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ふすま帳

『呪いの言葉』について。

2019/05/19 04:43
どろろ自作品解説的なもの
お題をいただいてから書き上げるまで、10日以上かかっていました。長らくお待たせしました(;´д`)

お題が悩ましかったというより、体力切れで夜爆睡しがちだった+ブラックジャックに唐突にはまって読み耽っていたのが原因です。トホホー(;´д`)

お題は「みおに大嫌いと言われてしまうあにき」ということでした。

「大嫌い」とは、私自身が夫に絶対言ってはいけないワードに脳内で設定してる言葉だったりします。あと「死んじゃえ」も。

お題では「大嫌い」のみだったんですけど、「死んじゃえ」をプラスしてド派手な百みお夫婦喧嘩っぷりにしてみました。

それらをつい売り言葉買い言葉で言ってしまうみお、という話。

喧嘩の時って思ってもいない事言っちゃったりすることもありますよねきっと。

「大嫌い」も「死んじゃえ」も本気にされたり本当になったりしたら大変なので私的には禁句だと思います。現代でもヤバい言葉ですが、人がコロリと死にがちな戦国時代でそれ言ったら相当ヤバい気がします。

それが相手との最期の会話になり得るのですから。そんな事言った日に相手が帰らぬ人になってしまったら後悔してもしきれませんな。

ところで、昔何かで読んだ話なんですが、旦那の出がけを見送る際にキスをすると旦那の死亡率が下がる、とかなんとか。エビデンスあるのかどうかは知らないですけど。妻の愛を感じて出掛けると、生きて帰って来ようと無意識的に気を付けるのではないか、ということです。

じゃあ逆に、出掛けるのを見送る前に喧嘩して、暴言浴びせたらどうなるのか?などと私は考えました。気落ちしてうっかり死に急いでしまうのかなぁ?と。

言葉には魂が宿る、といいますし、恐ろしいですね。

という訳で、今回の話では、百鬼丸が家出してプンスコしている間、みおは自分の発した言葉の魔力に恐れおののいて眠れない夜を過ごしていたりします。

何か、可哀想だな……喧嘩の原因、どうせあにきなのに……。

ともあれ、そんなこんなで話のタイトルは『のろいの言葉』です。

また、『まじないの言葉』でもあります。

「呪い」は「のろい」とも「まじない」とも読めるので、みおがうっかり放ったのろいに、百鬼丸がまじないで返す、そんな感じです。

話の後半は、以前にブログに書いた、「百鬼丸がみおに安産祈願の腹帯を巻いてあげる話をいつか書きたい」
(https://plus.fm-p.jp/u/fusumasouko/diary/article?id=20&bid=1)
を、書いてみました!あー、すっきり!

でもちょっと説明不足だったかもしれません。今回はいつも以上に余計なことを省きたいと思って描写をバリバリ削ったのですが、やり過ぎたかなぁ。帯祝いなんて興味関心がなければわかんないかもですね(;´д`)


なお、上にも書きましたが、この話の百みお夫婦喧嘩の原因はほぼあにきなんですが(何で喧嘩したのかまでは考えてないんですけど)、あにきは何でみおが怒ってるのかわかっていないのです。あるいは、薄々わかってるけど自分の否を認めたくないのでわかんない事にしているのかも。

そんなあにきに、どろろさんが実は道中くどくど説教しまくっているのですが、その大半をあにきは聞き流して、

「みお姉は不安なんだよー、だって初めてのお産控えてるんだぜ云々」

とかいう事だけ聞いて、「みおは不安!それは解消してあげねば!!」と頑張り出すあにきです。不安の原因の七割はお前だよっていう。

拙宅のあにきは根がごんぎつねに出来ているので、みおを物で釣りがちです。ちゃんと反省してくださいあにき!

今回はこんな感じです(*´・ω・`)b

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