高校生ふたり、フリータイムで。【台詞ネタ】


華倉「魅耶ー、明日のカラオケ開店からフリータイムで入るけど大丈夫?」

魅耶「勿論大丈夫ですよー」

 裕「凄い気合いだな……何をそんなに歌うんだ?」

魅耶「え、僕は歌いませんけど」

 裕「えっ……じゃあ何しに?」

魅耶「華倉さんの歌声に聴き惚れる以外に何があるんですか?」

 裕「知らねぇよ。さも常識みたいに言うなよ吃驚したわ。……え、お前らいつもそんな感じなの?」

華倉「うん、そう。魅耶ほんとに歌わないのに、毎回来て、ちゃんと料金も払うから不思議ではあるんだけど」

魅耶「何でですか。華倉さんの歌声独占してるんですから当然ですよ?」

 裕「えっ……華倉フリータイムでずっと歌ってるの?」

華倉「勿論途中休憩取るよ?」

 裕「いやそういうことを訊いたんじゃない」

華倉「うーん、行くからには取り敢えず全曲歌いたいし、練習のため同じ曲何回か繰り返し歌うから、それくらいの時間になっちゃうんだよね」

 裕「……その練習の成果はどこかで発表すんの?」

華倉「え? しないけど?」

 裕「」(←理解出来ずに言葉を失う)

華倉「最初は俺ひとりで思い付いたときに行ってたんだけど、一度出掛けに魅耶から連絡来てから付いてくるようになってさ」

魅耶「最初から誘ってくれればいいのに、華倉さん変なところで遠慮がちですよね」

 裕「……華倉、本音は邪魔とか思ってない?」

華倉「いや、そんなことは。どっちかっつーと、聞いてるだけで飽きないのかなとは思うけど」

魅耶「飽きませんよ。回数を重ねるごとに上手になってくの分かりますし」

華倉「えっ、ほんと?!!」

 裕「華倉、素で嬉しそう……」

魅耶「僕紫龍の楽曲覚えられませんでしたけど、不思議と華倉さんが歌っているものは大好きです」

華倉「わー嬉しい! 俺の声ででも紫龍聴いてくれるの超嬉しい!」

 裕「」(←何を言っていいのか分からなくなった)



2019.3.18
ふたりは幸せ!!!!!(爆)
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