全力で突き放した結果

image(時には心を鬼にする…かあ。そうね、いつまでも曖昧な対応をしていてはギルバートさんにも悪いものね。次にお会いした時は、毅然とした態度でいなきゃ。)

imageどうしたのですか、そんなに難しいお顔をして。

imageきゃあ!
ぎ、ギルバートさん……いつの間にいらっしゃったの……。

imageそうですね。あなたに会うため、あなたが誕生する前からこの世であなたをお待ちしていました。

image……。

imageふっ、そんなに熱い眼で見つめるな。可愛いひとめ。

imageみ、見つめていません!変な勘違いをしないでください!

image変?ほう、一体俺がどんな勘違いをしたと思ったのですか?…じっくりお聞かせ願いたいものですね。アンヌさん。

image(はっ……このままじゃ、いつも通りだわ!流れを変えないと……。)

image……申し訳ありませんけど、私、あなたとはお話したくありませんの。好意の無い殿方と交わす言葉はありませんので。

imageおや、今日は少々強気なんですね。それはそれで、虐め甲斐があるというか……ククッ。

image(こ、これでいいのよね?……なんだか、怪しい雲行きに……。)
では失礼させていただきますわ。さようなら。

imageお待ちください、アンヌさん。ここで会ったのも何かの縁です。お茶でもいかがですか。

image私の話を聞いておられなかったの?お話ししたくないと申し上げたはずです。

image俺はあなたと話したいことが山ほどあるんですよ。例えば、俺達の未来について…ね?

imageお断りします。私に関わらないでください!

image…本当に今日は強気だな。

image……?

image軽く食事に誘うだけにしておこうと思っていたが、気が変わった。いいでしょう。あんたがそのつもりなら、俺も手加減はしない。

imageえ……?あ、あの…ぎ、ギルバートさん……?


(にじり寄ってくるギルバート)

image今夜は返しませんよ。……アンヌさん。(にっこり)

imageた、助けてえ!グルートっ!

ギルバートには こうかが ない みたいだ……▼
1/1ページ