うちの子語り

創作関連の呟きです。
うちの子の妄想ネタをただ投下していく…。
作品にするには足りない、けど自分が面白い感じ。

記事一覧

  • 何の会話か

    20200627(土)08:58
    華倉「まぁ、扇さんの敵は俺の敵なわけだし……」
    魅耶「それなら華倉さんの敵は僕の敵でもあるわけですよ」
    裕「逢坂無理矢理入って来んな」


    負け惜しみと言うかただのヤキモチ。

    「灰界」シリーズ

  • マネージャーというもの

    20200624(水)11:45
     蒼「突然だけど、今月いっぱいでマネージャー交代になるぞ」

     馨「えっっ!!!??? 何で!!?? 蒼さん辞めるんすか!!????」

     蒼「いや、会社には居る。要はあれだ、異動だ」

    司佐「蒼さんとうとう昇進ですか」

    忠雪「それは淋しいけどおめでたいですねぇー」

     蒼「まぁーそういうことになるんだろうな。うちもこれでも事業拡大してるから、ここ数年採用数増やしたんだよ。俺はその教育担当に配属されることになってな」

     馨「なるほど……蒼さんに任せたい気持ちは俺も分かります」

     扇「俺はてっきり遂に社長になるのかと思ったわ」

     蒼「……言いたいことは分かる。が、生憎俺は外向きじゃないからな。社長は今まで通り高汰が適任だ」

    司佐「蒼さんお疲れ様でした。長い付き合いでしたね」

    有佐「顔合わすこともなくなるんですか?」

     蒼「いや、今後会わないということはないだろうけど……新人の実習がてら色んな場所に顔出すから、そん時くらいにはなるかな」

     扇「そういや所属タレントもジャンル増やすって言ってたもんな」

    忠雪「部門増やすんですか?」

     蒼「今んとこはアイドルと、バンドマン枠の増設だ」

    有佐「へぇー、賑やかになりそうだねぇー」

     馨「うちの事務所も成長してたんですね」

     蒼「……そのきっかけになったのは間違いなく紫龍だと俺は思う。よくやってくれた」

    忠雪「……!!」

    司佐「蒼さんが褒めた…」

    有佐「蒼さん! 最後の最後でそういうのズルい!! 褒めるならもっと早く褒めてよ!!」

     蒼「うっせー」

     馨「俺たちがやってこれたのも蒼さんのお陰ですよ! これからも頼りにしてます!」

     蒼「……ほんと変わらなくていいなお前ら」

    忠雪「うう……じゃあお別れ会やりましょうお別れ会!! 近い内にみんな呼んで呑みましょう!!!」

     扇「お別れ会って小学校みたいだな」

     馨「俺も賛成。蒼さんを思いっきり労って感謝し倒す会にすっぞ!」

     蒼「何されるか分からなくて逆に怖ェわ」

     扇「今週なら俺たちも余裕あるし、高汰も時間あるって言ってたぞ」

     蒼「何でお前高汰のスケジュール把握してんの? 確かに木曜の夜は空いてるけど」

    有佐「じゃあそこ! そこで行こう! 優花さん(メイク)とか遥さん(衣装)たちにも声掛けとこう!!」



    てなことも多分あると思ったので。

    「惰性ブギー」

  • (何なんあれ)

    20200622(月)05:46
    男ってさ、彼女や奥さんにフラれても何故か「言うてもあいつはまだ俺のこと好きだから(ドヤァ)」って根拠のない絶対的自信あるじゃんすか。
    勿論人によるけど、そういう男結構いる。
    何なのかねあれ。
    何でこんな都合よく出来てんだろ……と思うし、こんなに男女で考え方も違えばそりゃトラブルも起きるし、分かり合えねぇわとか。

    そうなると多分、うちの子では眞上先輩辺りが「言うてもまだ裕は俺のこと好きだろーし(ドヤァ)」とか思ってそう。
    めんとくせぇなこいつ……だから好きじゃねぇんだこいつ……。
    そりゃ浅海さんも殺意覚えるわ……。
    浅海は殺したい相手がたくさんいて大変だな(´・ω・`)

    眞上先輩に関してはうちの子とは言え、どうしても好きになれなかったので、過去編のみで全然出してないんですが。
    大学入って浅海さんと再会してしまった的な展開はありかなー、くらいに考えてもいた。
    でも浅海さんの精神衛生に著しい損害を与えると思ったのでやめた。
    浅海ブチギレちゃう……怖いからダメ。

    「灰界」シリーズ

  • どうもしない

    20200617(水)16:28
    司佐はベーシストなのですが、それは「前へ出て行くタイプじゃないし、多分後ろの方で静かにベースを弾いていたいだろう」という控え目な理由からです。
    気付かれなくてもリズム隊として曲を支えていきたいタイプ。
    出たがりなのは他にいるので…(笑)

    なんですが。
    最近よく見る定説に頭抱えてる作者。

    定説→「ベーシストはHENTAI」

    マジっすか……?
    ベーシストってHENTAIさんなの??
    何で???
    一番地味に活躍してるのに???
    どゆこと???

    ってなってる作者。

    どうすんべ…この定説に則ると司佐HENTAIになっちゃうじゃんすか…。
    あいつは一番潔癖なんですよ…??
    BL作品にも関わらずそういうの一番ないんだよ…??
    どうする渡琉!!(真顔)

    まぁどうもしませんけど(´-ω-`)
    そんなん言ったらBLセオリーである「ヴォーカルは基本受」すら成り立たないよ紫龍は!!
    扇さんバリバリ攻だし!!(笑)

    紫龍さんの場合はBL以前にギャグなので全部がテキトーなだけですがね☆

    「惰性ブギー」

  • 変えてゆくもの

    20200601(月)19:56
     憂巫女は呪いそのものだ、と菱人は表現していた。
     その呪いを解くということは、憂巫女の存在そのものにも、影響があるのだろうか。

     華倉は最近、よく考えるようになった。
     呪いを解いてしまったら、少なくとも、憂巫女の“力”は消滅するだろう。
     けれどその他は?
     例えば記憶や、関わりのあった事件なども、煙のようになくなってしまうのだろうか。

     ひとりで考えても埒の明かない疑問であった。
     そんな浮かない表情の華倉に、魅耶も気付いていたらしい。
     何を考えているんですか、と魅耶からの言葉に、華倉は素直に伝えてみた。

    「憂巫女の呪いを解いたら、例えば俺の記憶がちょっと変わっちゃうとか、今まで伝え聞いてたことが書き換えられることがあるんだろうか、って気になって」

     この救われない負の連鎖から解放されると同時に。

     華倉は決して怯えているわけではなかった。
     ただ、純粋に疑問を抱いていたのだ。
     ずっとあったものが、なくなる。
     それは間違いなく「喪失」であり、その喪失感だけは、分かっているつもりだったから。

     そんな華倉の疑問を聞き、魅耶はすぐには返さずにいた。
     ただ、少し何か探るように、華倉を見ていた。

     それから華倉と同じように窓の外へ視線を向ける。
     華倉さん、と華倉を呼び、切り出す。

    「過去起きたことは、変えようのないことです。多分、今回憂巫女の呪いを解いても、変わるのは未来だけで、僕たちがやってきたことはそのままでしょう」

     呪いを解いても、呪われていた時代の出来事にはもう触れられない。
     何をしてきて、誰を犠牲にして、どれほどの重圧に耐えて来たか。
     それはこの先もきっと残る。

    「それでも幸いなことに、この先にそれを繰り返すことをやめる、という手段が、僕たちは取れます。だから、華倉さんが心配するようなことはないと思います」

     魅耶の意見に、そっか、と華倉は頷いた。
     確かに言われてみればそうだな、と改めて理解しながら。

     変わるのは未来だけ。

     憂巫女という呪いを解くことで、また今までとは違う、全く見知らぬ選択肢が出来る。
     それは凄いことかも知れない、と華倉は急に気付く。
     今まで何をするにしても付き纏っていた「憂巫女」という「呪縛」が、本当に消えて無くなるのだ。

     なんて考え直し、おぉー、とひとり興奮してしまう華倉。
     そんな華倉に、あの、と魅耶が控え目に声を掛けた。
     魅耶の声に返事をし、顔を向ける華倉。
     魅耶もじっと華倉を見詰めて、あくまで平静を保ったトーンで訊いた。

    「華倉さんは、構わないんですか?」
    「何が?」

     本気で何を訊かれたのか分からず、きょとんと呼応してしまう華倉。
     そんな華倉に魅耶は淡々と続ける。

    「憂巫女の呪いを解けば、少なくともこの先、鳳凰との関わりは無くなります。憂巫女という手掛かりがなければ、鳳凰が追い掛けてくることは出来なくなるので」

     それは構わないんですか、と。

     正直なところ、華倉はそんなことまで考えていなかった。
     理由は多数あったけれど、何よりも驚いたのは、魅耶がそのことを問い質してきたことだ。

    「そんなこと考えてたの?」

     そのせいか、華倉は思わず訊き返してしまった。
     自分でも気に留めてなかったようなことを、だ。

     そんな華倉の言葉に、そりゃ、と口籠りながら魅耶は一旦視線を外す。
     けれど次の言葉をすぐには続けられない。
     暫し流れる沈黙の後、魅耶が軽く息を吐き、呟く。

    「……ようやく僕も、余裕が持てましたので」
    「ようやく」

     恋敵の心配が出来るくらいの余裕、か。
     ふふっ、と華倉は笑みをこぼす。
     その笑みのまま、ありがと、と華倉は続けた。

    「うん、構わないよ。どちらかというと、延々付き合わせてて申し訳ないと思ってたから」

     鳳凰のことは、嫌いではない。
     でも、もう恋愛対象として考えることはないと、華倉の中で結論は出ている。
     なのに、まだこうして、巻き込んでいていいのだろうかと。

    「……そろそろ、鳳凰も憂巫女から解放させた方がいいよな、ってどっかで考えてた」

     だからきっと、これはチャンスなんだと思う。
     華倉はそう、迷いなく言った。
     魅耶にとって予想外にも思えるほど、はっきりした口調で。

     でもそれは、魅耶にとっても嬉しい態度だ。
     はい、と満足気に頷く魅耶。

     その後も暫く2人は寄り添って、夜の空を眺めていた。

    ネタメモ