ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第1話 霧を抜けた先にある島
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「確かに俺たちは今さっきこの島に来た、でも悪さをしに来たんじゃない。
食糧が尽きそうなんだ、それで調達できる場所を探してるんだ」
「・・・・・・」
女の子はまだ警戒しているのか何も話してくれない。
『参ったな』と困っているサンジの耳に大きな音が聞こえてくる。
「あ~~っ、笑い過ぎたら腹減ってきちまった~~っ」
どうやらルフィの腹の腹の虫だったようだ。
「ぷっ、ふふふ!」
「?」
「お兄ちゃんたちお腹空いてるんだね」
「ああ!ペコペコだぜ~~!」
「じゃあ、そのキノコ火にかけて食べなよ。生のままじゃ食べれないけど火にかければ毒がなくなって食べれるから」
「おっ!!ホントか!よっしゃあ!サンジ、焚火するぞ!!」
ルフィがその辺りにある枝を集め出した。
「お兄さん、タバコ吸ってるってことはマッチ持ってるよね?」
「ああ、持ってるが・・・」
「ならすぐ作れるね、私、松ぼっくり持ってるから」
ルフィの集めた枝に松ぼっくりを落とす。
「サンジ、早く火つけてくれよ!」
着火剤の松ぼっくりに火をつけて焚火を起こす、そして女の子はヨジリダケを枝に刺して焚火で炙る。
すると何やら香ばしい匂いがしてくる。
「良い匂いがしてきたな」
「毒が無くなってきてる証拠だよ、火にかかると毒の成分が反応して死んじゃうんだって。それで栄養のある成分が増えて美味しい匂いが出てくるんだって」
女の子はキノコの表面裏面とクルクル串を持ち換えて炙っていく。
「なあ~~、まだか?」
「もうちょっと」
炙って少し経つと地面に突き刺して待機、するとヨジリダケから水分が出てくる、それがプスプスと蒸発し、瑞々しくなっていく。
「うん、もういいよ」
OKが出るとルフィが刺してあるキノコをスッと一本持ち上げる。
「いただきま~す!はむっ!!」
大きな口で頬張る、しかし焼き立てだったので『はふはふ』と言いながら食べていた。
「ん~~っ!!うんめー!!」
ルフィの反応を見たサンジも一口かじってみる。
「んっ!この肉厚・・・まるで肉を食ってるみてぇだぜ!!」
『ジューシー』という表現ができる食材は多くあると言ってもキノコはあまりないのではないだろうか。
おそらく流れたあの水分が表面に滲み込んでプリプリ感を出しているのだろう。
ルフィは一本を完食すると『もっと食いたい』と言い、近くに生えているヨジリダケを抜きまくって持って来て、枝に刺してどんどん炙り始めた。
そしてルフィが集めてきたものも含めて見事に三人で全部食べてしまった(ほとんど食べたのはルフィ)
「はあぁ~~~っ、食った食ったぁ~~っ」
満腹で満足そうなルフィ。
「よかった、じゃあ早くこの島から出た方が良いよ」
途端に女の子の声が冷たくなる、ルフィとサンジも吃驚である。
「おい、どうしたんだよ?」
「この島の人は外から来た人に厳しいの、早く出た方が良いよ」
「そいつは困るぜ、まだ船員分の食料が確保できてないんだ。このままじゃ戻れないぜ」
サンジも慌てる。
「なあ、お前この島で暮らしてるんだろ?なら食料が手に入る所も知ってるだろ?
案内してくれれば後は俺たちでどうにかするから、な?教えてくれよ」
「無理だよ、案内はできないし、教えられない」
「何でだよ!」
「ここには町や村とかはないのか?建物が見えたが過去の遺物で実はお前や家族だけしか住んでないってことなのか?」
ふてくされてるルフィを余所にサンジが質問した。
「ううん、村もあるしお兄ちゃんたちの見た建物もちゃんと使われているよ。でも外から来た人にはあまり歓迎はしないの」
「何だそりゃ、でも村があるってことは少なからず何かしら輸出品を作っているはずだ。手に入らないものもあるだろうからな、外国と商売とかはしてるんだろ?」
「うん・・・してるけど」
「じゃあ、俺たちが客としていっても大丈夫なはずだろ」
そう言っても女の子は頑なに案内を拒む。
食糧が尽きそうなんだ、それで調達できる場所を探してるんだ」
「・・・・・・」
女の子はまだ警戒しているのか何も話してくれない。
『参ったな』と困っているサンジの耳に大きな音が聞こえてくる。
「あ~~っ、笑い過ぎたら腹減ってきちまった~~っ」
どうやらルフィの腹の腹の虫だったようだ。
「ぷっ、ふふふ!」
「?」
「お兄ちゃんたちお腹空いてるんだね」
「ああ!ペコペコだぜ~~!」
「じゃあ、そのキノコ火にかけて食べなよ。生のままじゃ食べれないけど火にかければ毒がなくなって食べれるから」
「おっ!!ホントか!よっしゃあ!サンジ、焚火するぞ!!」
ルフィがその辺りにある枝を集め出した。
「お兄さん、タバコ吸ってるってことはマッチ持ってるよね?」
「ああ、持ってるが・・・」
「ならすぐ作れるね、私、松ぼっくり持ってるから」
ルフィの集めた枝に松ぼっくりを落とす。
「サンジ、早く火つけてくれよ!」
着火剤の松ぼっくりに火をつけて焚火を起こす、そして女の子はヨジリダケを枝に刺して焚火で炙る。
すると何やら香ばしい匂いがしてくる。
「良い匂いがしてきたな」
「毒が無くなってきてる証拠だよ、火にかかると毒の成分が反応して死んじゃうんだって。それで栄養のある成分が増えて美味しい匂いが出てくるんだって」
女の子はキノコの表面裏面とクルクル串を持ち換えて炙っていく。
「なあ~~、まだか?」
「もうちょっと」
炙って少し経つと地面に突き刺して待機、するとヨジリダケから水分が出てくる、それがプスプスと蒸発し、瑞々しくなっていく。
「うん、もういいよ」
OKが出るとルフィが刺してあるキノコをスッと一本持ち上げる。
「いただきま~す!はむっ!!」
大きな口で頬張る、しかし焼き立てだったので『はふはふ』と言いながら食べていた。
「ん~~っ!!うんめー!!」
ルフィの反応を見たサンジも一口かじってみる。
「んっ!この肉厚・・・まるで肉を食ってるみてぇだぜ!!」
『ジューシー』という表現ができる食材は多くあると言ってもキノコはあまりないのではないだろうか。
おそらく流れたあの水分が表面に滲み込んでプリプリ感を出しているのだろう。
ルフィは一本を完食すると『もっと食いたい』と言い、近くに生えているヨジリダケを抜きまくって持って来て、枝に刺してどんどん炙り始めた。
そしてルフィが集めてきたものも含めて見事に三人で全部食べてしまった(ほとんど食べたのはルフィ)
「はあぁ~~~っ、食った食ったぁ~~っ」
満腹で満足そうなルフィ。
「よかった、じゃあ早くこの島から出た方が良いよ」
途端に女の子の声が冷たくなる、ルフィとサンジも吃驚である。
「おい、どうしたんだよ?」
「この島の人は外から来た人に厳しいの、早く出た方が良いよ」
「そいつは困るぜ、まだ船員分の食料が確保できてないんだ。このままじゃ戻れないぜ」
サンジも慌てる。
「なあ、お前この島で暮らしてるんだろ?なら食料が手に入る所も知ってるだろ?
案内してくれれば後は俺たちでどうにかするから、な?教えてくれよ」
「無理だよ、案内はできないし、教えられない」
「何でだよ!」
「ここには町や村とかはないのか?建物が見えたが過去の遺物で実はお前や家族だけしか住んでないってことなのか?」
ふてくされてるルフィを余所にサンジが質問した。
「ううん、村もあるしお兄ちゃんたちの見た建物もちゃんと使われているよ。でも外から来た人にはあまり歓迎はしないの」
「何だそりゃ、でも村があるってことは少なからず何かしら輸出品を作っているはずだ。手に入らないものもあるだろうからな、外国と商売とかはしてるんだろ?」
「うん・・・してるけど」
「じゃあ、俺たちが客としていっても大丈夫なはずだろ」
そう言っても女の子は頑なに案内を拒む。