うちの子語り

創作関連の呟きです。
うちの子の妄想ネタをただ投下していく…。
作品にするには足りない、けど自分が面白い感じ。

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  • 思い付いたので投下。

    20220831(水)19:08

    「鳳凰ってカラスと喋れたりする?」

     本当に唐突な質問だった。
     何の脈絡もなく華倉が訊いて来た。

     鳳凰は手元の文章から視線を上げ、華倉の声がした方へ向ける。
     華倉は自分のワイシャツにアイロンをかけ終えたところだった。

    「どういう意味だ?」

     質問の意図がさっぱり掴めず、鳳凰は首を傾げながら訊き返す。
     ワイシャツのボタンを留めながら、視線は手元に固定したまま華倉は言う。

    「鳳凰って所謂鳥類の頂点に君臨する存在だって、昨日魅耶が言ってたんだよね」

     それは魅耶にとっては独り言のような感じではあった。
     調べ物の途中見付けたらしい、つい口にしていた呟きを華倉が偶然聞いていた。
     正しく説明すればこういう流れになる。

     ついでに麒麟は四つ足の獣類の頂点だとか、などと華倉も独り言のように、強いて言えば世間話のように淡々と続けた。

     特には、深い意味のない話題だと鳳凰は判断する。
     華倉にとってもそれほど重要ではない内容だ。
     鳳凰とて真面目に答える義理はないだろう。

     正直なところ、鳳凰自身考えたこともなかった。
     実際、言語をやり取りしたことはない。

    「喋ったことはないな。だが、訴えていることは分かる」

     鳳凰もさほど力を込めず、淡々とした口調で返すことにした。
     視線を手元の文章に再び落としながら、その動きに沿わせるくらいの気持ちで。

     しかし華倉にとっては予想外の返答だったらしい、何で、と続けた。

     何故、そう問われても困るだけだった。
     分かることが当然だったからだ。

    「目を見れば分かる、簡単なことだ」

     恐らく後から考えるに、これが頂点に君臨する「聖獣」たる所以なのだろう。

     鳳凰にとっては至極当然のことだった。
     だから疑問に思うことすらなかった。

     彼ら――同じ技術を持たない同種の相手との対話に、鳳凰は苦労したことなどなかった。
     傍に寄りその顔を、その眼差しを見れば、相手が何を思っているのかは手に取るように理解出来たのだ。

     そう、今まで自身がやってきたことを鳳凰はそのまま伝えた。
     気付くと華倉はワイシャツを畳み終え、ぽかんとした表情で鳳凰を見ていた。

    「すげぇ……そうきたか」

     感心しているらしいことは分かった。
     その反応が鳳凰にとっては意外で、同時に珍しく、こちらが逆に気恥ずかしくなってしまいそうだった。
     そうか、とやや視線を落ち着きなく動かしつつ鳳凰は応答する。

     ということは安芸先生も出来るのかな、と華倉はまた独り言を漏らす。
     よく顔を見せる野良猫が何考えてるのか知りたい、などと1人で続けていた華倉を、鳳凰は黙って見ていた。

     鳥類のみならず、生物との意思疎通ならば種類はさほど問題ではない。
     それは鳳凰も麒麟も同程度の能力を有していた。

     華倉の言うように、野良猫の話を聞くくらいなら鳳凰にも出来る。
     けれど。

    「カラスも野良猫も大して差はないが、お前は違うな」
    「ん?」

     座っていた位置からずいと前のめりに移動し、鳳凰は華倉のすぐ傍までその距離を詰めた。
     片手を華倉の足元に着くと、上体を更に華倉に寄せる。

    「……お前の考えていることだけは、さっぱり読めん」

     何故突然こんな話をして来たのか。
     何故さほど警戒もせず、こんなに近くで過ごせるのか。

     もうこの身を受け入れることはない、と、そう言われたのに。

    「まぁ……俺は人間だからね」

     しかし華倉も鳳凰の言動をいまいち理解していないらしい、きょとんとした顔で、シンプルにそう返した。
     そういうことを訊いたのではない、鳳凰は喉まで出かかったその科白を静かに呑み込んだ。

     代わりに溜め息を1つ零し、そうだな、とだけ首肯した。

    「灰界」シリーズ

  • もういっちょ。

    20220822(月)21:58
    ちなみに、異世界トリップ桃太郎はBLではないです。
    恐らく普通に……ファンタジーものかと思われる。
    全然設定詰められてないので自分でも分からんが。

    これ↓のキャラ設定書き終わって気付いたことなんですが、多分『神の都』が置かれている土地は、以前「鬼ヶ島」があった場所なんだろうな。
    それくらいじゃないと鬼咲が『神の都』を襲撃する理由が無さげ……

    牛若と虎生は明確に獣頭人身と書いたけど、鬼咲はどうなんだろう。
    多分人間と鬼の姿を気分で使い分けてるかと思われる。
    初手から攻撃するときはのっけから鬼の姿だけど、ちょっと声掛ける必要があるときは人の姿とかかな。
    でもどんな一族にも鋭い奴はいるだろうから、割とすぐバレそう。
    バレた瞬間鬼の姿になって攻撃してそう。

    そんな気がしました。

    ネタメモ

  • 補足。

    20220819(金)18:57
    ↓の説明だと白雉ふつーに女性だと思うよね。
    残念ながら男なんだよね()

    わたし何故かこういうファンタジーものには男娼使いがちなんだよね、不思議だ…。

    砂蔵さんもそうだったからね。

    ネタメモ

  • 退治てくれようモモタロス()

    20220819(金)10:00
    以前から書きたいと思いつつも全く着手出来ずにいる異世界トリップ桃太郎のキャラ設定はこんな感じ。

    主人公……(名前未決定)
    アラサーサラリーマン。婚約していた恋人が突如行方不明となる中、異世界である『神の都』に英雄桃太郎の血を引く救世主として召喚される。以来、元の世界と異世界とを行き来しながら戦いに巻き込まれていく。

    犬……(名前未決定)
    主人公のお供のひとり。戌族の生き残り。主人公と最初に出会い『神の都』の現状や敵対する鬼の勢力について教えてくれたりする。何か裏が有りそうな陰のあるキャラ。

    猿……(名前未決定)
    お供のひとり。申族元族長。鬼の部下である牛に一族と領土を壊滅させられ、命からがら別の土地にある山奥に逃げ延びる。生き残った同族たちと山賊紛いな行動を繰り返し、反撃の機会を狙う。戦闘を好む猿ってまんまサイヤ人だなと思いつつもそのまま使うことにした。

    雉……白雉(はくち)
    お供のひとり。酉族元族長。鬼の部下に一族と領土を葬られたのち、女郎屋に売り飛ばされる。主人公たちが夜更けに訪ねた宿がたまたま白雉のいる女郎屋で、最初は思いっ切りそちらの趣味だと勘違いする。何だかんだ主人公に買われる形でお供になる。

    央(なかば)
    『神の都』を統治する女神。主人公を異世界に召喚した張本人。しかし央自身は『神の都』を襲って来た鬼の手によって、中央広場に鎮座する教会の鏡に封じ込められている。近々処刑されるのだと言う。もし自分の命が先に散っても鬼たちを倒し、『神の都』を救い出して欲しいと主人公に懇願する。

    鬼咲(きさき)
    『神の都』襲撃の張本人。英雄桃太郎とは因縁の仲。どうやら鬼ヶ島の鬼の末裔らしい。今回桃太郎が英雄だと語る神話が残る『神の都』を滅ぼし、乗っ取りに現れた。央を鏡に封じ込め、それぞれ別の種族が治める12ある街をひとつずつ破壊して回っている。

    牛若(うしわか)
    鬼咲の部下。元丑族だが鬼の側に付いた。獣頭人身、パワータイプ。地球割りとかさせたい。

    虎生(とらお)
    鬼咲の部下。元寅族。牛若同様獣頭人身、こちらはスピードタイプ。空を飛べる白雉に追い付いたり出来る。

    根岸このは
    主人公の恋人。来週実家に挨拶に行こうなんて言っていた矢先、突如行方不明になった。家族とも連絡を取っていないらしく、捜索願が出されている。


    ここまでは決まってるんですが、本編はほんとさっぱり一文字も書いていない。
    恐らく「一から異世界を構成する」のがめっちゃくちゃ苦手なのだと思う。
    一応半分は現実世界なんだけど、その『神の都』ってーのの世界観とか文明の種類みたいのがさっぱり思い付かない。
    中世みたいな感じなのか、SFみたいにするのか、和風か西洋風なのか等々。
    まじでぼんやり見えてるかな? くらいの。
    多分見えてない。
    とても残念だ。

    主役3人の名前が決まってないってーのがもう致命的過ぎじゃない???

    ネタメモ

  • でも当時はそんな発想なかったでしょうけどね。

    20220804(木)22:12
    そうか、考えてみれば、「憂巫女という呪い」を消滅させる一番の好機が砂蔵さんだったわけか。
    人間として死を迎えずに、鳳凰と共にほぼ永久の時を過ごせるようにしていれば、憂巫女はもう転生せずに済んだかも知れないわけだな。
    傍には鳳凰と麒麟という、ある意味鬼神よりも強力な結界も付いてたし。

    正直今でも「憂巫女の呪い」とかいう曖昧なものをどう解決していいのかさっぱり思い付いてないのですが……。
    それでも多分、転生することで継承しているのであれば、どこかのタイミングで“それ”が途切れれば或いは、ってーのは否定しきれない感じ。
    事実、砂蔵さんはそれが選べたはず。

    ……んまぁー、でも、そうかー……。
    当時、既に鳳凰は手負いの状態で、そういう蘇生とか延命とか不死とかの能力は失ってたから、砂蔵が死ぬことを全く止められなかったわけですが。
    仮に能力消失状態じゃなくても、結局砂蔵さんの意思を尊重して………見送った…………か、なぁ??????
    どうだろう…………そうとも言えないかも知れない。
    華倉に対しても見せるあの執着心から考えると……自分に救う能力あったら、まず砂蔵のことは死なせなかっただろうな。

    うあー!!!
    まじかよ^^^^^^^^ つらぴ^^^^^^^^^

    やっぱりこの悲劇の連鎖は止められなかったみたいです。
    全てのタイミングがちょっとずつ悪かったね。

    でも凄いわ、ここに来て諸々の話が全部繋がって来たよ。
    時代も境遇も全てバラバラだった人物たちのエピソードが繋がりを見せてる……うはぁん…………。
    繋がってたんか全部………(書いてるのお前じゃろ)

    そんな感じです。
    ヤバし。

    「灰界」シリーズ