詩集


「指定席」


いつまで縋るんだ
それは君を助けはしない
いつまで逃げるんだ
どこまでも追いかけて来るのに

悲しくて泣いているのか
悔しくて泣いているのか
涙で視界は歪んで
景色が正しく見えない

かっこわるいね
自分ひとり救えない
いつも誰か探してる
身代わりになる人を探してる
自分の代わりに戦って
主人公になる人を探してる

本当に何も要らないのか
本当に諦めているのか
出来てることしか選ばない
欲しかったものが分からない

見失った 悩んでる
今も苦しんでいるのは
ノーという答えのせい

何かは欲しい
今はまだ分からないけれど
欲しいものがあるんだろう
諦めてないんだ
出来なくても憧れはある

抗ってる
心と 頭
殴り合ってる
静かに

苦しいのも 泣いているのも
自分の中で
全てが喧嘩しているせいだ

主人公の代わりはいない
それは全て指定席
キャンセルは出来ない
変更も許されない
ひとり一つ 決められている

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