はぁ…どうしようかなあ…。



（皆、各々アローラを満喫しているみたいだし…。僕だけ出遅れちゃったなあ……何か、やることを見つけられたらいいんだけど。）
どけーっ！どくのだ！ミーのおとおりなのだーっ！
…ん？



うわああああーーッ！？


ドンッ！


う…うう…。
おい、おまえ、いきてるか！？
……。
…むう、しかたないのだ。ケンタロス、こいつをきゅうでんまではこぶのだ。


×××


……。

――おまえ………る……のだ……。

（声がする……僕を呼んでいる…？）


おきるのだーーッ！
わ、わあっ！？
やっとおきたのだ。かんだいなミーじゃなきゃ、ろうやいきなのだ。
す、すみません……。
（あれ？……僕…ケンタロスにひかれて…。）
？
（そうだ、この子は確か、ケンタロスに乗っていた……。）

無事で良かったわ。痛いところはない？
…あなたは…？
私はジョティス。この子のママなの。
僕はリルタと言います。すみません、お世話になってしまって…。
いいのよ。それより、うちのロアがごめんなさいね。まだケンタロスに乗り慣れていないみたいで。
いえ、僕は大丈夫ですから。お気になさらないでください。
ママ！こんなダメガネにあやまるひつようなんてないのだ。ぼーっとしてたダメガネがわるいのだ。
（だ…ダメガネ…！うう…ついに子供にまで言われるなんて……。）
ロア、そんな言い方をしてはいけません。こういう時は「ごめんなさい」でしょう？
いやなのだ！ミーはわるくないのだっ！
……ロア？
う……っ！
（す…凄い迫力です……。）
……ごめんなさい…なのだ。
はい、よくできました。リルタさん、狭いところですけれど、好きなだけゆっくりしていって頂戴ね？
ありがとうございます…あはは……。
そうだわ、ロア。リルタさんに宮殿を案内してあげてはどうかしら？
どうしてミーが……。
リルタさんにお会いできたのもアローラの守り神のお導きがあったがあったからこそ。ご縁は大切にしなくてはね？
むぅ…わかったのだ。
リルタさん。ロアをよろしくね？
は、はい！