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真の歴史へ

それからしばらく
唐巣に来た依頼を横島が唐巣と除霊することになる

唐巣は少ない依頼料を横島に全額渡そうとしたが
小竜姫の説得により半分だけ渡した

訳は
唐巣のあまりの貧困を知っている横島達が、無理やりでも生活改善をしようとしたためである


3ヶ月で唐巣は横島にGS本免許を渡した


そうして
横島は独立し
横島心霊相談所が出来た


除霊事務所なしなかったのは
害の無い浮遊霊や妖怪を助けたいとの横島の考えからである


横島心霊相談所が出来て初日

横島の事務所に黒塗りの車が訪れた


「オーナー お客様ですが… 」

人工幽霊一号が言った

「いきなり客か? 普通は開いてすぐには仕事なんて来ないんだがな~」

横島は読んでいた本を閉じて

「人工幽霊、どんな人だ?」


「和服を来た年配の女性です。」

横島は嫌な予感がした…
「まさか… 人工幽霊 すまんが小竜姫さまを呼んでくれ」
ルシオラが玄関に行って
客を事務室まで連れてきた

「はじめまして~~ 事務所開いたんですって~~ おめでとう~~」
「私は六道冥菜よ~~ 今日はお祝いを言いに来たのよ~~」


横島とルシオラは内心引きつっていた

(やっぱり来た!!)


横島は冥菜の向かいに座ると、ルシオラがお茶を持ってきた

「わざわざ、六道さんに来ていただくとは… ありがとうございます」

横島は営業スマイルで話した


「今業界注目の新人ですもの~~ それに唐巣さんとは知らない仲ではないのよ~~」


「ただの免許をとったばかりの駆け出しですよ」

横島が否定するように苦笑いした

「あなたは最年少の主席合格ですもの~~ 試験から3ヶ月も異例よ~~」


そこにラフな姿の小竜姫が来た

「横島さん? お客様ですか?」


「ああ 小竜姫さま 六道財閥の六道冥菜さんですよ」


「はじめまして~~ 六道冥菜です~~」

「はじめまして小竜姫です」


小竜姫は横島の横に座った

「六道さん、今日のはどうされました?」

小竜姫は静かに聞いてきた


冥菜は横島が小竜姫の弟子なのは調べていたが、小竜姫が横島の事務所にいたのは内心驚いた


「今日は~~ 仕事をお願いにきたの~~ 娘の冥子と共同でマンションの除霊をお願いしたくて~~」


横島達は見合わせて念話で話した


(どうしようか?)
(この人ヨコシマを引き込みに来たんじゃないの?)

ルシオラが聞いてきた

(そうだと思いますよ わざわざ六道家の当主が来たですから実力の見極めを含めてじゃないかしら?)
小竜姫が続ける

(とりあえず、近づきすぎない程度に協力するのがいいですね)

(わかりました)

横島は冥菜を見て

「ここだけの話ですが、俺は小竜姫さまの弟子ですので、小竜姫さまの元で動かねばなりません。 あまりGSとしてやるつもりは無いんです ただ今回はせっかくお越しいただいたのでお受けします。 場合によってはお断りすることもあるのでご理解下さい」


冥菜も今回は横島の実力を確かめる為にと、パイプ作りに来たため了承した

ただ内心では
六道家の派閥に引き込むのを諦めていなかった

小竜姫が居るため勧誘は出来なかったが、神界に近く小竜姫の弟子の横島をかなり気に入ったみたいであった


そうして横島心霊相談所にとって重要警戒人物
第一号六道冥菜との初対面であった

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