・アフターバニー
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「…やっぱ悪くねぇ。流石天下の杠製だな」
…なぜ、私はまたバニーを着ているのか。
寝室で全身バニーガールの衣装に身を包みながら、心の中で独りごちる。
まじまじと全身観察するような彼の視線に、羞恥心で死んでしまいそうだった。
いたる箇所の布地が少ない。部屋着が恋しい。
「動きづらくはねぇのか?」
「うん。伸縮性がいい素材を使ってるっぽくて」
「ほぉん」
出来る限り身体を隠したくて、片腕で自身の身体を抱きしめる。
そんな私を見て、千空の眼が獲物を狩るように細められるのを見た。
…これは、悪い予感がする。
背中に冷や汗が流れる感覚を感じ、もう着替えていいかと口を開こうとした瞬間――。
「え」
肩をとん、と押された。
無抵抗の私の身体はふらりと後ろによろけてベッドに尻もちをつく。
「ちょっと!」
無事着地できたことにほっと息を吐いた後、抗議の声を上げる私の顔を——。
「じゃあ、」
——薬品で僅かに荒れた指の感触が顎をすくった。
「どんだけ動けるか試してみねぇとな」
気がつけば視界は私の体の横に片膝をつき、上から見下ろす千空によって覆いつくされていた。
これは、逃げられない。
その赤い目に縛り付けられ動けなくなる。
「ちょ、ちょっとまって千空」
「待たねぇ。逃げんなって言っただろが」
どうやらこちらの抗議の声なんて届きそうもないようだ。
「こちとら昼からお預け食らってもう限界なんだよ」と荒々しく唇を重ねられ、そのままシーツの海に押し倒される。
一体今までどこに、この溺れそうな欲を隠していたのか。
網タイツの上から脚を撫でられ、無意識に甘い声を漏らす自分の身体が憎い。
『なんでこんなことに…』
自身から漏れる甘い声をどこか遠くに聞きながら、思わず心の中で独りごちる。
結局自分は彼の前では手も足も出ない草食動物なのだと思い知らされる。
それでも確かに“熱”を持った肉食獣のような彼の瞳に「彼になら食いつぶされてもいいか」と目を細め、求めるように首の後ろに腕を回した。
…なぜ、私はまたバニーを着ているのか。
寝室で全身バニーガールの衣装に身を包みながら、心の中で独りごちる。
まじまじと全身観察するような彼の視線に、羞恥心で死んでしまいそうだった。
いたる箇所の布地が少ない。部屋着が恋しい。
「動きづらくはねぇのか?」
「うん。伸縮性がいい素材を使ってるっぽくて」
「ほぉん」
出来る限り身体を隠したくて、片腕で自身の身体を抱きしめる。
そんな私を見て、千空の眼が獲物を狩るように細められるのを見た。
…これは、悪い予感がする。
背中に冷や汗が流れる感覚を感じ、もう着替えていいかと口を開こうとした瞬間――。
「え」
肩をとん、と押された。
無抵抗の私の身体はふらりと後ろによろけてベッドに尻もちをつく。
「ちょっと!」
無事着地できたことにほっと息を吐いた後、抗議の声を上げる私の顔を——。
「じゃあ、」
——薬品で僅かに荒れた指の感触が顎をすくった。
「どんだけ動けるか試してみねぇとな」
気がつけば視界は私の体の横に片膝をつき、上から見下ろす千空によって覆いつくされていた。
これは、逃げられない。
その赤い目に縛り付けられ動けなくなる。
「ちょ、ちょっとまって千空」
「待たねぇ。逃げんなって言っただろが」
どうやらこちらの抗議の声なんて届きそうもないようだ。
「こちとら昼からお預け食らってもう限界なんだよ」と荒々しく唇を重ねられ、そのままシーツの海に押し倒される。
一体今までどこに、この溺れそうな欲を隠していたのか。
網タイツの上から脚を撫でられ、無意識に甘い声を漏らす自分の身体が憎い。
『なんでこんなことに…』
自身から漏れる甘い声をどこか遠くに聞きながら、思わず心の中で独りごちる。
結局自分は彼の前では手も足も出ない草食動物なのだと思い知らされる。
それでも確かに“熱”を持った肉食獣のような彼の瞳に「彼になら食いつぶされてもいいか」と目を細め、求めるように首の後ろに腕を回した。