【台詞ネタ】お好みなのは?
「龍一さぁ、フロントホックブラって好き?」
「…………
「いやさ、最近
「……何で?」
「くっついた状態で外すのが楽しいのに、フロントホックだとそれが出来ないからって」
「……俺はそれを聞かなかったことにすればいいのかな? 俺云々より、響さんの名誉のために……」
「律姉ェが言うには、向かい合ってくっつきながら律姉ェの知らん内に外して、気付いたら取れてた時の反応が見たいとか何とか」
「結希さすがにそろそろやめろ。幾ら親戚のお姉さんとの話とは言え、それでダメージ食らうのは彼氏さんだけだ」
「あー、うん。それは分かってるんだけど気になるじゃん? あれって使う身からするとかなりラクなんだけど、そういう些細なところからのすれ違いも否定出来ないのかと」
「まぁ、無いとの断言は出来ないだろうけど、ほんと個人によるとしか。あとあの2人はそれくらいじゃ駄目にならんとは思う」
「で、なら龍一はどうだろうかと」
「思うな」
「実際、フロントホックも最近可愛いのあるし、試してみたくはあるんだよねぇ」
「別に結希が個人的に試す分には俺がどうこう言うもんじゃないだろ」
「まぁねぇ……でもいつその気になるか分からんし。使い勝手良ければ全部替えちゃうかもなーと思って」
「そこまで計算してんのか」
「で? どう、フロントホック? 好き?」
「……ここですっぱり答えられた方が嫌じゃね? まぁ考えたことないから良く分からんのが本音だけど」
「そっか〜」
「結希が気になるなら試しなよ。俺はそれに合わせればいいんだし」
「きゃっww 頼もしいww でも合わせるって何を?」
「茶化された直後にそれ訊くの鬼かよ。でも、あー……そうだな…………別に後ろからくっついた状態でも似たようなことは出来そうだけどなぁ」
「…………」
「……あっ、別にこれは一例というか今何となく思い付いたものであって特に俺がどうこうではなく」
「……龍一、それ律姉ェに教えてもいい? マンネリ防止になるかもって!」
「せめて俺の名は伏せてくれ」
「無理でしょ。わたしから伝えたら自動的に相手判るし」
「……〜〜律さんにはお世話になってるからなぁ……分かった、いいよ」
「よーし、じゃわたしも心置き無く試し買いしよーっと」
「……今言ったやつ、やっていいってことでおけ?」
「∑おふっ……」
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