【ジョングク/ジン +シュガ】 hug pillow
久しぶりのオフに、ひとり自室で静寂を楽しむ。
普段は兎に角忙しいし、何より周りが騒がしい。
賑やかなことが嫌いではないが、やはりたまには一人静かに過ごしたいと思うこともある。
今日は待ちに待ったその日だ。
眩し過ぎる朝陽を遮ろうかどうしようかとごろりと転がったベッドの上で思案していると、
遠くからものすごい勢いで歩いてくる足音が聞こえてきた。
否、聞こえてくるだけじゃない、確実に近づいてきている。
聞こえる足音は二つ。
一つは元ルームメイトでもある、我らが長兄、ジンのもの。
そしてもう一つは、黄金マンネ、ジョングクのものだ。
いい加減に諦めればよいものを…。
近づく足音に思わず零れそうになった本音を喉元で飲み込みながら、
シュガはベッドから降りると足早に部屋の鍵をカチリとかけた。
それに僅かに遅れて、扉の取っ手がガチャガチャと音を立てる。
「…開けろ、ユンギ。居るのはわかってるんだぞ!ていうかお前今鍵閉めただろ!」
「あ、バレてました?ジニヒョン、流石です。」
「流石でもなんでもいいから、早く開けろユンギ~!!」
パチパチパチ、と小さく拍手をしながらお世辞にもないことを言っていると、
焦りを隠せないジンが取っ手を壊しかねないくらいに、さらにガチャガチャとし始めた。
どんなに頑張っても、鍵を掛けているのだから開くことはない。
まぁ、扉の向こう側の相手が某破壊神であれば話は別だが。
本当は漸く手に入れた快適空間を手放したくないので開けたくないのだが、
この扉、壊れたら流石に困るし、壊して怒られるのも嫌だ。
それに、もう一つの足音がかなり近いところまで来ている。
さすがにこれ以上ジンの機嫌を損ねてしまうのは得策とは言えないので、しぶしぶであるが鍵を開けると、
物凄い速さでジンが室内に滑り込み、そして再び扉にガチャンと鍵を掛けた。
普段は兎に角忙しいし、何より周りが騒がしい。
賑やかなことが嫌いではないが、やはりたまには一人静かに過ごしたいと思うこともある。
今日は待ちに待ったその日だ。
眩し過ぎる朝陽を遮ろうかどうしようかとごろりと転がったベッドの上で思案していると、
遠くからものすごい勢いで歩いてくる足音が聞こえてきた。
否、聞こえてくるだけじゃない、確実に近づいてきている。
聞こえる足音は二つ。
一つは元ルームメイトでもある、我らが長兄、ジンのもの。
そしてもう一つは、黄金マンネ、ジョングクのものだ。
いい加減に諦めればよいものを…。
近づく足音に思わず零れそうになった本音を喉元で飲み込みながら、
シュガはベッドから降りると足早に部屋の鍵をカチリとかけた。
それに僅かに遅れて、扉の取っ手がガチャガチャと音を立てる。
「…開けろ、ユンギ。居るのはわかってるんだぞ!ていうかお前今鍵閉めただろ!」
「あ、バレてました?ジニヒョン、流石です。」
「流石でもなんでもいいから、早く開けろユンギ~!!」
パチパチパチ、と小さく拍手をしながらお世辞にもないことを言っていると、
焦りを隠せないジンが取っ手を壊しかねないくらいに、さらにガチャガチャとし始めた。
どんなに頑張っても、鍵を掛けているのだから開くことはない。
まぁ、扉の向こう側の相手が某破壊神であれば話は別だが。
本当は漸く手に入れた快適空間を手放したくないので開けたくないのだが、
この扉、壊れたら流石に困るし、壊して怒られるのも嫌だ。
それに、もう一つの足音がかなり近いところまで来ている。
さすがにこれ以上ジンの機嫌を損ねてしまうのは得策とは言えないので、しぶしぶであるが鍵を開けると、
物凄い速さでジンが室内に滑り込み、そして再び扉にガチャンと鍵を掛けた。
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