ご都合主義はお好き?
(2016/05/23)
「こう云うのってご都合主義だよねえ」
「あ?」
寝室から唐突に聞こえたのは太宰の声だ。隣室に居た中也はひょいと室内を覗き込んだ。寝台にごろんと黒い外套のまま寝そべっている太宰の手元に在るのは今流行りの小説だ。確か題は――何と云ったか。中也も尾崎から借りただけだったのであまり詳しくはなかった。恐らくサイドテーブルに無造作に置いていたのを、太宰が勝手に手に取ったのだろう。その頁を詰まらなさそうに捲りながら、太宰は指折り数える。
「だってそうでしょ。意中の女性の零れ落ちた涙が頬に中って目が覚める、何なら女性のキスを直接唇に受けて目が覚める。瀕死の主人公が? 白雪姫じゃあるまいしさあ」太宰はそこまで云い切って、乱暴に小説を閉じて放り投げた。その、半分包帯に隠れた顔はひどく不機嫌そうだ。「人間、死ぬときは完璧に死ぬものだよ。疑問の余地無くね。そこに慈悲も何も無いでしょ。愛の力で蘇生なんて、おかしいったらない。そう思わない?」
本人は至極冷静に正論を説いている積りなのだろうが、その饒舌さが冷静さを欠いていることを雄弁に物語っていた。何をそんなに荒れてんだか。中也はやれやれと一つ息を吐いて――
「俺にしてみりゃ手前が当然のように俺の家に居座ってることの方がおかしいったらねえし寝台に寝るなら外套くらい脱げオラ」
太宰を寝台から蹴り出した。ばきっと太宰の体から人体が出してはいけない音がしたような気がしたが知ったことではない。ふぎゃっと間抜けな悲鳴が聞こえたのも。当たり前だ、自宅にこの男を呼んだ覚えも無ければつい数十分前の帰宅時に影さえ見かけた覚えも無かった。なのになんで此奴が此処に居る。キィと乾いた音にそちらを見れば施錠した筈の窓が微かに風で揺れていて、そして太宰の足元は見事に土足だった。不法侵入だ。サツに突き出してやろうか。
「でも中也はこう云うの好きでしょ」
声のした方を睥睨する。床と一体になったかと思われた姿勢から太宰がよろよろと立ち上がる。
質問の意図が掴めない。
いや、質問、と云うか。妙に確信を持ったその断言。
「『こう云うの』?」
って何だよ。
言外に問うと、太宰はちらと胡乱げな視線を此方にやって、それから一つ溜め息を吐いた。
「愛の力とか、奇跡の力とか、そう云うのが報われるの。好きでしょ」
謂れの無い云い掛かりに片眉が跳ね上がるのを感じる。太宰は此方にもう目も呉れず、だから君とは趣味が合わないんだ……とぶつぶつと腰を擦りながら呻くだけだ。そんな浮かれた内容の小説を、中也の持ち物だと思っているのだろうか。莫ッ迦、それ俺のじゃねえよ――云い掛けた言葉を中也はすんでのところで飲み込む。観察眼に優れたこの男のことだ。本の状態から、それが借り物だと判らない筈も無いのだ。或いはそれが尾崎紅葉の持ち物であると一瞥で見抜きすらしたかも知れない。
ならまさか、俺がそんなもん好きだと思ってんのか? 本気で?
冗談じゃない。そんな誤解をされたままでは、堪ったものではなかった。
中也だって、ご都合主義なんて信じちゃいない。
「……別に、好きでもなんでもねえよ」
ただ――ムキになって否定するのも少しおかしい気がして、結局ぽつりと呟くのみに留まった。
太宰もふぅん、と興味無さげに頷くだけだった。
◇ ◇ ◇
そう、中也はそんな論理の神の気が触れたような展開は別に好きでもなんでもない。
ただ、現実には起こり得ない出来事なのだから、フィクションの中でくらいならまあ善いんじゃねえのと思うくらいで。
「……大体、ご都合主義なんざ莫迦げてるだろ」
手元の錠剤を弄びながら、一つ皮肉げに笑う。目の前に横たわる男は、何も返事をしないまま、ひっそりと沈黙を保っている。
「太宰」
その名を呼ぶ。
けれどその呼び掛けに対して返事は無い。
寝台に横たわった太宰の口は、引き結ばれたままだ。
言葉も――呼吸さえも口にしないで。
ただ固く目を閉じている。
寝室の外では騒々しい襲撃の音が未だ続いていた。中也の部下がこの屋敷をアジトにしていた麻薬組織の殲滅を行っているのだ。荒々しい怒声は味方のもので、絞り出すような悲鳴は敵のもの。肉を銃弾に散らして絶命する音も。それが壁一枚隔てた向こう側で展開されている。
けれど部屋の中はひどく静かだった。
一人分の、呼吸が響く。
「……」
中也はふわりと掛けられていたシーツを捲った。その下から現れた太宰の手足は固く縄で縛られている。肌に擦り切れたような赤い痕が有るから、一応抵抗はしたんだろう。死にたがりのくせに、宗旨替えでもしたんだろうか。砂色の外套がらしくなく乱れていたから、似合ってねえなあ、と思った。だから拘束を解くついでに、それを適当に脱がせてやった。寝台に寝かせるんなら、外套くらい脱がしてやっても善かったろうに。
拘束したまま、寝台に寝かせて。こんな、無理矢理毒を盛るくらいなら。
「太宰」
呼ぶけれど、矢張り返事は無いままだ。
肌も唇も、驚くほど透き通って温度を失っている。
何時も絞めるみたいに首に手をやってみても、脈も動いていないし。
生きているときにはよく回っていた口が、今はぴくりとも動かない。
「……。死んだのか。太宰……」
口にすると、その事実がいよいよ現実味を帯びて、なんとも云えない気分になった。何時かはこうなるだろうと思っていた。この元相棒は死にたがりではあったが、それが原因で死ねない程度には不運だった。だから簡単には死ねないだろうと思っていた。ただ、その不運さが祟って、死にたくないと願った瞬間に呆気無く死んでしまうような気もしていた。
こんな風に。
「案外、呆気無かったな」
死んだように眠る――否、眠るように死んでいる太宰を、鼻で笑って莫迦にする。けれどもう、それに応える声は無い。
「一つ云い忘れてたが」
そっと黒い蓬髪を、生気を失った頬から払ってやる。顕になるのは病的なまでに白い肌だ。何か企む笑いを見せることも無く、不機嫌そうに歪められることも無い、穏やかな表情。
此処に中也の知っている太宰は居ない。
「俺はご都合主義なんざ、これっぽっちも信じちゃいねえんだよ」
それなのに――死んでいると判っているのに話し掛けてしまうのは、太宰の死体があんまりにもきれいで、ただ眠っているようだったからだ、きっと。何時もみたいに、ぱちりと目を覚ますような気がしていた。その鳶色の目に中也の姿を映して、「また死ねなかったの」と呟くような気が。
そんな訳が無いのに。
「……そうだな、手前の云う通りだ。人間、死ぬときは完璧に死ぬ。疑問の余地無く。そこに慈悲も何も在ったもんじゃねえ。だから」
ぷち、と解毒剤の錠剤を手の平に出す。サイドテーブルの水を煽ろうとして。
少し笑った。
「だから、俺のこれはまったくもって無駄なことだし――俺がこんなことしたって、手前はきっと死んだままだよ。太宰」
誰共作しに呟いて、錠剤を口に含み、そっと太宰に口付けた。
太宰の唇は体温が無かった。触れた部分から熱を無理矢理に舌でこじ開けて、錠剤と水を口の中へと流し込む。太宰の口内は弛緩しきっていて、何の反応も得られなかった。何時もなら舌を中也に絡ませて、息を切らして、上擦った声で中也、と呼ぶそれが今日は無い。それが何故だか少しだけ、中也の胸を苦しめた。
死人相手に、何をやってんだ俺は。虚しさに自嘲しながら、中也はひとり、抱くように頭を支えて太宰の奥を深く愛撫するように口付ける。そっと脈の無い心臓部に手を添えて。喉の奥に錠剤を押し込んで、なんとか太宰の体内へと流し込む。
「……は、」
解毒剤が舌の届かない処まで流れていったのを見届けて、中也はそっと唇を離した。一人分の唾液が糸を引いて口の端を濡らした。口元を拭う。嗚呼、ご都合主義なんざ、莫迦莫迦しい。
「そう思わねえか? 太宰」
ぴく、と睫毛が震えた。かと思うと、ゆっくりと瞼が開く。
ぼんやりと、視線が彷徨って。
唇がほんの少し、薄く開いた。
「……珍しく、意見が合うなァ……」
それから漸く焦点を結んだ鳶色の瞳と目が合った。その表面に、中也自身の不機嫌な顔が映る。ち、と思わず舌打ちした。太宰がふふ、と綻ぶような笑みを見せたからだ。
「でも、矢っ張り中也はこう云うの好きでしょ……趣味が合わないんだよ……。あーあ、折角死ねたと思ったのに……」
「煩えな。ざまあみやがれ、勝手に死んでんじゃねえぞ」
カツ、と靴を鳴らして立ち上がる。何時の間にか部屋の外の銃声も止んでいた。ならばこんな処にもう用は無い。外套を翻して太宰に背を向ける。ふわ、と欠伸をする太宰も特に引き止めようとはしない。
そう、気分が悪いのはお互い様だ。
俺が信じてねえっつってんのに、手前は実現しちまいやがるんだから。
「……俺はご都合主義なんざ、別に好きでも何でもねえよ」
「こう云うのってご都合主義だよねえ」
「あ?」
寝室から唐突に聞こえたのは太宰の声だ。隣室に居た中也はひょいと室内を覗き込んだ。寝台にごろんと黒い外套のまま寝そべっている太宰の手元に在るのは今流行りの小説だ。確か題は――何と云ったか。中也も尾崎から借りただけだったのであまり詳しくはなかった。恐らくサイドテーブルに無造作に置いていたのを、太宰が勝手に手に取ったのだろう。その頁を詰まらなさそうに捲りながら、太宰は指折り数える。
「だってそうでしょ。意中の女性の零れ落ちた涙が頬に中って目が覚める、何なら女性のキスを直接唇に受けて目が覚める。瀕死の主人公が? 白雪姫じゃあるまいしさあ」太宰はそこまで云い切って、乱暴に小説を閉じて放り投げた。その、半分包帯に隠れた顔はひどく不機嫌そうだ。「人間、死ぬときは完璧に死ぬものだよ。疑問の余地無くね。そこに慈悲も何も無いでしょ。愛の力で蘇生なんて、おかしいったらない。そう思わない?」
本人は至極冷静に正論を説いている積りなのだろうが、その饒舌さが冷静さを欠いていることを雄弁に物語っていた。何をそんなに荒れてんだか。中也はやれやれと一つ息を吐いて――
「俺にしてみりゃ手前が当然のように俺の家に居座ってることの方がおかしいったらねえし寝台に寝るなら外套くらい脱げオラ」
太宰を寝台から蹴り出した。ばきっと太宰の体から人体が出してはいけない音がしたような気がしたが知ったことではない。ふぎゃっと間抜けな悲鳴が聞こえたのも。当たり前だ、自宅にこの男を呼んだ覚えも無ければつい数十分前の帰宅時に影さえ見かけた覚えも無かった。なのになんで此奴が此処に居る。キィと乾いた音にそちらを見れば施錠した筈の窓が微かに風で揺れていて、そして太宰の足元は見事に土足だった。不法侵入だ。サツに突き出してやろうか。
「でも中也はこう云うの好きでしょ」
声のした方を睥睨する。床と一体になったかと思われた姿勢から太宰がよろよろと立ち上がる。
質問の意図が掴めない。
いや、質問、と云うか。妙に確信を持ったその断言。
「『こう云うの』?」
って何だよ。
言外に問うと、太宰はちらと胡乱げな視線を此方にやって、それから一つ溜め息を吐いた。
「愛の力とか、奇跡の力とか、そう云うのが報われるの。好きでしょ」
謂れの無い云い掛かりに片眉が跳ね上がるのを感じる。太宰は此方にもう目も呉れず、だから君とは趣味が合わないんだ……とぶつぶつと腰を擦りながら呻くだけだ。そんな浮かれた内容の小説を、中也の持ち物だと思っているのだろうか。莫ッ迦、それ俺のじゃねえよ――云い掛けた言葉を中也はすんでのところで飲み込む。観察眼に優れたこの男のことだ。本の状態から、それが借り物だと判らない筈も無いのだ。或いはそれが尾崎紅葉の持ち物であると一瞥で見抜きすらしたかも知れない。
ならまさか、俺がそんなもん好きだと思ってんのか? 本気で?
冗談じゃない。そんな誤解をされたままでは、堪ったものではなかった。
中也だって、ご都合主義なんて信じちゃいない。
「……別に、好きでもなんでもねえよ」
ただ――ムキになって否定するのも少しおかしい気がして、結局ぽつりと呟くのみに留まった。
太宰もふぅん、と興味無さげに頷くだけだった。
◇ ◇ ◇
そう、中也はそんな論理の神の気が触れたような展開は別に好きでもなんでもない。
ただ、現実には起こり得ない出来事なのだから、フィクションの中でくらいならまあ善いんじゃねえのと思うくらいで。
「……大体、ご都合主義なんざ莫迦げてるだろ」
手元の錠剤を弄びながら、一つ皮肉げに笑う。目の前に横たわる男は、何も返事をしないまま、ひっそりと沈黙を保っている。
「太宰」
その名を呼ぶ。
けれどその呼び掛けに対して返事は無い。
寝台に横たわった太宰の口は、引き結ばれたままだ。
言葉も――呼吸さえも口にしないで。
ただ固く目を閉じている。
寝室の外では騒々しい襲撃の音が未だ続いていた。中也の部下がこの屋敷をアジトにしていた麻薬組織の殲滅を行っているのだ。荒々しい怒声は味方のもので、絞り出すような悲鳴は敵のもの。肉を銃弾に散らして絶命する音も。それが壁一枚隔てた向こう側で展開されている。
けれど部屋の中はひどく静かだった。
一人分の、呼吸が響く。
「……」
中也はふわりと掛けられていたシーツを捲った。その下から現れた太宰の手足は固く縄で縛られている。肌に擦り切れたような赤い痕が有るから、一応抵抗はしたんだろう。死にたがりのくせに、宗旨替えでもしたんだろうか。砂色の外套がらしくなく乱れていたから、似合ってねえなあ、と思った。だから拘束を解くついでに、それを適当に脱がせてやった。寝台に寝かせるんなら、外套くらい脱がしてやっても善かったろうに。
拘束したまま、寝台に寝かせて。こんな、無理矢理毒を盛るくらいなら。
「太宰」
呼ぶけれど、矢張り返事は無いままだ。
肌も唇も、驚くほど透き通って温度を失っている。
何時も絞めるみたいに首に手をやってみても、脈も動いていないし。
生きているときにはよく回っていた口が、今はぴくりとも動かない。
「……。死んだのか。太宰……」
口にすると、その事実がいよいよ現実味を帯びて、なんとも云えない気分になった。何時かはこうなるだろうと思っていた。この元相棒は死にたがりではあったが、それが原因で死ねない程度には不運だった。だから簡単には死ねないだろうと思っていた。ただ、その不運さが祟って、死にたくないと願った瞬間に呆気無く死んでしまうような気もしていた。
こんな風に。
「案外、呆気無かったな」
死んだように眠る――否、眠るように死んでいる太宰を、鼻で笑って莫迦にする。けれどもう、それに応える声は無い。
「一つ云い忘れてたが」
そっと黒い蓬髪を、生気を失った頬から払ってやる。顕になるのは病的なまでに白い肌だ。何か企む笑いを見せることも無く、不機嫌そうに歪められることも無い、穏やかな表情。
此処に中也の知っている太宰は居ない。
「俺はご都合主義なんざ、これっぽっちも信じちゃいねえんだよ」
それなのに――死んでいると判っているのに話し掛けてしまうのは、太宰の死体があんまりにもきれいで、ただ眠っているようだったからだ、きっと。何時もみたいに、ぱちりと目を覚ますような気がしていた。その鳶色の目に中也の姿を映して、「また死ねなかったの」と呟くような気が。
そんな訳が無いのに。
「……そうだな、手前の云う通りだ。人間、死ぬときは完璧に死ぬ。疑問の余地無く。そこに慈悲も何も在ったもんじゃねえ。だから」
ぷち、と解毒剤の錠剤を手の平に出す。サイドテーブルの水を煽ろうとして。
少し笑った。
「だから、俺のこれはまったくもって無駄なことだし――俺がこんなことしたって、手前はきっと死んだままだよ。太宰」
誰共作しに呟いて、錠剤を口に含み、そっと太宰に口付けた。
太宰の唇は体温が無かった。触れた部分から熱を無理矢理に舌でこじ開けて、錠剤と水を口の中へと流し込む。太宰の口内は弛緩しきっていて、何の反応も得られなかった。何時もなら舌を中也に絡ませて、息を切らして、上擦った声で中也、と呼ぶそれが今日は無い。それが何故だか少しだけ、中也の胸を苦しめた。
死人相手に、何をやってんだ俺は。虚しさに自嘲しながら、中也はひとり、抱くように頭を支えて太宰の奥を深く愛撫するように口付ける。そっと脈の無い心臓部に手を添えて。喉の奥に錠剤を押し込んで、なんとか太宰の体内へと流し込む。
「……は、」
解毒剤が舌の届かない処まで流れていったのを見届けて、中也はそっと唇を離した。一人分の唾液が糸を引いて口の端を濡らした。口元を拭う。嗚呼、ご都合主義なんざ、莫迦莫迦しい。
「そう思わねえか? 太宰」
ぴく、と睫毛が震えた。かと思うと、ゆっくりと瞼が開く。
ぼんやりと、視線が彷徨って。
唇がほんの少し、薄く開いた。
「……珍しく、意見が合うなァ……」
それから漸く焦点を結んだ鳶色の瞳と目が合った。その表面に、中也自身の不機嫌な顔が映る。ち、と思わず舌打ちした。太宰がふふ、と綻ぶような笑みを見せたからだ。
「でも、矢っ張り中也はこう云うの好きでしょ……趣味が合わないんだよ……。あーあ、折角死ねたと思ったのに……」
「煩えな。ざまあみやがれ、勝手に死んでんじゃねえぞ」
カツ、と靴を鳴らして立ち上がる。何時の間にか部屋の外の銃声も止んでいた。ならばこんな処にもう用は無い。外套を翻して太宰に背を向ける。ふわ、と欠伸をする太宰も特に引き止めようとはしない。
そう、気分が悪いのはお互い様だ。
俺が信じてねえっつってんのに、手前は実現しちまいやがるんだから。
「……俺はご都合主義なんざ、別に好きでも何でもねえよ」
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