ご感想、ありがとうございます！
ムサシの発言はかなり意味深でしたよね。いえ、考えたのは私なのですが(笑)。あんなことを言われたら、それはヒル魔としては混乱せざるをえないです。紛らわしい言い方をするな！はっきりしろ！と、ムサシを叱咤しながら書いていた場面です。
余韻を残すような結び方をしたいときに、私がよく採るのは風景描写です。書き始めた段階では、何も決まっておりませんでした。とにかく、ムサシとヒル魔を幸せにすること。そして、できるだけ綺麗なものを描いて終わること。そのように考えながら書き進めて、今回はこういう形となりました。好きと言っていただけて、心から嬉しく思います。本当に、ありがとうございます。
私にとって、ムサシとヒル魔はかけがえのない存在です。ただ、可愛い子には旅をさせよと言いますか、どうも、幸せに至るまでに苦労をさせたくなってしまって。切ない、つらい思いをさせるのは私も書いていてつらい部分です。そうして迷いながらでも、ふたりが歩む道と、その先にあるもの。未熟ではありますが、これからも描き続けたいと思います。うちのふたりの経験する切なさを、貴女さまにも共有していただけるなら、こんなに嬉しいことはありません。
どうぞまた、お運びくださいませ。
本当に、ありがとうございました！

2020/11/01 23:25