【皆さんに】レッツひとりかくれんぼ【実況中継】
1:上弦の零
皆さん、ごきげんよう。毎度お騒がせしております、『上弦の零』です。いきなり話しかけたから、驚かせてしまったと思います。
今、一時的に我々鬼の思念を集めて互いに伝え合う、特殊な『場』を作っています。皆の発言は自由ですし、ただ聴いているだけでも勿論構いません。鬼しか集えない仕組みにしていますから、人間達とりわけ鬼殺隊に聞き咎められる心配も無いので、良ければ気軽に出入りして下さいね。
2:朱紗丸
何じゃ?零様か。
3:矢琶羽
また何か難しい事をなさっておいでか。零様は。
4:朱紗丸
おお?本当に他の鬼の声も聞こえるのう。
5:矢琶羽
儂もだ。このような事は初めてだぞ。
6:響凱
鬼の中でも、上位の方々は下位の者の思考を悟る事ができるのが常だが、零殿が作られたこの『場』では、階級に関わらず互いに話せるという事か。
7:上弦の零
そうですよ。響凱さん。朱紗丸さんも矢琶羽さんもこんばんは。早速来てくれてありがとうございます。今は『草木も眠る丑三つ時』。我々のいい活動時間ですね。
なお、難しい事はしていません。関西のとある地方から、『ひとりかくれんぼ』という降霊術について実況中継…つまり『ひとりかくれんぼ』の様子を黒死牟様と一緒に伝えていこうと思います。まあ、ちょっとした怪談の読み聞かせみたいなものだと思って、気楽に聴いて下さい。
8:黒死牟
よろしく頼む………。
9:響凱
こ、黒死牟様!!?
10:矢琶羽
『上弦の壱』たる黒死牟様も、そちらにおられるのか!?
11:上弦の零
一応言いますけど、黒死牟様みたいな最高実力者が出てこないといけないような、それこそ例えば鬼殺隊の『柱』に遭遇したとか、緊急事態じゃないので安心して下さいね。
12:朱紗丸
そ、そうか。零様はご無事か。なら良い。
13:童磨
俺もいるよ。万世極楽教の本部からだけど。
14:響凱
なっ!こ、これは童磨様!
15:朱紗丸
…零様。もしやここは、主に十二鬼月の方々が話される場なのか…?
16:矢琶羽
儂らは場違いでは…?
17:上弦の零
十二鬼月専用じゃないですし、場違いとかもないですよ。何か、集ったはずの鬼の皆もシーンとして…いや。水を打ったように凄く静まり返っていますけど。
18:童磨
そう怖がらないで。皆、もっとざっくばらんでいいんだよ。
19:黒死牟
零殿………。我等が出張った事で有耶無耶になりそうだ………。『ひとりかくれんぼ』とやらの説明を願いたい………。
20:半天狗
隠れ鬼の一種のような名だが…。
21:玉壺
子供の遊び…にしては、真夜中にやる意味がわかりませんな。
22:童磨
俺も詳しく教えて欲しいな。降霊術としか聞かされていないし。
23:上弦の零
勿論説明しますよ。
『ひとりかくれんぼ』とは、例えば名前だけは聞いた事があるかもしれませんけど、『コックリさん』や『エンジェルさん』のような、降霊術の一種です。とは言っても、関西地方が起源とされるマイナー…現時点ではあまり知られてない降霊術ですけど。恐山のイタコが『口寄せ』で故人を、『コックリさん』が文字通り『狐・狗・狸』つまり動物霊を呼ぶ事に対し、『ひとりかくれんぼ』だと何を呼ぶかはわかりませんし、何が起こるかも予想が付きませんけどね。あ!方法もきちんと説明しますので!
24:魘夢
いつも思うんですけど、零様って、そういう事を何処で覚えてくるんですか?
25:上弦の零
魘夢さんの疑問はご尤もですけど、私も何処で覚えたかは忘れましたよ。『ひとりかくれんぼ』については、『絶対にやるな』って注意書きがあったのは覚えてますけど。
26:累
どうして零様が、遠い地方で降霊術なんてする事になったの?訊いてもいい?
27:童磨
それは俺から話すよ。
零殿と黒死牟殿がいる家の子供が、その『ひとりかくれんぼ』をやって、行方不明になってしまったんだよ。詳細のわからない降霊術にほとほと困り果てた子供の親が、はるばる万世極楽教の教祖の俺を頼ってきたという訳。でも、俺も『ひとりかくれんぼ』を知らないから、どうしたものかと思っていた所、零殿が『ひとりかくれんぼ』を知っていると、助け舟を出してくれたんだ。ええと…『事象の再現』が必要だとか言って。
28:上弦の零
つまり、同じ場所で全く同じ事をして、発生した現象にまた遭遇する事、そうでなくても現象への『鍵』みたいなものが見付かると踏んだんです。童磨さんがさっき仰った通り、事象の再現は大事ですからね。
29:黒死牟
零殿は………お一人で行かれるつもりであったが………何が起こるかわからぬ場に………行かせる訳にはいかぬ………。それゆえ………私も共に参った………。
30:上弦の零
今回、黒死牟様は人間に擬態の上で、私の助手だと件のご夫婦に紹介してご一緒しています。(目が一対で髪を下ろした黒死牟の顔が感覚共有で送られる)
31:鳴女
思えば、黒死牟様が人間に擬態したお顔を拝見するのは初めてですね。
32:堕姫
あら。意外と美丈夫。
33:黒死牟
何処にでもいる………平凡な男の顔だ………。
34:猗窩座
しかし、零殿。黒死牟殿の得物は長物だろう?黒死牟殿ほどの使い手が太刀筋を誤るとは思えないが、家の中では不利ではないのか?
35:上弦の零
流石は猗窩座さん。目の付け所が違いますね。
仰る通り、黒死牟様が普段お使いなのは太刀ですからね。室内という制限された空間で振り回す事を考えて、打刀と脇差…じゃなくて、江戸時代のいわゆる『武士の大小』に、刀を変化させてもらっています。どちらも太刀より小ぶりですし、室内戦になっても有利を取れますから。まあ、抜刀しないで済むに越した事はありませんけどね。
36:黒死牟
零殿は………やはり刀にもお詳しいな………。
37:上弦の零
詳しくないです。
38:鬼舞辻無惨
おい。
39:半天狗
ヒイッ!!
40:矢琶羽
あ、貴方様は!?
41:童磨
えっ!?零殿、無惨様もお呼びしたのかい!?
42:上弦の零
あら。童磨さんったら。言いましたでしょ。鬼なら誰でも出入り自由だって。何より、今回の一件も遅かれ早かれ無惨様のお耳に入る事ですし。なので最初から聞こえるようにしてました。
43:童磨
最初から!?
44:鬼舞辻無惨
童磨。これは一体どういう事だ。我が妻の姿が見えぬと思いきや、人間共の不始末の為に田舎まで貴様の使い走りだと?
45:童磨
む、無惨様。
46:鬼舞辻無惨
待て。我が妻は今何処にいるのだ。本当に何処にいるのだ!?妻よ!!返事をしろ!!
47:上弦の零
無惨様。怒らないで下さい。落ち着いて下さい。何より、童磨さんを痛め付けるのも無しでお願いします。黒死牟様の居場所がおわかりになれば、私は同じ場所におりますから。
48:朱紗丸
鬼舞辻様がこんなにも取り乱されるとは…。
49:半天狗
何故か無惨様は、零殿の居場所を把握できないのであったな。
50:玉壺
思考も読めないとか。
51:妓夫太郎
不思議だよな。何でだろう。
52:鬼舞辻無惨
貴様達。誰が口をきいて良いと言った。
53:上弦の零
無惨様!
54:鬼舞辻無惨
………。
55:上弦の零
無惨様。これもいわば『人間社会の表の顔』を保つ為に必要な事ですよ。童磨さんの場合は、つまり教祖様の顔ですね。万世極楽教をあまり大きくしてはいけないとの事ですけど、人間に恩を売っておくのは、決して悪くないと思いますよ。
56:鬼舞辻無惨
………。
57:上弦の零
ああもう。皆もシーンと、じゃなくて萎縮して黙ってしまってますし。
無惨様。大丈夫ですよ。黒死牟様もついて下さってて、童磨さんも見守って下さってますし、もしこのお屋敷からの退避が万が一必要な場合に備えて、鳴女さんもスタンバイ、じゃなくて後衛に入って準備して下さってますから。
まあ、黒死牟様が抜刀する事態になった所で、極端な話。黒死牟様が人間の擬態を維持する余裕が無くなるような相手が出てくるとも思えませんし。かと言って、油断はしませんけどね。
58:鬼舞辻無惨
黒死牟。貴様の身に代えても妻を守れ。
59:黒死牟
御意………。
60:上弦の零
いや「御意」じゃないですよ「御意」じゃ。代えないで下さいよ。鬼は事実上の不死身だからいいって訳じゃありませんからね?何より、もしタイムリミット…夜明けという刻限が来た場合は、黒死牟様だけでも無限城に逃がしますから。この地域は山間部だから夜明けも遅いですし、お屋敷は一応目張りをしてもらってますけど、それでも太陽光が差したら大変ですし。
61:黒死牟
同じ鬼と言えども………おなごだけを置いて………己が背を向けるというのは………。
62:上弦の零
あら。だって、逃がすのは当たり前じゃないですか。黒死牟様は無惨様の大事な御家老様なんですから。時代が時代なら。
63:黒死牟
家老………。悪くない………。
64:鬼舞辻無惨
貴様だけがおめおめと帰ってきたら殺すぞ。
65:上弦の零
無惨様!
まあ、黒死牟様が痛め付けられるのは嫌ですからね。わかりました。きちんと2人共無事でいられるように逃げましょう。あ!皆も太陽光から逃げる必要がある場所にいるなら、自由にこの『場』から離脱して避難していいですからね!
尤も、私達の場合は夜明け云々以前に、長くても2時間以内に終わらせないといけない事ですが。
66:響凱
零殿…。何とお優しい…。
67:累
気遣ってくれてありがとう。零様。2時間以内って、刻限があるの?
68:魘夢
『ひとりかくれんぼ』の方法も説明すると仰っていましたけれど、伺ってもいいですか?
皆さん、ごきげんよう。毎度お騒がせしております、『上弦の零』です。いきなり話しかけたから、驚かせてしまったと思います。
今、一時的に我々鬼の思念を集めて互いに伝え合う、特殊な『場』を作っています。皆の発言は自由ですし、ただ聴いているだけでも勿論構いません。鬼しか集えない仕組みにしていますから、人間達とりわけ鬼殺隊に聞き咎められる心配も無いので、良ければ気軽に出入りして下さいね。
2:朱紗丸
何じゃ?零様か。
3:矢琶羽
また何か難しい事をなさっておいでか。零様は。
4:朱紗丸
おお?本当に他の鬼の声も聞こえるのう。
5:矢琶羽
儂もだ。このような事は初めてだぞ。
6:響凱
鬼の中でも、上位の方々は下位の者の思考を悟る事ができるのが常だが、零殿が作られたこの『場』では、階級に関わらず互いに話せるという事か。
7:上弦の零
そうですよ。響凱さん。朱紗丸さんも矢琶羽さんもこんばんは。早速来てくれてありがとうございます。今は『草木も眠る丑三つ時』。我々のいい活動時間ですね。
なお、難しい事はしていません。関西のとある地方から、『ひとりかくれんぼ』という降霊術について実況中継…つまり『ひとりかくれんぼ』の様子を黒死牟様と一緒に伝えていこうと思います。まあ、ちょっとした怪談の読み聞かせみたいなものだと思って、気楽に聴いて下さい。
8:黒死牟
よろしく頼む………。
9:響凱
こ、黒死牟様!!?
10:矢琶羽
『上弦の壱』たる黒死牟様も、そちらにおられるのか!?
11:上弦の零
一応言いますけど、黒死牟様みたいな最高実力者が出てこないといけないような、それこそ例えば鬼殺隊の『柱』に遭遇したとか、緊急事態じゃないので安心して下さいね。
12:朱紗丸
そ、そうか。零様はご無事か。なら良い。
13:童磨
俺もいるよ。万世極楽教の本部からだけど。
14:響凱
なっ!こ、これは童磨様!
15:朱紗丸
…零様。もしやここは、主に十二鬼月の方々が話される場なのか…?
16:矢琶羽
儂らは場違いでは…?
17:上弦の零
十二鬼月専用じゃないですし、場違いとかもないですよ。何か、集ったはずの鬼の皆もシーンとして…いや。水を打ったように凄く静まり返っていますけど。
18:童磨
そう怖がらないで。皆、もっとざっくばらんでいいんだよ。
19:黒死牟
零殿………。我等が出張った事で有耶無耶になりそうだ………。『ひとりかくれんぼ』とやらの説明を願いたい………。
20:半天狗
隠れ鬼の一種のような名だが…。
21:玉壺
子供の遊び…にしては、真夜中にやる意味がわかりませんな。
22:童磨
俺も詳しく教えて欲しいな。降霊術としか聞かされていないし。
23:上弦の零
勿論説明しますよ。
『ひとりかくれんぼ』とは、例えば名前だけは聞いた事があるかもしれませんけど、『コックリさん』や『エンジェルさん』のような、降霊術の一種です。とは言っても、関西地方が起源とされるマイナー…現時点ではあまり知られてない降霊術ですけど。恐山のイタコが『口寄せ』で故人を、『コックリさん』が文字通り『狐・狗・狸』つまり動物霊を呼ぶ事に対し、『ひとりかくれんぼ』だと何を呼ぶかはわかりませんし、何が起こるかも予想が付きませんけどね。あ!方法もきちんと説明しますので!
24:魘夢
いつも思うんですけど、零様って、そういう事を何処で覚えてくるんですか?
25:上弦の零
魘夢さんの疑問はご尤もですけど、私も何処で覚えたかは忘れましたよ。『ひとりかくれんぼ』については、『絶対にやるな』って注意書きがあったのは覚えてますけど。
26:累
どうして零様が、遠い地方で降霊術なんてする事になったの?訊いてもいい?
27:童磨
それは俺から話すよ。
零殿と黒死牟殿がいる家の子供が、その『ひとりかくれんぼ』をやって、行方不明になってしまったんだよ。詳細のわからない降霊術にほとほと困り果てた子供の親が、はるばる万世極楽教の教祖の俺を頼ってきたという訳。でも、俺も『ひとりかくれんぼ』を知らないから、どうしたものかと思っていた所、零殿が『ひとりかくれんぼ』を知っていると、助け舟を出してくれたんだ。ええと…『事象の再現』が必要だとか言って。
28:上弦の零
つまり、同じ場所で全く同じ事をして、発生した現象にまた遭遇する事、そうでなくても現象への『鍵』みたいなものが見付かると踏んだんです。童磨さんがさっき仰った通り、事象の再現は大事ですからね。
29:黒死牟
零殿は………お一人で行かれるつもりであったが………何が起こるかわからぬ場に………行かせる訳にはいかぬ………。それゆえ………私も共に参った………。
30:上弦の零
今回、黒死牟様は人間に擬態の上で、私の助手だと件のご夫婦に紹介してご一緒しています。(目が一対で髪を下ろした黒死牟の顔が感覚共有で送られる)
31:鳴女
思えば、黒死牟様が人間に擬態したお顔を拝見するのは初めてですね。
32:堕姫
あら。意外と美丈夫。
33:黒死牟
何処にでもいる………平凡な男の顔だ………。
34:猗窩座
しかし、零殿。黒死牟殿の得物は長物だろう?黒死牟殿ほどの使い手が太刀筋を誤るとは思えないが、家の中では不利ではないのか?
35:上弦の零
流石は猗窩座さん。目の付け所が違いますね。
仰る通り、黒死牟様が普段お使いなのは太刀ですからね。室内という制限された空間で振り回す事を考えて、打刀と脇差…じゃなくて、江戸時代のいわゆる『武士の大小』に、刀を変化させてもらっています。どちらも太刀より小ぶりですし、室内戦になっても有利を取れますから。まあ、抜刀しないで済むに越した事はありませんけどね。
36:黒死牟
零殿は………やはり刀にもお詳しいな………。
37:上弦の零
詳しくないです。
38:鬼舞辻無惨
おい。
39:半天狗
ヒイッ!!
40:矢琶羽
あ、貴方様は!?
41:童磨
えっ!?零殿、無惨様もお呼びしたのかい!?
42:上弦の零
あら。童磨さんったら。言いましたでしょ。鬼なら誰でも出入り自由だって。何より、今回の一件も遅かれ早かれ無惨様のお耳に入る事ですし。なので最初から聞こえるようにしてました。
43:童磨
最初から!?
44:鬼舞辻無惨
童磨。これは一体どういう事だ。我が妻の姿が見えぬと思いきや、人間共の不始末の為に田舎まで貴様の使い走りだと?
45:童磨
む、無惨様。
46:鬼舞辻無惨
待て。我が妻は今何処にいるのだ。本当に何処にいるのだ!?妻よ!!返事をしろ!!
47:上弦の零
無惨様。怒らないで下さい。落ち着いて下さい。何より、童磨さんを痛め付けるのも無しでお願いします。黒死牟様の居場所がおわかりになれば、私は同じ場所におりますから。
48:朱紗丸
鬼舞辻様がこんなにも取り乱されるとは…。
49:半天狗
何故か無惨様は、零殿の居場所を把握できないのであったな。
50:玉壺
思考も読めないとか。
51:妓夫太郎
不思議だよな。何でだろう。
52:鬼舞辻無惨
貴様達。誰が口をきいて良いと言った。
53:上弦の零
無惨様!
54:鬼舞辻無惨
………。
55:上弦の零
無惨様。これもいわば『人間社会の表の顔』を保つ為に必要な事ですよ。童磨さんの場合は、つまり教祖様の顔ですね。万世極楽教をあまり大きくしてはいけないとの事ですけど、人間に恩を売っておくのは、決して悪くないと思いますよ。
56:鬼舞辻無惨
………。
57:上弦の零
ああもう。皆もシーンと、じゃなくて萎縮して黙ってしまってますし。
無惨様。大丈夫ですよ。黒死牟様もついて下さってて、童磨さんも見守って下さってますし、もしこのお屋敷からの退避が万が一必要な場合に備えて、鳴女さんもスタンバイ、じゃなくて後衛に入って準備して下さってますから。
まあ、黒死牟様が抜刀する事態になった所で、極端な話。黒死牟様が人間の擬態を維持する余裕が無くなるような相手が出てくるとも思えませんし。かと言って、油断はしませんけどね。
58:鬼舞辻無惨
黒死牟。貴様の身に代えても妻を守れ。
59:黒死牟
御意………。
60:上弦の零
いや「御意」じゃないですよ「御意」じゃ。代えないで下さいよ。鬼は事実上の不死身だからいいって訳じゃありませんからね?何より、もしタイムリミット…夜明けという刻限が来た場合は、黒死牟様だけでも無限城に逃がしますから。この地域は山間部だから夜明けも遅いですし、お屋敷は一応目張りをしてもらってますけど、それでも太陽光が差したら大変ですし。
61:黒死牟
同じ鬼と言えども………おなごだけを置いて………己が背を向けるというのは………。
62:上弦の零
あら。だって、逃がすのは当たり前じゃないですか。黒死牟様は無惨様の大事な御家老様なんですから。時代が時代なら。
63:黒死牟
家老………。悪くない………。
64:鬼舞辻無惨
貴様だけがおめおめと帰ってきたら殺すぞ。
65:上弦の零
無惨様!
まあ、黒死牟様が痛め付けられるのは嫌ですからね。わかりました。きちんと2人共無事でいられるように逃げましょう。あ!皆も太陽光から逃げる必要がある場所にいるなら、自由にこの『場』から離脱して避難していいですからね!
尤も、私達の場合は夜明け云々以前に、長くても2時間以内に終わらせないといけない事ですが。
66:響凱
零殿…。何とお優しい…。
67:累
気遣ってくれてありがとう。零様。2時間以内って、刻限があるの?
68:魘夢
『ひとりかくれんぼ』の方法も説明すると仰っていましたけれど、伺ってもいいですか?