めがねめがね【台詞ネタ】


魅耶「人前で眼鏡外すって勇気要るんですよね……やむを得ない時もあるので仕方ないんですけど」

浅海「……お前にも“恥ずかしい”って気持ちあるんだ?」

魅耶「あー……僕、羞恥心は人並みに備わってますよ。他は大体振り切ってますけど」

浅海「自分で言うか、と思ったけど、自覚があって偉いなとも同時に浮かんだわ」

魅耶「恐れ入ります」

浅海「そういやお前どんだけ視力悪いの? コンタクトとかしないの?」

魅耶「んー……僕の場合は、視力が下がったというより、視覚機能がうまく働かなかったと言った方が多分適切です」

浅海「?? どゆこと?」

魅耶「父親がそういう感じでして。生まれつき視力が弱いというか……充分に視覚機能が育たなかったって感覚で。僕のは完全に父からの遺伝です」

浅海「あー、じゃあもう矯正するにも限りがあるんだ?」

魅耶「視力自体はもうどうにもならないって言われてます。コンタクトの話もありましたけど、そういう手間を掛けるほど関心はないんですよねぇ」

浅海「そうか……眼鏡で不便ってときもありそうだけど」

魅耶「まぁあるでしょうけど、今は必要性もないですから」

浅海「まぁな。そんなことは他人がとやかく言うことじゃないからな」

華倉「おはようー」

魅耶「あ、華倉さん! おはようごz」

浅海「……何その眼鏡」

華倉「いや、家出たときに……魅耶のお兄さんがくれた」

浅海「意味分かんねぇんだけど」

華倉「何か、伊達眼鏡買ったけど掛け心地悪いから、って、出掛けに出くわしたときに俺の耳に掛けて行きました」

魅耶「何やってんだあいつ」

華倉「正直、眼鏡はしたことなかったし、ちょっと面白いなと思って」

浅海「そのまま掛けて来たのかよ」

魅耶「……」

華倉「うん、魅耶くん、無言で写真撮り始めるのやめて」

魅耶「釈然とはしませんがいいものを見れました」

華倉「めちゃくちゃ複雑な表情になってるよ魅耶。こわい」
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