短編夢
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「よく似合っているぞななし!美しさも二乗だ……!」
「そ、そうかな?ありがとう」
ブルーアイズの大きく開かれた口から顔が出せる着ぐるみを身に付けたななしは、少し恥ずかしげに目を伏せた。
バイトを探していたななしに、海馬社長自ら海馬ランドで働くことを勧めたのだ。
二人だけしかいない海馬ランドの関係者控室で、海馬は時折楽しげな笑い声を上げながらななしに目をギラつかせる。
「ただ風船を配らせていてもつまらん。まずはオレとデュエルを楽しまないか?」
海馬は妖しげな笑みでにじり寄ってくる。
「でも私デッキ持ってないよ……?」
「構わん、床上のデュエルだ。
着ぐるみプレイ……オレのデュエリストとしての血が騒ぐ!!」
海馬の腕がななしの後頭部と背をがっちりと拘束した。
「え?待って、海馬くんっ……!?」
海馬から逃れようとななしは必死にもがく。
だが慣れない着ぐるみのため、足がもつれて海馬ごと思いきり前に倒れこんだ。
「いったぁー……」
「ぐ……うぅ……」
背中を強 か打ち付けた海馬が苦しげに呻く。
「わぁぁぁごめんなさいごめんなさい!」
ななしは海馬の上から飛び退いた。
そしてさっさと着ぐるみを脱ぎ、帰り支度を始めた。
「やっぱり私には向いてないみたい。ごめんね海馬くん、他のバイト探してみるよ」
「待て、オレはまだお前と融合してな──」
バタン!
伸ばした腕も虚しく、海馬は仰向けになったままななしが出て行った扉をいつまでも眺めていた。
fin.
「そ、そうかな?ありがとう」
ブルーアイズの大きく開かれた口から顔が出せる着ぐるみを身に付けたななしは、少し恥ずかしげに目を伏せた。
バイトを探していたななしに、海馬社長自ら海馬ランドで働くことを勧めたのだ。
二人だけしかいない海馬ランドの関係者控室で、海馬は時折楽しげな笑い声を上げながらななしに目をギラつかせる。
「ただ風船を配らせていてもつまらん。まずはオレとデュエルを楽しまないか?」
海馬は妖しげな笑みでにじり寄ってくる。
「でも私デッキ持ってないよ……?」
「構わん、床上のデュエルだ。
着ぐるみプレイ……オレのデュエリストとしての血が騒ぐ!!」
海馬の腕がななしの後頭部と背をがっちりと拘束した。
「え?待って、海馬くんっ……!?」
海馬から逃れようとななしは必死にもがく。
だが慣れない着ぐるみのため、足がもつれて海馬ごと思いきり前に倒れこんだ。
「いったぁー……」
「ぐ……うぅ……」
背中を
「わぁぁぁごめんなさいごめんなさい!」
ななしは海馬の上から飛び退いた。
そしてさっさと着ぐるみを脱ぎ、帰り支度を始めた。
「やっぱり私には向いてないみたい。ごめんね海馬くん、他のバイト探してみるよ」
「待て、オレはまだお前と融合してな──」
バタン!
伸ばした腕も虚しく、海馬は仰向けになったままななしが出て行った扉をいつまでも眺めていた。
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