！！」

激しい爆音が響き渡り、責任者が慌てて爆音の元へ駆け寄る。
そこには…

「にしし！爆発したな！」

「にしし！じゃねぇーよ！！俺を殺す気か？」

激しい電流を身に纏ったファボとボロボロのジュラアの姿があった。

「…こ、これは……」

「大成功だな！にっしっしっし」

「当たり前だ。この俺が失敗するはずないだろ」

「そうだな！さすがはオイラの親友！」

眩しい笑顔と共にジュラアと握手するファボ。
ジュラアも満足そうに笑い握手を交わす。

「どういうことだ？ジュラア」

「あ。クソ責任者！」

「よお。見ての通りだ、クソ責任者」

「…まさか…ラグー様の意思に背いたのか…？」

頭を抱える責任者。
そんな責任者の肩を叩くファボ。

「大丈夫大丈夫！心があっても強くなれるってことをラグーに認めさせればいいんだろ？」

「そういう話じゃぐふっ！」

「余裕な話だな」

責任者を気絶させるジュラア。
楽しそうに笑い合う二人。

「よし！ジュラア！タイルター一の最強になるために旅に出よう！」

「あぁ。面白い」

こうして二人の無謀ともいえるような旅が始まった。