コメントありがとうございます、嬉しいです…！

魔医子様からキリリクを頂いて、どんなお話にしようかといろいろと考えました。印象的だったのが、特にイラストの中のムサシの表情でした。なんだか、とても満ち足りた様子に見えまして。まるでヒル魔を暖かく包んでいるような様子にも思えたのですね。
それで、これなら『Stand by Me』から少し変化したふたりの関係が描けるのでは？と考えた次第です。
お言葉の通り、この二つの作品の中のふたりは本当に、どことなく危ういです。もう少ししっかり、おのれとお互いを見つめなければならないのに、それをしておりません。若いし、未熟です。
それでも、私もあなた様と同じように、幸せになるように。そう願いながら書いておりました。自分の気持ちときちんと向き合っていないしっぺ返しをいつか食らうことになるかもしれない、でもいつかは幸せに、と。
この作品の中のふたりは、いずれ先々おのれの気持ちに気がついて、そこで初めて恋をするのかもしれません。不器用で臆病な恋を。もしも私にもっと表現力がついたなら、そんなふたりを描いてみたい気もいたします。
料理にお祭、お褒めくださりありがとうございます。ムサヒルのいわばデートですが、こんな日常を積み重ねてもっとふたりの関係が近くなるように。そんなふうに思いながら、とても楽しみながら書いていた場面です。射的は意図的にあっさりと描きました。ヒル魔が本気を出したらお店がつぶれてしまうなと思いまして(笑)。

ムサシの揶揄やヒル魔の(珍しい)赤面など、魔医子様のイラストやリクエストがあったからこそ書けた場面です。こんな機会を与えられたことに感謝すると同時に、改めましてここであなた様にも厚くお礼を申し上げます。稚拙だなんて、そんなことは全くございません。あなた様のお気持ちのこもった暖かいメッセージに、どれだけ勇気を頂いておりますことか。もっと頑張ろう、励もう、という思いをいつも新たにしております。
これからも励みますね。うちのふたりを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

それでは、どうぞまたお運びくださいませ。
ありがとうございました！

2021/09/26 20:24