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マナす、すごいです!!
なんてパワー…!
ウチのメンバーを簡単にやっつけちゃうなんて…! -
リク…?
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マナ手応えがない、という顔をしてますね!
いいでしょう!獄蓮サブマスター、マナがお相手します!! -
身構えるマナ。
いつの間にか、周りには多くのギャラリーができていた。 -
マナ正直ここまでやるとは思いませんでした…
いつの日かここを道場破りに来る人が来るんじゃないかって思ってました…… -
マナあなたはここを潰して何をする気ですか!?
入団希望者ではなく、帝国の方なら願い下げですよ! -
リク……?
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マナえっ?
道場破りじゃないし帝国とは関係ない…?
でも、その力… -
その時、鎧を着た人間達と1人の少年がやってきた。
リクとマナを見ていたギャラリーは、すぐにその場を離れる。 -
マナ帝国!?
何しに来たんですか! -
「あなたは異世界人でしょう?」と小声で囁き、マナはリクを隠すように門の方を向いて叫んだ。
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リク…!
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リオンボクは興味ありませんが、ちょっと用がありましてねぇ……
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リク!
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マナあっ!
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リオンおや?あなたは誰ですか?
見たところギルドメンバーではないですねぇ… -
少年に見えるように立つリク。
マナは焦っている。 -
マナあなた、知らないんですか!?
彼は帝国の幹部の1人、リオンといってとても危険なーー -
リオン危険じゃないですよ?
ボクは人を探すついでに、お手伝いをしているだけです。
さて、突然ですが小手調べです…… -
リオンと共にやってきた兵士達が、一斉に武器をとる。
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マナ小手調べ?
随分ナメられたものですね…心外です! -
リクはマナの震える手に気付く。
"帝国は絶対的な力を持つ"…どこかで聞いた言葉が頭をよぎる。
危険を察し、リクは身構える。 -
マナあなたも戦ってくれるんですか…?
ありがとうございます!! -
リオンほう、おもしろいですねぇ…
異世界人のあなたが何故、ギルドを庇うのかわかりませんが……
これも運命です。さようなら……
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