Who is this?
これは僕がとあるポケモンセンターに入院していた時の話なんだけど……。ある日の夜、僕はトイレに行きたくなって目が覚めたんだ。一応トイレに行くまでの廊下に電気はついているけれど、夜中だし、蛍光灯が消えているところもあって不気味な雰囲気が漂ってた。
(こ、こわくねェ、こわくねェ……。)
薄暗い廊下を抜けてトイレについた僕はさっさと用を済ませた。眠いし、早く床に戻りたかったからね。でも洗面台で手を洗ってると、ふと鏡に映った僕の顔がひどくやつれていることに気がついたんだ。
おいおいおい、気の所為だろ!お、おめェ普段から顔色悪いしよォ~!
勿論僕もそう思ってたよ。…けど、目を凝らしていると、鏡に映った僕がみるみるうちにやせ細っていって。「あれ~?おかしいなあ。」って思ってさ。
え、ちょ……。
直感的にまずいと思った僕は急いで病室に戻ろうとしたんだ。けれど、何かに足を取られ、僕は転倒してしまった。反射的に足元を見ると……。
(ゴクリ……。)
ミイラになったもうひとりの僕が、足を掴んでいたのさァ!
ギャアァアアアア!!!!!
…フーッ。
……(放心状態)
そのまま僕は気を失ったみたいで、気がついたら病室のベットの上にいたんだ。笑えるよね、あはは。
全然ッ、笑えねェよ!!!タイガ、てめ、マジ、ふざけンじゃねェぞ!トイレにいけなくなるじゃねェか!!!
おい、赤頭。…まさかお前、マジでビビってんのか?
は、はァ!?誰が!最強のHEROのオレ様がそンなことでビビるわけねェだろ!!!
ワッ!
うおッ!?
「ビビるわけない。」んじゃなかったのか?ヒーローさんよ。
ブッ倒す!!!クソ犬ゥ!
(部屋の扉が開く。)
何、この中学生男子の馴れ合いみたいな低俗な盛り上がり方。
野郎が喧嘩売ってくるからだッ!
……ちょっと待て。タイガ。
何。
お前、今……扉開けて部屋に入って来たよな?
あ?…それが何だってンだよ。
阿呆、タイガはついさっきまでこの部屋で怪談話してただろうが。その間、誰も扉を開けた奴はいないはずだぜ。
そォ言われれば…確かに。
ふたりとも何を言ってるんだい?僕は、さっきまでポケモンセンターで定期健診を受けてたよ。
……。
……え?
(こ、こわくねェ、こわくねェ……。)
薄暗い廊下を抜けてトイレについた僕はさっさと用を済ませた。眠いし、早く床に戻りたかったからね。でも洗面台で手を洗ってると、ふと鏡に映った僕の顔がひどくやつれていることに気がついたんだ。
おいおいおい、気の所為だろ!お、おめェ普段から顔色悪いしよォ~!
勿論僕もそう思ってたよ。…けど、目を凝らしていると、鏡に映った僕がみるみるうちにやせ細っていって。「あれ~?おかしいなあ。」って思ってさ。
え、ちょ……。
直感的にまずいと思った僕は急いで病室に戻ろうとしたんだ。けれど、何かに足を取られ、僕は転倒してしまった。反射的に足元を見ると……。
(ゴクリ……。)
ミイラになったもうひとりの僕が、足を掴んでいたのさァ!
ギャアァアアアア!!!!!
…フーッ。
……(放心状態)
そのまま僕は気を失ったみたいで、気がついたら病室のベットの上にいたんだ。笑えるよね、あはは。
全然ッ、笑えねェよ!!!タイガ、てめ、マジ、ふざけンじゃねェぞ!トイレにいけなくなるじゃねェか!!!
おい、赤頭。…まさかお前、マジでビビってんのか?
は、はァ!?誰が!最強のHEROのオレ様がそンなことでビビるわけねェだろ!!!
ワッ!
うおッ!?
「ビビるわけない。」んじゃなかったのか?ヒーローさんよ。
ブッ倒す!!!クソ犬ゥ!
(部屋の扉が開く。)
何、この中学生男子の馴れ合いみたいな低俗な盛り上がり方。
野郎が喧嘩売ってくるからだッ!
……ちょっと待て。タイガ。
何。
お前、今……扉開けて部屋に入って来たよな?
あ?…それが何だってンだよ。
阿呆、タイガはついさっきまでこの部屋で怪談話してただろうが。その間、誰も扉を開けた奴はいないはずだぜ。
そォ言われれば…確かに。
ふたりとも何を言ってるんだい?僕は、さっきまでポケモンセンターで定期健診を受けてたよ。
……。
……え?
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