あとがき
【 一応あとがきのつもり。 】
前略、渡琉です。
「灰界トランサー」を最後までお読みくださりありがとうございます。
思えば長い道のりだった……それに比例するように本編も長くなった。吃驚だ。
「ディヴィジョンの補完的内容になる」とか言っていたけど、終わってみれば完全にトランサーが本編でディヴィジョンが長い長い前振りって感じである。
斜め読みとは言えさらっと読み返した感想を、いつもの感想文のように箇条書きで列挙していこうと思います。
・ディヴィジョン8万字くらいだったのにトランサー12万字もある。そりゃ長くなるわ。
・ディヴィジョンで使ったとのまんま同じネタが改めて書かれていた。嘘やん。さも「初めて言いますけど?」って感じで……。
・まぁディヴィジョンよりも大袈裟(深刻度増してる)になったからよしとする。
・正直こんなに砂蔵さんが出て来るとは思ってなかった。
・つうか砂蔵さん出すつもりなかったよね。
・小町は県外の大学に通ってるので実家にはいないというつもりだったんだけど、中盤普通に実家で就活について愚痴零してたことに吃驚仰天である。
・多分夏休みか何かで帰省してたんじゃないかなうん。
・季節とか全然考えてないから、トランサー本編が1年のいつなのかはさっぱり分からない。決めてない。
・正直季節は本編の内容に無関係だから決めなくていいのです……
・前回ディヴィジョンで怪獣プロレス書いたのが楽し過ぎたせいか、今回怪獣プロレスどころか戦闘シーンもこんなに少なくていいのだろうかと悩んでしまったんだけど、別に灰界シリーズはそういうジャンルではないので、むしろ戦闘シーン無くても成立するんだよな…と書き終えてから我に返りました。
・ディヴィジョンでどうしても最鬼を完全に殺せなかったせいでトランサー書く流れになったけど、書いてよかったと思う。自分自身も納得……はまだ不完全だけど、1つ前に進めたと思います。
・こうして振り返ってみると、常々渡琉が考えている「うまい死に方」みたいのを模索してシミュレーションする感じの内容になった感じあるかも。うまく死にたい。
・厳密には「うまく歳を取りたい」なんですけど。似たようなもんだと思うというか、多分地続き。うまく歳を取れればうまく死ねるはず。
・実際、作中の登場人物は人間とは大きく条件が異なるので「死にたいのに死ねない、死が許されない」とかいうアクロバティックな展開になってしまったけども、まぁこれはこれで楽しかったです。
・屁理屈捏ねる捻くれたタイプのクリエイターとしては充分エンターテインメントでした。