ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第17話 ガイコツさん、こんにちは!
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「じゃあ、お前!!オバケじゃねェんだな!?」
「ええ、私、オバケ大嫌いですから!!そんなものの姿を見たら私、泣き叫びますよ!!」
「あんた・・・鏡見たことあるの?」
今の自分の姿を見ろとばかりに手鏡を差し出すナミ、すると明らかにブルックの様子がおかしくなる。
「ギャ―――!!止めてください鏡は!!」
明らかに鏡から目を背けている。
「え!?おい、ちょっと待て!!」
異変に気付いたウソップとチョッパーが鏡から離れようとするブルックを抑えつける。
「ギャ――――!!本当に止めて!!鏡ッ!!鏡は・・・!!」
騒ぐガイコツと動揺する二人を見て周りの他のメンバーは『?』としている。
「お前、何で・・・!!」
「鏡に映らねェんだ!!!?」
ウソップとチョッパーの言葉に全員が立ち上がる。
「ほんとか――ッ!!?スゲ――な!!!」
「良く見りゃお前、影もねェじゃねーか!!お前、本当に何者なんだ!!?」
「・・・・・・」
一味の反応に今までの騒がしい態度が打って変わり落ち着くブルック。
「これはヨミヨミの実の能力によるものなんですか?」
「いいえ・・・」
静かに紅茶を啜るブルック。
「全てを一気に語るには・・・私がこの海を漂った時間はあまりに長い年月・・・!!
とはいえ、体に戻った時にはちゃんと影もありました。
私がガイコツであることと・・・影がないこととは全く別のお話なのです」
静かにカップをソーサーに置く。
「『影』は数年前にある男に・・・奪われました」
「奪われた?影をですか?」
「お前が動いて喋っている以上、今更何を言おうと驚かねェが・・・そんなことがあんのか?」
カヤノと同様にゾロも信じられない様子。
「あります、『影』を奪われるということは『光ある世界で存在できなくなる』ということで直射日光を浴びると私の体は消滅してしまうのです!!」
ブルックの言葉に一味は息を呑む。
「同じ目に遭った誰かが太陽の下、消えていく所を目のあたりにしました・・・!!それはもう身の毛もよだつ光景でした、ガイコツなのに!!
『光』で地面に映るはずの『影』がないように鏡や写真などに私の姿が写ることもないのです!
つまり私は光に拒まれる存在で!!仲間は全滅!!
『死んで骨だけ』ブルックです、どうぞよろしく!!」
真面目な話をしていたのに急にハイテンションになって妙なことを言い始めたブルック。
「ヨホホホホホ!!今日はなんて素敵な日でしょう!!!人に逢えた!!!
今日か明日か日の変わり目もわからないこの霧の深い暗い海で、たった一人舵のきかない大きな船に、ただ揺られてさ迷う事数十年・・・・私、本っっ当に淋しかったんですよ!!!
淋しくて、怖くて・・・!!!死にたかった!!!」
彼に生身の肉体があれば感無量で涙を零しているところだろう、それほど彼は孤独だったのだろう。
この暗い海で、悪魔の実の力で甦ったのだとしても仲間は一人も生き残っておらず、相棒は今まで仲間と乗っていた船のみ。
この天候では水鳥や水魚も見えないだろう、それが数十年・・・・どれほど長かっただろうか。
「ええ、私、オバケ大嫌いですから!!そんなものの姿を見たら私、泣き叫びますよ!!」
「あんた・・・鏡見たことあるの?」
今の自分の姿を見ろとばかりに手鏡を差し出すナミ、すると明らかにブルックの様子がおかしくなる。
「ギャ―――!!止めてください鏡は!!」
明らかに鏡から目を背けている。
「え!?おい、ちょっと待て!!」
異変に気付いたウソップとチョッパーが鏡から離れようとするブルックを抑えつける。
「ギャ――――!!本当に止めて!!鏡ッ!!鏡は・・・!!」
騒ぐガイコツと動揺する二人を見て周りの他のメンバーは『?』としている。
「お前、何で・・・!!」
「鏡に映らねェんだ!!!?」
ウソップとチョッパーの言葉に全員が立ち上がる。
「ほんとか――ッ!!?スゲ――な!!!」
「良く見りゃお前、影もねェじゃねーか!!お前、本当に何者なんだ!!?」
「・・・・・・」
一味の反応に今までの騒がしい態度が打って変わり落ち着くブルック。
「これはヨミヨミの実の能力によるものなんですか?」
「いいえ・・・」
静かに紅茶を啜るブルック。
「全てを一気に語るには・・・私がこの海を漂った時間はあまりに長い年月・・・!!
とはいえ、体に戻った時にはちゃんと影もありました。
私がガイコツであることと・・・影がないこととは全く別のお話なのです」
静かにカップをソーサーに置く。
「『影』は数年前にある男に・・・奪われました」
「奪われた?影をですか?」
「お前が動いて喋っている以上、今更何を言おうと驚かねェが・・・そんなことがあんのか?」
カヤノと同様にゾロも信じられない様子。
「あります、『影』を奪われるということは『光ある世界で存在できなくなる』ということで直射日光を浴びると私の体は消滅してしまうのです!!」
ブルックの言葉に一味は息を呑む。
「同じ目に遭った誰かが太陽の下、消えていく所を目のあたりにしました・・・!!それはもう身の毛もよだつ光景でした、ガイコツなのに!!
『光』で地面に映るはずの『影』がないように鏡や写真などに私の姿が写ることもないのです!
つまり私は光に拒まれる存在で!!仲間は全滅!!
『死んで骨だけ』ブルックです、どうぞよろしく!!」
真面目な話をしていたのに急にハイテンションになって妙なことを言い始めたブルック。
「ヨホホホホホ!!今日はなんて素敵な日でしょう!!!人に逢えた!!!
今日か明日か日の変わり目もわからないこの霧の深い暗い海で、たった一人舵のきかない大きな船に、ただ揺られてさ迷う事数十年・・・・私、本っっ当に淋しかったんですよ!!!
淋しくて、怖くて・・・!!!死にたかった!!!」
彼に生身の肉体があれば感無量で涙を零しているところだろう、それほど彼は孤独だったのだろう。
この暗い海で、悪魔の実の力で甦ったのだとしても仲間は一人も生き残っておらず、相棒は今まで仲間と乗っていた船のみ。
この天候では水鳥や水魚も見えないだろう、それが数十年・・・・どれほど長かっただろうか。