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真の歴史へ

そうして
マンションのオーナーに除霊の終了の報告をして終わった


「横島くん 結構強いわね~ うちの事務所で働かない? 自分で事務所経営は大変よ? 今なら時給500円だすわよ」

帰り際に令子が話しかけてきた

横島達は引きつった笑顔で

「美神さん 労働基準法違反ですよ しかもそれじゃ生活出来ませんし…」

(さすが美神さんね… 今のヨコシマを500円だとは…)
(美神さんは神魔族もあごで使いそうですね…)

(結構本気なのが怖いわ)

ルシオラ達は美神に関わったことを後悔した


「ちぇっ」

令子は小さくつぶやいた

「俺達は帰りますね… じゃあ お疲れさまでした」

そう言って横島達4人は仲良くイチャイチャしながら帰っていった


おキヌは
「美神さん… 横島さん達って幸せそうですね~」

おキヌは感心していた

「なんかむかつくわね。商売敵なら容赦しないわよ」

令子はそう言って
冥子から逃げるように帰った



一方
横島達は事務所に帰って、今後を相談することにした
「うーん 今後美神さんをどうするかだよな~ 優秀なアシスタントが見つかればいいけどな~」

横島がお茶を飲みながら話した

「無理ね! 時給は違法に安いし、すぐに八つ当たりするし、ワガママで意地っ張りでヤキモチ焼き…… さあ誰が働く?」

「タマモさん そこまでハッキリ言わなくても…… 真実ですが……」

小竜姫は苦笑いしながら否定しなかった

「しばらくは様子見でいいんじゃない? 西条さんが帰ってくれば多少変わると思うし…… 実際、未来での横島みたいな人は無理よ」

ルシオラは冷静に言う

「最悪唐巣さんにお願いしますか 横島さんは美神さんに近づけたくないですし」

小竜姫も結構酷かった

「じゃあしばらくほっとこうか」

横島もあっさりしていた



それから数ヶ月は
横島達は比較的難易度の低い仕事をある程度こなしていた

あんまり目立ちすぎは面倒なので
普通のGSがやるのと変わらない仕事を選んだ

たまに六道家から冥子との共同の仕事も来たがそちらも無難にこなしていた


一方私生活では
ルシオラは異界に研究室を作り怪しげな研究をしていた

小竜姫は
やはり武術の修行を中心として

タマモは
あまり修行はせず比較的ゆっくりしていた

横島は昼は事務所の仕事に修行をして
夜は毎晩ルシオラ達と愛し合う
そんな生活をしていた



その頃
美神除霊事務所では……

未だにバイトが決まって居なかった
安い時給なため、集まる人は美神目当ての男ばかりだが
美神の性格の悪さに3日ももたず逃げ出した

美神はふてくされていた
「もう~ なんでみんなバイト続かないのかしらね~」

おキヌは苦笑いして

「もう少し優しくするか、時給上げたらどうですか?」

「おキヌちゃん、それなりに美形なら事務所の宣伝になるし時給もう少し出すけど、普通の人は今のままで十分よ!」

おキヌは思った
美形でモテる人が美神の下で働くことは無いと…


前回のように横島がいないため、美神は孤立していた
元々一人で片意地はって生きてきたため、友達は冥子くらいだし
日頃の行いの為、人望も無かった…


美神は
数ヶ月の間にドクターカオスや小笠原エミなどと、騒動を起こしていたがみなロクな目にあってなかった


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