うちの子語り
創作関連の呟きです。
うちの子の妄想ネタをただ投下していく…。
作品にするには足りない、けど自分が面白い感じ。
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作品にするには足りない、けど自分が面白い感じ。
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「憂巫女」の区別
20221227(火)21:40かなりストレートな下ネタなんですけど。
砂蔵さんも華倉さんも「巫女」と名の付く存在であるのに非処女なんだよなぁ……
こんなこと気付かなくていいのに気付いちゃうし、気付くのは構わないとしてそれをここに書き込む自分に呆れている。
何してんだこの人……(他人事)
この際言い訳がてら細かい設定ぶっちゃける。
本来作中で書くべき内容ではあるが、いつになったら再開するのか分からんので取り敢えず…。
砂蔵さんは生まれてすぐ捨てられたので死んでることになってるけど、実際は当時女郎屋営んでた女主人(砂蔵さんはおばば様と呼んでた)である老女に拾われて人知れず生き延びてた。
そこで鳳凰と出会って身請けされることになる。
「憂巫女」ではあるけれどその役割を砂蔵は持ってない。
なので区別の意味も兼ねて、人外と契りを結んだ者なので「みこ」に「神子」の字を充てたんです。
ただの人間でもないけれど、砂蔵は憂巫女でもない。
その半端な存在意義に心許なくも名前を付けることによって、砂蔵にとっても鳳凰にとっても、地盤みたいなものを得ることが出来た。
少なくとも砂蔵にとっては、己という生命と実体を認識し続ける指針にはなった。
結構大事な名称だったんですよねこれ。
なので作中で出て来る「憂神子」は、基本的には砂蔵のことを指してます。
逆に言うと「憂神子」を称せるのは砂蔵だけ。
単に「男として生まれた憂巫女のこと」を指すわけではないので、華倉さんは「憂巫女」なんですよね。
人外と契りも結んでないし◉‿◉
魅耶やんはまぁ……人間としての部分が中心なので、人外とは言えない。
それでも華倉よりも魅耶の方が「人ならざる者」に近くはあるんだよなぁ。
厄介だな。
ちなみに琴羽さんは、結果としては現在の篠宮家の祖先である男性と所帯を持つことになったのですが、真鬼というか鬼神への贄として献上されたときは当然処女でしたよ。
けれど真鬼は物理的にも性的にも、琴羽のことは文字通り喰らわなかった。
何度か血を飲むことはあったけれど。
真鬼が琴羽の血をわざわざ飲んでいたのは、他の妖怪たちに勘付かれて群がってくるのを防ぐためでした。
要するに証拠隠滅だったんですね、あれ。
まぁついでに自身の能力は微量ながら増強されるし、琴羽を無駄死にさせることは避けられるし、真鬼としては選択肢として取れる最善手ではあった。
ただ、琴羽はあくまで「鬼神」への供物だったため、最鬼を封じていたとは言え、創鬼は自由に行動してたし一緒にいたわけではないけど近くにはいた。
創鬼としてはなかなか自分に順番が回って来ないことは面白くはなかったでしょうねぇ。
その辺はどうだったんだろ。
琴羽が結局死なずに篠宮の祖先と出会って生きてくようになったのは、この2体の鬼神を殺した後なのですが……あー、うん、この辺のエピソードもあるっちゃあるが…………うん。
多分ここら辺りが発端になったんだろうな。
はい、以上です。
非処女か……………まさか自分がこの単語使うとは……………せめて作中で使えよ………。「灰界」シリーズ
知らずとも愛することは出来てしまう不幸も在る、
20221226(月)09:27
「そういや逢坂さんの奥さんってピアス片っぽだけ着けてるよね? そういうことなの?」
「いえ。華倉さんはノンケですよ。幸いにも僕のことを好きになってくれましたので一緒にいますけど」
「じゃあ何で片っぽなの?」
「さぁ? 僕は存じませんね」
「逢坂さんでも奥さんについて知らないことあるんだ? 付き合い長そうなのに」
「……まぁ、そう言われると確かに悔しさはありますが、幾ら想いがあろうとそれと相手のことをどれだけ理解しているかは、やはり別の問題ですよ」
「ふぅん? 訊いたりしないの?」
「したような気もしますけど……覚えてないということは多分きちんとした返答は得られなかったんでしょう。あの人の言葉ならまず忘れることはないので」
「お洒落的な意味だけなのかな? 他の意味合いだとしたら……そういや左だったね。逢坂さん多分知ってると思うけど、左は“守る側”だったね」
「……ああ、古代ローマだかギリシアの恋人の俗話ですか。でも僕は華倉さんと同じものは着けてませんよ。そもそも持ってないのですが」
「まぁ揃いのピアスじゃないのはこの際置いとくとして、ふふっ、頼もしい奥さんだね。と思って」
「……まぁ一般論、というか世間的な感覚ではまだそう思えますね。でもその説を支持するとして、間違いではないでしょう。少なくとも僕には異論はないです」
「はぇ、そうなの? 何度か会った印象として対等なのは明白だけど、逢坂さんとしてもそんな感じなの?」
「ええ。今も昔も、華倉さんはずっと“守ってくれる側”ですよ。僕の頼もしい主人(あるじ)です」
「……逢坂さんが言うと全てに説得力ある気がする。何だろこの、有無を言わさぬ感じ」
「脅してるみたいな言い方しないでくださいよ、人聞きの悪い。まぁそもそも、華倉さんのことを“奥さん”って呼んでるの貴方だけですよ」
「えー、初めて会うとき奥さんだって説明してくれたからじゃん!」
「……あー……そう言えば……。でもよくよく考えてみれば、奥さんと呼ばれる位置にいるのは僕なはずなんですけどね。養子に入ったのも僕ですし」
「ほえー、押し掛け女房だ。やっぱ逢坂さん凄いな〜カッコいい! 図らずも馴れ初め聴けちゃった」
「あっ。あー……内緒にしておいてくださいよ。僕まだ冴山さんからエッセイの連載について言われてるので」
「はえ、もう要求しないとか言ってたのに編集長にはやっぱ勝てないのかぁ。分かった! 2人だけの秘密だね!」
「何でそんな嬉しそうなんですか……まぁでもお願いしますね」
++++
・片耳ピアスは同性愛者というサイン
・揃いのピアスを恋人同士で着ける際、右は守られる側、左は守る側を指す
という俗説というか言い伝えみたいなのを基にしたネタでした。「灰界」シリーズ
自給自足アンソロ。
20221124(木)10:41一昨日、別の探しものをしていたのですが、何かいつ作ったのかさっぱり判らないコピー本? みたいのが出て来ましてね。
どうやら華倉さんたちの短編集みたいだったので、ちょっと読み返してみたわけですよ。
(ちなみに目的の探し物はありませんでした)
いやぁ………何てーの………?
一言で表せば………
華倉総受アンソロ?
マジで。
いやほんとに。
びっくらこいたわー……まじお相手全部違う短編が続いてたのだもの……
菱兄ィとまであったのには流石にひっくり返ったわ、文字通り。
多分そういう意図で書いたというか纏めたコピー本なんだと思うけどさぁ……!
何だあれ凄いな!!!!
なのでまじくそ残念なのが「日付が記されてない」こと。
いつ書いたんだよまじで!!!!!!!
この頃の勢いが単純に羨ましいんだが!!!!!!!!()
攻めてるなぁー……俺。
何て言うかほんとやりたい放題だった。
総評すると「ほぼ倫理感皆無」な内容なんだけどさ( ╹▽╹ )
びっくらこいた(2度目)。
でも多分cassis(元ネタ)と灰界(リメイク)の合間くらいの設定なんだよな。
まだ今の灰界ほど設定が確立出来てない頃のやつ。
それが年代としていつなのかは推測すら出来ぬわけだが……あー、だとしても2015年とか2016年とかかなぁ??
微妙にキャラの性格もなんだけど、関係性というかパワーバランスも変だし。
あれは……パラレル的コピー本なのかも知れない……物理的な。
パラレル世界のわたしが書いたコピー本だったらどうしよう…ンフフ
でも読んでて面白かったです。
これくらいの勢い取り戻せたらいいなぁ。「灰界」シリーズ
義理の弟
20221016(日)17:52
「春和、妹さんもいたの?」
茉実(まみ)がふと手を止めたと思ったら、春和に向けてそんなことを訊いて来た。
傍のテーブルで同じように作業をしていた春和は顔を上げ、いないよ、と返す。
そのとき見た茉実の表情はきょとんとしていて、どうして、とでも言いたそうな目をしていた。
話の内容がさっぱり捉えられず、春和は席を離れ茉実の方へ。
「何いきなり」
確かに弟がいる、とは話してある。
その話題を持ち出したとしても、弟と妹を間違えるとは考えにくい。
しかも先刻の茉実の発言は「妹も」だった。
そんな疑問を次々と脳内で巡らせる春和の顔を確かめるように見てから、茉実はその手に持っている名簿を指差した。
「だってこの人、名字が違うでしょ?」
それは来月に迫った結婚披露宴の出席者リスト。
その親族欄に記載されている、弟の名前のことだった。
改めてそれを見て、春和も「あー、」と腑に落ちたような声を漏らした。
確かにこれは勘違いするかも知れない。
「違うよ、それが弟」
春和の淡々とした訂正に、あれ、と茉実は小さく驚く。
茉実にしてみれば結婚相手の弟という存在は、未だ話にしか聞いたことのない詳細不明の人物だった。
どこで何をしているのかすら、春和は多くを語らなかった。
聞きたい気持ちは充分強かったけれど、茉実はそれでも無理に聞き出すような真似は避けていた。
けれどこうして自分たちの挙式に呼び、新郎側の親族として出席するのなら、もう聞いてもいいだろうと判断する。
「どうして名字が違うの? 婿に行ったとか? ……あっ、もしかして込み入った事情が」
茉実はそう矢継ぎ早に訊ねてしまったあとで、はた、と気付いて慌てて口籠った。
義両親となる春和の両親からも、特に告げられていない話題だということを思い出したのだ。
それだけでも言いたくないことである可能性は充分だった。
けれど、別にそうじゃないよ、と春和は答える。
茉実の隣に腰を落ち着けると、こいつさ、と切り出した。
「好きになった相手が男なんだよ。子供の頃からずっと追い掛けてた。で、大学卒業と同時に、そいつの家の養子になるって言い出して」
両親は何とか引き留めようとあれこれ策を講じたけれど、どれも弟の決心を揺るがせるものではなかった。
「うちの親以上に、相手の親の方が説得すんの厄介だったと思うんだけど、それでもとうとう要求通したよ。まぁ、そういう意味では婿に行った、は間違ってないな」
名字の変わった弟の名前に視線を落として、春和は続けた。
本当に無茶をしたものだ、春和は今になっても思う。
自分の両親にだって真っ向から反対されて、一時は絶縁を言い渡される寸前にまでなったというのに。
それでも母親は割とすぐに態度を軟化させ、多くは語らないが連絡は取り合っているらしい。
何てことはない、その習慣があったお陰で、弟は今回春和たちの挙式に出席することになったのだ。
「どうせ呼んでも来ないだろうから、俺は事後報告でいいよって母親には言ってあったんだけど、来ることになったからって、嬉しそうにさ」
少なくとも母親が楽しそうにしていることは見れば分かった。
春和はその母親の態度と、弟からの予想外の返答に、恐らく呆気に取られていたのだ。
そういうことなら無下に断る理由もないか、と。
簡単に事情を伝えて、しん、と静まり返ってしまう。
春和は話が終わりに近付くにつれ、引かれたかも知れない、と心配を募らせていたのだ。
確かに意図的に黙っていた。
ただそれは、後ろめたいとか都合が悪いとかではなかった。
けれど、こんな重要なことを、結婚式間近になるまで黙っていたこと自体は、咎められても仕方ない。
えっと、と春和はわざとらしい言葉で、次の切り出し方を探った。
しかし、茉実から上がったのは笑い声だった。
「……ふふっ。何だ、そういうことだったの」
茉実はそう安堵したように返した。
逆に春和が面食らってしまう始末だ。
茉実は特に大仰に受け取ることもなく、成る程ねぇ、と納得している。
「……気にしない? 平気?」
実際問題、まだまだ偏見は根深いことは春和も理解している。
春和自身は弟の身の上については特に問題にはしていないが、茉実は全く異なった環境で生きて来た相手だ。
その先には、何が見えて来るかは、まだ分からない。
けれど、茉実は頷いてくれる。
「少なくとも、弟さんも幸せに暮らせてるってことでしょ? だったら何もいう事はないよ」
ともあれ一度会ってみたいと思っていた、と茉実は続けた。
それを聞いて、思いの他、春和は深く安堵の念を抱く。
一番緊張していたのは自分だったようだ。
名簿の確認を終え、ファイルにしまいながら茉実は楽しそうに鼻歌を口ずさむ。
「またひとつ、楽しみが増えたな」
そんな茉実の鼻歌が心地好く、春和も無意識に小さく微笑んでいた。
「灰界」シリーズ
こいつらも似てない双子やね
20221008(土)13:23司佐、有佐
誕生日おめでと~~~~!!!
な絵です。
3年前の作品である「生誕祭」冒頭に出したポスターのイメージで描きました。
実際はもっとカッコイイ設定です…はい……()
一応ヴィジュアル系バンドという設定なので、いろいろ考えて描いたつもりだが……訳分からん服着てんな…どうなってんだこれ……アクセとか何付ければええんじゃ……とかそういう邪念(セルフツッコミ?)が作業中ずっとぐるぐる渦巻いておりました。
自分の抱くイメージを具体的に表現するのは本当に難しいです。
それは絵も文章も映像も音楽もきっと同じ苦労が根底にはあるはずです。
下手の横好きという言葉もありますし、まぁ出来る範囲でとにかくやってみる。
どんなに正論吐いたところでやってる奴が勝ちです。
と自分に言い聞かせている。
何となく真面目な話に…。
「惰性」はもうエピソード書かない気がするので…こう、これからも時々でも絵が描けるといいです。
時々なのであんまり上達はしないと思うけど(´・ω・`)
何はともあれ誕生日おめっと~~!!!「惰性ブギー」