ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第20話 ゲッコー・モリア
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「倒してほしい男がおるんじゃ・・・!!あんたらならきっとやれる!!
被害者はいくらでもおるが・・・倒せば全員が救われる。
『影』が戻れば礼ならいくらでもするっ・・・!!どうか、頼む!!」
老人は地面に額を擦り付けるくらいに頭を下げてくる。
確かに老人の足元には影がない、ブルックと同じだ。
「お爺さん、さっき『被害者はいくらでもいる』と言っていましたね」
「ああ、そうじゃ!みんな影を奪われ、陽の光を下には出ることが出来ずにいる!!
儂の他にもこの島であの男に影を奪われ陰で日々怯えながら暮らしている者も多い、この島のみならず、あの男に影を奪われた人間は同じ目に遭っているんじゃ!!」
「そんなに・・・何者なんですか?その男というのは?」
「『モリア』という男だ、それはもう恐ろしい・・・!!」
「つっ!?もしかして・・・!ゲッコー・モリアの事かしら・・・?」
男の名前にロビンが反応する。
「知ってるの?ロビン」
「ええ、名前なら良く知ってる・・・それに元々の懸賞金はルフィを上回る男よ」
ロビンの言葉にルフィは驚く、そして次の言葉にはその場にいるチームメンバーが驚く。
「さらにモリアは七武海の一人よ!!!」
『王下七武海(おうかしちぶかい)』
世界政府によって公認された七人の海賊たちのことだ、収穫の何割かを政府に納めることが義務づけられる代わりに海賊および未開の地に対する海賊行為が特別に許されている。
七武海に名を連ねている間は指名手配を取り下げられるためだ、その選定は他の海賊への抑止力となりうる『強さ』と『知名度』が重要視される。
そのためその顔触れは世界レベルの大海賊団の船長たちだ、そのうちの一人がロビンの言った『ゲッコー・モリア』なのだ。
「つまり・・・簡潔に言えば私たちは『とんでもない海賊』に目を付けられたってことか」
「その通りじゃ!!」
老人はまた泣き始める。
「ゲッコー・モリアのせいで儂らは日々怯えている!!
影を奪われてもこの島に残り暗い森でゾンビを恐れながら這い回る者・・・海へ出て太陽に脅え生きる者・・・!!
いずれにしてもこんな体では生きている心地がせん・・・、死ぬ前にもう一度・・・太陽の光の下を歩いてみてェ・・・!!!」
「うわあああ~~!!そうか!!そうなのかおめェ・・・!!
そりゃあ、辛ェなァ・・・!!よォし!!俺が力んなるぜ、心配すんな!!バガ!!泣いちゃいねェよ!!!」
「気持ちをわかりすぎだろ・・・てめェ、軽く背負い込むな」
「まったくだぜ!おいジジイ!!
『泣き落とし』は美女(レディー)の特権だと思え!!お前じゃトキメかねェ!!!」
「・・・・・(呆れるゾロ)」
「サンジくん、人の切実を自分の物差しで否定しちゃダメ」
「ふっ!ふひはへんっ・・・!」
(怒った)カヤノに頬を抓られるサンジ。
「でもこれで倒さなければならない人物はわかったね、ルフィ」
「ああ、元々影を奪う張本人を探してたんだ。
そいつが俺たちを狙ってんならブッ飛ばすことになるし、おっさんもついでに助かるんじゃねェか!?」
「っ!!」
ルフィの言葉に老人の顔が明るくなる。
「ああ・・・ありがてェ言葉だ・・・!!ついででも何でも希望が持てますじゃ!!」
とりあえず麦わらの一味の撃破対象は決まったようである。
「ところでおじいさん」
「ん?何じゃ?」
「この島について詳しく話を聞きたいので少しついてきてくれませんか?
見たところ、この島には『夜』はあっても『朝と昼』はないようなので」
「ああ、その通りじゃ。お嬢ちゃん、なかなかいい目を持ってるの」
「これでも元警護部隊隊長ですから(笑)
自分が危険と判断したら距離を置いてもらって構いません、近くまで案内してくれませんか?」
「ああ、よかろう」
「カヤノちゃん、何を考えてるんだい?」
「だって『情報収取』は必要でしょう?」
サンジににっこり笑って人差し指を振るカヤノ。
被害者はいくらでもおるが・・・倒せば全員が救われる。
『影』が戻れば礼ならいくらでもするっ・・・!!どうか、頼む!!」
老人は地面に額を擦り付けるくらいに頭を下げてくる。
確かに老人の足元には影がない、ブルックと同じだ。
「お爺さん、さっき『被害者はいくらでもいる』と言っていましたね」
「ああ、そうじゃ!みんな影を奪われ、陽の光を下には出ることが出来ずにいる!!
儂の他にもこの島であの男に影を奪われ陰で日々怯えながら暮らしている者も多い、この島のみならず、あの男に影を奪われた人間は同じ目に遭っているんじゃ!!」
「そんなに・・・何者なんですか?その男というのは?」
「『モリア』という男だ、それはもう恐ろしい・・・!!」
「つっ!?もしかして・・・!ゲッコー・モリアの事かしら・・・?」
男の名前にロビンが反応する。
「知ってるの?ロビン」
「ええ、名前なら良く知ってる・・・それに元々の懸賞金はルフィを上回る男よ」
ロビンの言葉にルフィは驚く、そして次の言葉にはその場にいるチームメンバーが驚く。
「さらにモリアは七武海の一人よ!!!」
『王下七武海(おうかしちぶかい)』
世界政府によって公認された七人の海賊たちのことだ、収穫の何割かを政府に納めることが義務づけられる代わりに海賊および未開の地に対する海賊行為が特別に許されている。
七武海に名を連ねている間は指名手配を取り下げられるためだ、その選定は他の海賊への抑止力となりうる『強さ』と『知名度』が重要視される。
そのためその顔触れは世界レベルの大海賊団の船長たちだ、そのうちの一人がロビンの言った『ゲッコー・モリア』なのだ。
「つまり・・・簡潔に言えば私たちは『とんでもない海賊』に目を付けられたってことか」
「その通りじゃ!!」
老人はまた泣き始める。
「ゲッコー・モリアのせいで儂らは日々怯えている!!
影を奪われてもこの島に残り暗い森でゾンビを恐れながら這い回る者・・・海へ出て太陽に脅え生きる者・・・!!
いずれにしてもこんな体では生きている心地がせん・・・、死ぬ前にもう一度・・・太陽の光の下を歩いてみてェ・・・!!!」
「うわあああ~~!!そうか!!そうなのかおめェ・・・!!
そりゃあ、辛ェなァ・・・!!よォし!!俺が力んなるぜ、心配すんな!!バガ!!泣いちゃいねェよ!!!」
「気持ちをわかりすぎだろ・・・てめェ、軽く背負い込むな」
「まったくだぜ!おいジジイ!!
『泣き落とし』は美女(レディー)の特権だと思え!!お前じゃトキメかねェ!!!」
「・・・・・(呆れるゾロ)」
「サンジくん、人の切実を自分の物差しで否定しちゃダメ」
「ふっ!ふひはへんっ・・・!」
(怒った)カヤノに頬を抓られるサンジ。
「でもこれで倒さなければならない人物はわかったね、ルフィ」
「ああ、元々影を奪う張本人を探してたんだ。
そいつが俺たちを狙ってんならブッ飛ばすことになるし、おっさんもついでに助かるんじゃねェか!?」
「っ!!」
ルフィの言葉に老人の顔が明るくなる。
「ああ・・・ありがてェ言葉だ・・・!!ついででも何でも希望が持てますじゃ!!」
とりあえず麦わらの一味の撃破対象は決まったようである。
「ところでおじいさん」
「ん?何じゃ?」
「この島について詳しく話を聞きたいので少しついてきてくれませんか?
見たところ、この島には『夜』はあっても『朝と昼』はないようなので」
「ああ、その通りじゃ。お嬢ちゃん、なかなかいい目を持ってるの」
「これでも元警護部隊隊長ですから(笑)
自分が危険と判断したら距離を置いてもらって構いません、近くまで案内してくれませんか?」
「ああ、よかろう」
「カヤノちゃん、何を考えてるんだい?」
「だって『情報収取』は必要でしょう?」
サンジににっこり笑って人差し指を振るカヤノ。