日記
ミントさんとテメノスについて
2026/07/16 17:54オクトパストラベラー
二人の出会いはいつ頃か。外見年齢が変わらないことを考えると、怪しまれないために3年以内に出会ったとする。多く見積もっても5年以内、ロイ失踪後だと思う。
以前より、ロイの分も疑い深い性格に後天的になったテメノスは、ロイがいなくなったあとはますます人や物事を疑うようになった。そこへ、神官としてミントさんが現れる。穏やかで心優しい、慈愛に満ちた彼女はすぐにフレイムチャーチに溶け込み、誰もが彼女に好印象を抱いた。テメノスすらも、少しお節介すぎる気もするが、彼女を疑う理由はどこにもなかった。
フレイムチャーチにいれば道に迷った信者が多く訪れる。聖堂機関本部ともそう遠くないため、情報が入りやすい。ミントさんは神官という立場を利用しながら暗躍し、そして教会側やテメノスが、黒血弓に関して行動を起こさないか、監視をしていたのかもしれない。
ロイがいない今、ミントさんは幾度もテメノスの懐に入ろうとした。だが、テメノスは本心までは見せなかった。ミントさんの優しさだけではロイを失った隙間を埋めるに至れなかった。
旅の間、定期的にミントさんから手紙が送られた。テメノスは心配性な彼女を安心させるために律儀に返信をした。決定的なことは書かなかった。それは彼女を疑っていたからではなく、危険が及ぶ可能性を懸念していたからかもしれない。
旅を続けていくうちに(4章後あたりからだろうか)、いったいどこから情報が洩れているのか、どうして手紙が届くのか、徐々に疑っていくこととなる。それでも、アルカネット戦ギリギリまでは信じていたかったと思う。疑うことに罪悪感を覚えるくらいに、ミントさんは心優しい人であった。
テメノスは信頼していた人を立て続けに失い、また信じたかった人からは長年に渡り裏切られていたこととなる。4章後までも幾度と心に傷を負ったが、最終章でも傷を負うこととなる。
では、そんな疑い深いテメノスが、どうして仲間たちを信頼したのだろうか。出会った人たちは盗賊だったり、脱獄犯であったり、国を追われた王子であったり、なんとも訳ありな人もいる。
多分テメノスは、これまでの人生と、仕事上多くの人と関わってきて、人を見る目が養われてるのではないだろうか。ソローネやオズバルドに対しても、悪人ではないと直感で分かったから信用した。
誰にも入らせなかった懐に、あっという間に7人とクリック君は入らせることができた。ロイとイェルク様を失った傷を、仲間の存在が埋めてくれた。クリック君と過ごした日々は本当に少なかったけど、ロイと同位置くらいの信頼を寄せていたからこそ、彼のためにも歩みを止めず、真実を追うことができた。
そう思うと、ミントさんは本当は信頼こそしたかったが、テメノスの鋭すぎる感により、彼女には心から信用するに至らなかった。
一方でミントさんも、長い時を生きてきたが、テメノスほど心を掴めない人はいなかった。テメノスの心さえ掌握できれば、夜への贄にできたのに、どんなに絶望に堕としてもテメノスは明日を望んだ。どこまでも思い通りにいかなかった。
私はこんなにあなたのことを想っているのに。どうして。ロイさんもイェルク様も、もういないのよ。私なら、あなたをひとりにしない。悲しいときはずっとそばにいてあげる。悩みも懺悔もなんだって聞いて受け止めてあげるわ。それなのに、どうして私より、出会ったばかりの人たちを信用するの?ねぇ、つらくてつらくてたまらないでしょう?それなのに、どうして明日を求めるの?
嗚呼、あなたは本当に……
何を考えているのか、わからない人……。
以前より、ロイの分も疑い深い性格に後天的になったテメノスは、ロイがいなくなったあとはますます人や物事を疑うようになった。そこへ、神官としてミントさんが現れる。穏やかで心優しい、慈愛に満ちた彼女はすぐにフレイムチャーチに溶け込み、誰もが彼女に好印象を抱いた。テメノスすらも、少しお節介すぎる気もするが、彼女を疑う理由はどこにもなかった。
フレイムチャーチにいれば道に迷った信者が多く訪れる。聖堂機関本部ともそう遠くないため、情報が入りやすい。ミントさんは神官という立場を利用しながら暗躍し、そして教会側やテメノスが、黒血弓に関して行動を起こさないか、監視をしていたのかもしれない。
ロイがいない今、ミントさんは幾度もテメノスの懐に入ろうとした。だが、テメノスは本心までは見せなかった。ミントさんの優しさだけではロイを失った隙間を埋めるに至れなかった。
旅の間、定期的にミントさんから手紙が送られた。テメノスは心配性な彼女を安心させるために律儀に返信をした。決定的なことは書かなかった。それは彼女を疑っていたからではなく、危険が及ぶ可能性を懸念していたからかもしれない。
旅を続けていくうちに(4章後あたりからだろうか)、いったいどこから情報が洩れているのか、どうして手紙が届くのか、徐々に疑っていくこととなる。それでも、アルカネット戦ギリギリまでは信じていたかったと思う。疑うことに罪悪感を覚えるくらいに、ミントさんは心優しい人であった。
テメノスは信頼していた人を立て続けに失い、また信じたかった人からは長年に渡り裏切られていたこととなる。4章後までも幾度と心に傷を負ったが、最終章でも傷を負うこととなる。
では、そんな疑い深いテメノスが、どうして仲間たちを信頼したのだろうか。出会った人たちは盗賊だったり、脱獄犯であったり、国を追われた王子であったり、なんとも訳ありな人もいる。
多分テメノスは、これまでの人生と、仕事上多くの人と関わってきて、人を見る目が養われてるのではないだろうか。ソローネやオズバルドに対しても、悪人ではないと直感で分かったから信用した。
誰にも入らせなかった懐に、あっという間に7人とクリック君は入らせることができた。ロイとイェルク様を失った傷を、仲間の存在が埋めてくれた。クリック君と過ごした日々は本当に少なかったけど、ロイと同位置くらいの信頼を寄せていたからこそ、彼のためにも歩みを止めず、真実を追うことができた。
そう思うと、ミントさんは本当は信頼こそしたかったが、テメノスの鋭すぎる感により、彼女には心から信用するに至らなかった。
一方でミントさんも、長い時を生きてきたが、テメノスほど心を掴めない人はいなかった。テメノスの心さえ掌握できれば、夜への贄にできたのに、どんなに絶望に堕としてもテメノスは明日を望んだ。どこまでも思い通りにいかなかった。
私はこんなにあなたのことを想っているのに。どうして。ロイさんもイェルク様も、もういないのよ。私なら、あなたをひとりにしない。悲しいときはずっとそばにいてあげる。悩みも懺悔もなんだって聞いて受け止めてあげるわ。それなのに、どうして私より、出会ったばかりの人たちを信用するの?ねぇ、つらくてつらくてたまらないでしょう?それなのに、どうして明日を求めるの?
嗚呼、あなたは本当に……
何を考えているのか、わからない人……。