詩集
「End Rool」
終わりは4文字 たった4文字
幾千の日々過ごしてきたふたり
締め括りは あっけないほどにシンプルで
君からのその4文字で
わたしは全てを 手放すの
季節のイベント 欠かさずに
楽しいねって笑いながら
君はそれでもわたしに付き合ってくれて
桜も海も どこにだって行ったよね
何でもない毎日 繰り返す毎日
嫌気が差した夜はケンカもした
でも必ず同じベッドに横になって
朝には向かい合ってて
顔を見て おはようとごめんね
そんなことの繰り返しだったの
慣れてきていたことは事実なの
でも無くなっていいとは思わない
ずっと続けばいいと思ってた
ずっと続くものだと 信じてたの
終わりは4文字だけ
声すらない 液晶画面
ポストに合鍵 空白のクローゼット
君はこの家を出て行った
いつから その4文字を考えてたの
いつから 君はわたしを切り取ったの
原因も理由も何も分からない
まだ動揺もなく わたしは床を見詰めてた
広くなったワンルーム 日常が遠くなる