お手上げ
でさ、ハニーってもう、本当に可愛いんだよ~!ちゅーで起こしてくれたりさあ~寂しいとちょんちょんってお腹を突っついてくるんだ~。
……兄さん。その話、もう10回は聞いているんですが。
あれ、そうだっけ?まあ細かいことはいいじゃないか。俺はハニーをそれだけ愛してるってことさ!
……。
そういえばお前にはいい相手いないのか?そういう話を一度も聞いたことないが……。
いるにはいますよ。結婚の予定も、一応。
マジか!?一体いつの間に決めたんだ?
いい出会いがありましてね。結婚するのも悪くないと思ったんですよ。ただ、これが少々、手こずりそうな案件でして。
手こずる?人妻とかか~?(まさかな)
まあ、当たらずとも遠からずといったところでしょうか。
えっ。
アンヌ・シャルロワ……丁度、20歳下の女性です。少女という方がしっくりくるかもしれませんね。
しかも幼な妻!?
フフッ(笑)
えっ、ちょ。お前……ろりk
バキュン!(発砲)
……。
ああすみません。うっかり、手が滑ってしまいました。
(銃口を向けながら)
ゴメンナサイお願いだからその拳銃引っ込めて。
嫌だなあ、兄さん。大事な大事な家族である実の兄を狙撃するわけないじゃないですか。ジョークですよ。
な、なかなか、良い演技だったぜ……。もう少しでちびりそうだった……。
ははっ、随分とオーバーなリアクションですね。まるで寝床でガブリアスに出会ったかのような反応だ。
(ガブリアスより怖いけどな……。)
(拳銃をしまう)
とまあ、俺は欲しいと思ったモノは、手に入れずにはいられないタチなんですよ。それがどんな条件でもね。
……しかし、どんな美人に言い寄られても効果がなかったお前を虜にする女の子かあ。一度会ってみたいもんだな。
可愛らしい方ですよ。俺の妻になるぐらいですから。
がはははっ、相変わらず自信たっぷりだな、ギルバート。
自信がなければ上には立てませんからね。
違いない。……まあ、頑張れよ、ギルバート。俺も陰ながら応援してるぜ。
フッ……兄さんに言われなくともそのつもりですよ。
コンコン!(ノック音)
お取込み中、失礼いたします。ギルバート様。
何だ。
アンヌ様がライモンシティでのショッピング中に、こちらのお洋服を眺めていらっしゃったようなのですが、いかがいたしましょう。
(タブレットを差し出す)
おかしいな。この間、カードならアンヌさんに渡したぞ。金には困っていないはずだが。
(えっ。)
それが…こちらから贈ったものは一切お使いになっていないようで……。
いじらしいひとだ。ジャックとは大違いだな。
……わかった。その店の服を全部、アンヌさんの元に送れ。あと、これからアンヌさんの行く店の店員には、無条件で彼女に品物を渡すように伝えておいてくれ。金なら後で好きなだけくれてやるともな。
(………。)
承知致しました。そのように手配しておきます。
ではギルバート様、クリフ様、失礼いたしました。
お、おう!またな!
バタン。
すみませんね。バタバタしてしまって。
いや、それはいいんだけど。…もしかして、いつもこうなのか?
こう、とは?
逐一、好きな子に貢いで、彼女のこと探ってんのかな~って……。
ええ。それが何か?
……。
彼女が金で買えるようなひとでないことは良く知っているが……。俺はアンヌさんが好きで好きで仕様がないものでね。
(……こりゃあ、応援したのマズかったかなあ。)
……兄さん。その話、もう10回は聞いているんですが。
あれ、そうだっけ?まあ細かいことはいいじゃないか。俺はハニーをそれだけ愛してるってことさ!
……。
そういえばお前にはいい相手いないのか?そういう話を一度も聞いたことないが……。
いるにはいますよ。結婚の予定も、一応。
マジか!?一体いつの間に決めたんだ?
いい出会いがありましてね。結婚するのも悪くないと思ったんですよ。ただ、これが少々、手こずりそうな案件でして。
手こずる?人妻とかか~?(まさかな)
まあ、当たらずとも遠からずといったところでしょうか。
えっ。
アンヌ・シャルロワ……丁度、20歳下の女性です。少女という方がしっくりくるかもしれませんね。
しかも幼な妻!?
フフッ(笑)
えっ、ちょ。お前……ろりk
バキュン!(発砲)
……。
ああすみません。うっかり、手が滑ってしまいました。
(銃口を向けながら)
ゴメンナサイお願いだからその拳銃引っ込めて。
嫌だなあ、兄さん。大事な大事な家族である実の兄を狙撃するわけないじゃないですか。ジョークですよ。
な、なかなか、良い演技だったぜ……。もう少しでちびりそうだった……。
ははっ、随分とオーバーなリアクションですね。まるで寝床でガブリアスに出会ったかのような反応だ。
(ガブリアスより怖いけどな……。)
(拳銃をしまう)
とまあ、俺は欲しいと思ったモノは、手に入れずにはいられないタチなんですよ。それがどんな条件でもね。
……しかし、どんな美人に言い寄られても効果がなかったお前を虜にする女の子かあ。一度会ってみたいもんだな。
可愛らしい方ですよ。俺の妻になるぐらいですから。
がはははっ、相変わらず自信たっぷりだな、ギルバート。
自信がなければ上には立てませんからね。
違いない。……まあ、頑張れよ、ギルバート。俺も陰ながら応援してるぜ。
フッ……兄さんに言われなくともそのつもりですよ。
コンコン!(ノック音)
お取込み中、失礼いたします。ギルバート様。
何だ。
アンヌ様がライモンシティでのショッピング中に、こちらのお洋服を眺めていらっしゃったようなのですが、いかがいたしましょう。
(タブレットを差し出す)
おかしいな。この間、カードならアンヌさんに渡したぞ。金には困っていないはずだが。
(えっ。)
それが…こちらから贈ったものは一切お使いになっていないようで……。
いじらしいひとだ。ジャックとは大違いだな。
……わかった。その店の服を全部、アンヌさんの元に送れ。あと、これからアンヌさんの行く店の店員には、無条件で彼女に品物を渡すように伝えておいてくれ。金なら後で好きなだけくれてやるともな。
(………。)
承知致しました。そのように手配しておきます。
ではギルバート様、クリフ様、失礼いたしました。
お、おう!またな!
バタン。
すみませんね。バタバタしてしまって。
いや、それはいいんだけど。…もしかして、いつもこうなのか?
こう、とは?
逐一、好きな子に貢いで、彼女のこと探ってんのかな~って……。
ええ。それが何か?
……。
彼女が金で買えるようなひとでないことは良く知っているが……。俺はアンヌさんが好きで好きで仕様がないものでね。
(……こりゃあ、応援したのマズかったかなあ。)
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