真面目なだけよ【台詞ネタ】
亜紀「あれ? 会長、逢坂くんは?」
華倉「ああ、文芸部に顔出しに行ってる。すぐこっち来るって言ってたけど」
隼人「? 何でまた??」
華倉「えーと……早い話が勧誘、だな」
亜紀「えっ、文芸部が、逢坂くんを? ってこと?」
隼人「あの人にもそんな趣味が?」
華倉「いや、俺にもよく分からないままなんだけど。魅耶が言うには、どうやら去年読書感想文コンクールで優秀賞獲ったことを、部長さんが嗅ぎ付けて来たとかで」
隼人「あーそうなんだ。確かに活動日も部員もギリギリですもんね、あの部」
亜紀「でも感想文……の能力でいいのかな?」
華倉「その辺が判断付かないんだよねぇ。文芸部にはそれなりの考えがあるのかも知れないし」
隼人「ついでにまぁうまいこと人質取った感じもしますよね」
華倉「何それ? どういうこと?」
隼人「執行部の人間を自分たちのコミュニティーに引き摺り込んでおけば、何かあったときの交渉に使えるじゃんすか」
亜紀「……あー、部活潰そうとかしたらこいつの命はないぞ、的な?」
華倉「そんなに荒々しいこと考えてるのか……あの部……?」
隼人「そういう心構えでも可笑しくはないんじゃないんすか?」
亜紀「まぁあの部長さん、頑張ってるのは確かだもんね」
華倉「そりゃあまぁ、理由もなしに廃部になんか出来ないけど……活動実績とか目に見える証明も大事だからね……。判断を下すのは、あくまで事情を知らない第三者だから」
亜紀「うーん、そっか。会長もシビアだねぇ」
隼人「……あー、じゃああれか。逢坂さんに実際自分たちが活動してるところに入ってもらって、言い逃れさせないための……!」
華倉「瀧崎は文芸部を潰したいのか?」
隼人「そんなつもりはないんですサーセン。ただあの人が関わると発想がつい碌でもない方向に……」
亜紀「それは瀧崎くんの持ってる逢坂くんのイメージがそうなんじゃ……」
華倉「2人とも、うちの魅耶くんを何だと思ってるの……?」
2019.4.4
何だと思ってんの(´^ω^)??(←わたしが)