うちの子語り

創作関連の呟きです。
うちの子の妄想ネタをただ投下していく…。
作品にするには足りない、けど自分が面白い感じ。

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  • 曰く、

    20250521(水)16:56
    稲荷神「お前っつーか憂巫女の纏う“気”はとにもかくにも禍々しすぎる。霊力と妖力、それに邪力と聖力がごった煮状態で堪ったもんじゃない」
     華倉「え……憂巫女にも一応聖なる力なんつーのが備わってるんですか…?」
    稲荷神「まぁ一応なぁ。分かる程度には有るぞ」


    (だから不気味なんだよ、お前。)

    「灰界」シリーズ

  • グエー

    20250430(水)12:57
    リクディション、書き直すかな~。
    もう時間空きすぎて何書くんだったか忘れたし……
    モチベもなく……

    書くんなら未来というかこの先へどんどん進めるんでなくて一旦戻りますかね。
    過去へ…
    昔のいざこざを書いてみるという手もあるんだけど、その当時の風習とか風俗とかそういうのを調べるのが面倒なので結局現代しか書かないんだよな渡琉さんは。

    灰界シリーズの過去って恐らくどこ切り取ってももはや血なまぐさい話しかなさそうだし…
    鳳凰と砂蔵さんの結婚生活ならまだしも、他の…特に琴羽さん辺りの話は殺伐としすぎてて『ゔぁー(白目)』ってしかならない気がする。
    結末が分かってる分、進めやすくはありそうですが。

    リクディションの場合、まだ着地点が見付かってないのも問題やね。
    どうすんだお前、どうしたいんだ俺。
    鬼神全て消滅させるか?
    ええんか??
    ってことなんだよな。
    リクディションで明確に書くとなればそれは真鬼の消滅を描くことを指すはず。
    真鬼を殺すのか……その覚悟がまだわたしにはないのである。
    優柔不断の言い訳として便利なのが「暫く封印しておく」である。
    お前さんあの祠を壊したんかに繋がるな。
    力が強すぎて封印するだけで精一杯ってーのは分かるんよ。
    でもそれは解決にはなってないからな。
    祠壊すクソガキとかがいるから……

    じゃなくて。
    篠宮のシステムならそんな簡単に壊されることはないだろうけど。
    最鬼がいなくなったとはいえ、鬼神が2体まだ現代社会に存在してるのは事実だし。
    憂巫女の転生を断ち切らないことには何も変わらない……

    リクディションでも終わらないじゃんすか!!!
    真鬼だけ殺しても意味ないぞ!


    ………という状況から何も進まない。ガッデム。

    「灰界」シリーズ

  • ちなみにざっくり室町時代です。

    20250316(日)22:54

     人の気配があった。
     それは昼間でも薄暗い山奥、猟師でも時期にならなければ来ないような深い森の中。
     老女はその日、人の気配に気付いた。
     こんな場所に好んで来るのは自分のような物好きくらいだと考えていた老女は、黙って気配の方へと歩いていく。
     後ろ姿が見えた。
     どうやら若い娘のようだ。
    「何してんだい?」
     老女が普段通りのはきはきした声で娘の背中に呼び掛ける。
     娘は全身を震わせて驚いてみせ、それからゆっくりと振り向いた。
     酷い顔だった。
     満足に食べていないだろう痩せこけた頬に、くっきりと目立つ目の下のクマ。
     手入れもされていない髪を振り乱したのかボサボサのまま顔を半分ほど隠していた。
     娘は男物の着物を大雑把に着ていて、素足だった。
     こんな山奥までその格好で走ってきたのかい、と続けようとした老女だが、ふと娘以外の存在に気付く。
     娘の腕には赤子が抱かれていた。
    「要らないのかい?」
     もう死んでいるのではと疑いたくなるくらい赤子は静かに眠っていた。
     しかし包まれたおくるみは決して綺麗とは言えず、言ってしまえばそれはボロ切れ同然であった。
     娘は老女の問い掛けに、一度は止まった涙を再度零し、ううう、と低い声で泣いた。
     やむにやまれぬ事情があることは、老女も既に分かっていた。
     けれどせめて一言でも娘の口から理由を聞こうと思っていた。
     ぎゅうと、産まれたばかりだろう我が子を強く抱き締めて娘は泣くばかり。
     捨てられない、捨てたくない、と、その細い両肩が物語る。
     このまま待っていては赤子のみならず娘の命も危険だった。
     森の中は陽が届かず涼しいのだ。
     気温もだがここは野生動物の生息域でもある。
     こんな血の匂いをさせた女と赤子をいつまでも彷徨かせていていい場所ではない。
     老女は一つ息を吐くと、仕方ないね、と言いながら娘の隣へ膝を着く。
     見せてごらん、と赤子を指差した。
     娘は涙でぐちゃぐちゃの顔でしゃくりあげながら老女を見る。
     それからおずおずと我が子を差し出した。
     男子(おのこ)であった。
     老女は赤子の寝顔を暫し眺めた後、どれ、と話を切り出す。
    「あたしが貰おうか。このまま見殺しには出来ないからね」
     老女からの申し出に、娘は本当に驚いた様子で見返していた。
     おろおろする娘に対し老女は動揺一つせず、自分の懐から巾着袋を取り出した。
    「済まないねぇ、今手持ちがこれだけで」
     そう言って、幾らか銭が入ったその巾着袋を娘に持たせようとした。
     しかし娘は反射的に悲鳴のような声を上げ、頂けませんと叫んだ。
     赤子はしかと抱いたまま、首を左右に大きく振り、銭を拒む。
    「そんなことしたら……私、そん、そんなことは……」
     その声色には恐怖心が滲み出ているようだった。
     老女が黙って娘の様子を見守る中、娘はやっとのことで一言吐き出す。
    「……この子は、殺して……棄てて来い、と」
     そんなことは出来ない。
     娘はまたも泣いた。
     老女は娘が落ち着くまで、ずっとその場に留まった。
     ようやく娘が泣き止み、老女の顔をまともに見詰めた頃には、日が傾き始めていた。
     娘は家に戻らなければならない。
     さすがにこんなに長いこと帰らないと、家人が捜しに来てしまう。
     娘は老女に赤子を差し出した。
     名残惜しそうに、本当に悔しそうに、下唇を強く噛み締めてのことだった。
     老女は優しく、それでいてしかと赤子を受け取った。
     つらかったねぇ、と老女の労いに、娘は一瞬険しい顔をして、それから絞り出すような声で願った。
     どうか、
    「どうかその子を……愛してやって、ください……」

     産まれてきたことが間違いではなかったと、証明するために。

     それから十年余りが経った。
    「おばば様ー! お湯沸きましたぁ!」
     桶にたっぷりのお湯を入れて、少年が台所から走って来た。
     こぼすよ、と老女から注意されても少年はぱたぱたと忙しない。
    「スズさんは二階だっけ?」
    「ああ、痺れを切らす頃だよ。早く行ってやんな」
     老女の言葉を最後は背中で受けながら、はーい、と返事をして少年は階段へと向かう。
     年齢の割には軽い足音を立てながら。
     やれやれとその後ろ姿を見送って番台へ戻ると、老女は客が来ていることを気付いた。
     ここの常連の男だった。
     出迎えもなく悪いねぇ、と老女が改めて挨拶をすると、男は何やら考えながら訊いて来た。
    「おかみよ、今の小僧は幾らだい?」
     男の質問に老女は一瞬小首を傾げた。
     今の小僧、と言うと、あの子しかいない。
    「砂蔵(さくら)のことですか? 悪いけどあの子は売り物じゃあないんですよ。あたしが育ててますけど、下働きでして」
     やだね、と老女は笑う。
     そもそもここは女郎屋である。
     売り物は女だ。
     此処がどういうところかはあの子も知ってますけどね、と老女は言った。
     客の男はそれでも難しい顔をして、頼むよ、と再度告げる。
    「試しに一晩、何なら昼間の一回だけでもいい。一度買わせちゃくれねえか?」
     この通り、と男は食い下がった。
     老女は正直男の言い分が理解出来なかったが、無下にするのも気が引けた。
     暫し考えて、男に確認を取る。
    「無体は働かないかい?」
     売り物ではないにしろ、貴重な男手を失うわけにもいかない。
     老女は珍しく慎重になって、何かしたら着ぐるみ剥いでその場で追い出すよ、と念を押した。
     頷く男の顔を見て、老女はゆっくり立ち上がる。
    「なら一度、話をしてみようかね」
     まさかあの子に客を取らせる日が来ようとは。
     老女は心の隅の方で小さく、本当に小さく後ろめたさを覚えた気がした。



    (誰も知ることのない、“彼”の始まり)

    「灰界」シリーズ

  • こういうところが話終わらない一因か。

    20250202(日)16:59
    暫く描いてなかったせいか、急に『あれ、華倉さんってどっちにピアスしてたっけ?』と思い出せなくなりました。
    あの子何故か知らんが片耳にだけピアスしてんのよ。

    片耳ピアスは同性愛者アピ、みたいな噂? あるけど実際どうなんでしょうか?
    取り敢えず華倉さんのはオシャレです。
    精一杯のオシャレでつけてます多分。

    そもそも何がきっかけでピアスを開けたのかまでは全く考えてなくてだな。
    落書きで華倉さんを描くときはいつも左向いてる(わたしが右利きだから)から、確か左耳にしていると思うんだが…(まだ確認してないんだこいつ)。
    華倉さん、ビジュがシンプル過ぎてあっさり描けちゃうから、多分何かアクセント~~みたいなノリでピアス描いたのがきっかけだと思うんだ。
    それを作品の設定に落とし込む作業はやってなかった。
    特に文章では出しにくいのもあるし、本編には関係ないしな……

    そんなわけで今更考えた理由を幾つか。

    ピアスきっかけ①「精一杯のオシャレ」
    これが理由として手っ取り早いよな。
    でも片耳になったのは、片方開けた時点で予想よりも痛くて嫌になったからとかそういうヘタレな理由です、はい。
    華倉さん結構ヘタレ。

    ピアスきっかけ②「精一杯の反抗期」
    中学の頃は色々大変だった華倉さん(書く予定はないので詳細はないけど)。
    父親よりも菱人さんの方が厳しかったりで、自分の出来が悪いせいっていうのは理解していたけど気に食わないときもあったわけです。
    で、一瞬魔が差して。
    目に付いたピアッサーと、100均のピアスとか衝動買いして。
    みたいなのは、充分有り得そうです。
    でも片方開けるのに手こずって、翌日持ち越しになっちゃったところを魅耶に見付かって、僕も開けます!! という魅耶を何とか止めようとした結果片耳になったパターンはアリ。
    自分が開けるのは全然構わないけど、魅耶まで巻き込むのはダメ、という線引きが華倉さんにはあったと思う。
    魅耶やんまじで華倉とお揃い! イヤッフ!! くらいにしか考えてなかったと思うけど。
    でも「俺ももう開けないから魅耶もやめて」って華倉さん渋々告げたんだろうなぁ。
    まだ自分は開けるつもりでいたけど、魅耶に同じことされたくなかった、が本当に本音としてあっただろう。
    華倉さん、黙って開けることも出来ただろうけど、魅耶ならガチでやることは恐らくこの時(中3くらい)既に分かってただろうし、多分時同じくして菱人にもバレただろうから、アウト。

    ピアスきっかけ③「扇さんがつけてた」
    これもある。
    厨二的な節も入るけど。
    紫龍ハマった直後で勢いというか愛というか何か紫龍の全てが新鮮で刺激的でみたいな頃。
    扇の衣装というか、何かそういう格好だったんでしょうね。
    食い入るように雑誌読んでて(写真ガン見してて)扇さんの片耳ピアスに気付く。
    かっこいい! ってなって好奇心から真似してみたパターン。

    個人的には②と③の複合型が一番可能性としてはアリかな、と思います。
    反抗期で何かしてみたい。
    扇さんのピアスかっこいい。
    ピアス開けてみよ。
    みたいな流れ。
    これだと初めから片耳のつもりだった、ってことになるし、うまくまとまるんじゃないかしら??

    と、今になって華倉さんのピアスという妄想が大層捗るネタに気付いたのだった……
    可能性有りすぎるなぁこいつ。

    「灰界」シリーズ

  • 何よ()

    20250107(火)08:33
    異世界トリップ桃太郎、ラスボス鬼の手下(右腕的部下)に獸頭人身の丑(パワータイプ)と寅(スピードタイプ)がいるんですけども、この丑、今改めて考えるとミノタウロスですね…??

    ってことに気付きました。
    なんてこったい。

    この異世界トリップ桃太郎、ネタ自体はだいぶ以前からあるんですけど、一文字も書けたことないはおろか、頭の中ですら完成してないという代物でして……
    恐らく今後も書くことはないでしょう(泣)

    桃太郎モチーフとかそういうの使ったことなくて、1回くらいやってみたらええんちゃう? ということで考えてみたんです。
    全然まとまらなくて吃驚した。
    この辺から自分の得手不得手についても考えるようになったキッカケにはなったんだが……

    創作って奥深いですねぇ〜


    追記
    19:15
    右腕っていうか腹心かな、腹心って単語出て来なかったわ、と思い出して一度は書き直してみたんですけど、改めて辞書引いたら微妙に求めてた意味じゃないことを知り、やっぱ右腕でいいなと落ち着きました。
    腹心は信用出来る相手じゃないと使わない方がよさげですねぇ~~
    ここで言う部下は丑と寅は鬼のこと信頼してるとは思うけど、鬼側の本音は分からないからなぁ。
    頼りになる(=右腕)ってのは多分間違いなさそう。
    こいつは俺のためなら何でもやる、使えるって意味での。
    みたいな感覚で表現したかったので(捉え方が対等じゃない感じ)、右腕ですね。
    2体いるけどどっちも右腕()