詩集
「
時よ止まれ 僕たちを残して
これからは ふたりだけの世界
時よ止まってくれ ただ永遠に
この手の感触を 忘れないように
その瞳がいつも捉えていた
物語の続きが伝えたもの
笑う 嗤う 望まない展開が
抑揚のない歓迎の言葉で
僕を 僕ひとりだけを迎えた
時よ止まれ 僕たちを残して
これ以上 悲しまないために
君がいない未来には行かない
そんな世界に 何の意味があるの
ねぇ 返事をちょうだい
今から書き換えるから
今なら間に合うのだから
まだ繋ぎ止めるチャンスはある
君を 君のいる世界へ僕も共に
ねぇ 聴こえているでしょう
黙ってないで返事をして
冷たくなる その手の感触が
ひとりぼっちの現実を 告げて