【パラレル/台詞ネタ】聖獣の髪の毛
鳳凰「……まだか?」
隼人「ごめんまだ始まってもない」
唯一「こんなところじゃないかなぁ? 俺から見た感じ、これと、あとこのくらいのが鳳凰さんにはうまく馴染むかと」
華倉「んー……そーですねぇ。じゃあまずこれよりもちょっと長めに一回切っちゃって、揃えていきましょっか」
隼人「方向性決定~(パチパチ)」(やる気のない拍手)
唯一「うわーでもめっちゃ緊張するー!! 勿体無い! このまま処分するだけだなんて!!」
隼人「まだ言ってる……」
華倉「ウィッグとかに加工出来ないんですかね?」
唯一「俺もそれ考えてた。鳳凰さん髪の毛ウィッグに加工していい?」
鳳凰「……うぃっぐとは?」
隼人「あーっとあれだよあれ。カツラ。但しオッサンがするんじゃなくて、コスプレしたい青少年とか、ガンで髪の毛抜けちゃった子とかが着ける感じの」
華倉「確かに、コスプレウィッグとしてはめっちゃ売れそう」
唯一「でも世界でひとつしか作れないね。あと出来るだけカットしたくないよね……」
隼人「何かもう榎本さんが標本みたいな感じで保管するのが一番いいんじゃないの??」
鳳凰「それでも構わんが……我の毛髪は再生するぞ」
華倉「えっ」
隼人「えっ」
鳳凰「毛髪とは言え霊力の蓄えは十二分にあるからな。切ったとしても着色したとしても、多分一晩で元に戻るぞ。まぁ永久ではないが」
隼人「ちなみにどれくらいの見立て?」
鳳凰「そうだな、今の霊力なら10年は持つか」
華倉「鳳凰のウィッグひとつあれば無限に楽しめるじゃん……」
隼人「……周りにコスプレ好きがいなくて良かったっすね……毟(むし)り取られちゃう……」
唯一「ねぇ何の話してるの?」
20191209