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軀黄泉よぉ。
お前の息子の修羅って小僧のことだが。
ありゃ、雷禅が死んだ後に、オレにぶつけるための鉄砲玉だったな? -
黄泉
(ギクリ)何故、そう思う……?

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軀単純な話だ。
お前に女がいるなんて話は聞いたことがねえ。
そもそも、警戒心の強すぎるてめえが、生身の女なんて抱けめえ。 -
黄泉
また……酷いことを言ってくれる(苦笑)

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軀だが、妖気の類似からするに、ありゃ、てめえの息子に間違いはあるめえ。
すると、人工的な手段で作った息子だ。
そうだろ? -
黄泉
……流石に、天下の軀様に、ごまかしはきかんな。

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軀この時期に、息子とやらを『培養』した理由は一つ。
オレの妖力を削る捨て駒。
そうだろ? -
黄泉
……軀。
どうか、このことばかりは、あの子に……修羅には、どうか……。
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軀別に、あのボウズに恨みがある訳ではねえよ。
それに、今まで散々、えげつねえ手管のやり取りはしてたじゃねえか。
今更、てめえにも別に含むところはねえ -
雷禅
おい。
あのボウズ、テメエのクローンとかじゃないんなら、少なくとも遺伝子上の母親は存在するってことだな?
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黄泉そうだ。
俺と遺伝子的に相性がいい、ある女性の部下に、卵子の提供をさせて、生み出したのが修羅だ。 -
軀
するってえと、そろそろアレがあるな。
『ボクのママはどこにいるの?』
って例のアレだ。
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軀
まあ、目の前でこのバカ闘神のアレコレ見せられたら、そりゃ、雷禅が嫁に向けるような感情を、自分の父親も誰かに向けたのかって思うだろ。

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黄泉……もう、言われた。
その時は、難しい事情があって、お前のママは遠くにいるんだと、ごまかしたのだが……。 -
雷禅
……その、部下の女ってのは、今どうしてるのかとかわかってるのか?
どう始末つけてんだよ?
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黄泉もう、癌陀羅にはいない。
トーナメント前に職を辞して、その後、どこに行ったのかわからない……。 -
雷禅
まあ、そいつにしても産んだ覚えのねえ子供にママ呼ばわりされても困るだろうが……
問題は、あの修羅ってボウズだよな。
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軀お前は、パパの捨て駒として、軀に殺される運命だったんだよ、とは、まあ、言えねえよな……アホが。
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雷禅
おい。しっかりしろ、殴られたみてえな反応しやがって。
安心しろ。この話は墓場まで持って行ってやるよ。
軀、てめえも余計なこと言ってんじゃねえぞ!!
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軀別に、子供いたぶる趣味はねえよ。
……ま、あのボウズが、十分冷静に受け止められる時期が来るまで、どんなにつらくても、腹の中に押し込めておきな。 -
黄泉
すまない、二人とも。感謝する……。

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