ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第15話 出航だ!
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「カヤノ」
「・・・・・」
母の声に振り返る。
「ゾロさんの言う通りよ、あなたの進む道なのだから自分で決断なさい」
「母さん・・・」
「この島のことなら大丈夫じゃよ」
「お祖父ちゃん・・・」
「お前には散々支えられて来たんだ、今度は俺たちの番だ」
「ハヤアキ・・・」
「行ってきてください、カヤノさん」
「ツラナギ・・・」
「お姉ちゃん!」
アワが駆け寄ってきた。
「私も頑張るよ!カヤノお姉ちゃんみたいにこの島のために頑張る!!
だから・・・もうっ、我慢しなくていいんだよっ!お姉ちゃんはしたいことをしてよっ!」
「・・・・・つっ・・」
途中から涙を流しながら言葉を発するアワ、きっとこの二年間ことを思い出しながら出た言葉なのだろう。
自分たちがカヤノという人間に支えられてきたのか、助けられてきたのか・・・。
それをわかっているカヤノも自然に涙が溢れてアワを抱き締めていた。
「ありがとうっ・・・アワっ・・!」
「何でお姉ちゃんがお礼を言うのっ・・・?お礼を言わなきゃいけないのは・・・っ・・・私たちだよっ・・・!」
そんなことはない、支えられてきたのはカヤノも同じだ。ハヤアキやツラナギ、警護団のみんなの協力がなければ島の住民はどうなっていたことか。母や祖父を含め、研究員のみんながいなければ解毒剤の開発もできなかった、そして挫けずに働いてくれた島民たちがいなければ彦名島自体がどうなっていたか、たくさん助けてもらっていたのはカヤノも同じなのだ。
「私が二年間挫けずにいられたのはっ・・・みんなの存在があったからだよっ・・・。
みんなが諦めずにいてくれたから、協力してくれたから、私は・・・二年間、どんなに苦しくてもっ、やってこれたっ・・・」
アワを抱き締めながら母や祖父、ハヤアキ、ツラナギ、島民たちを見るカヤノ。
「こちらこそ・・・本当に、ありがとうっ・・・」
カヤノの言葉が沁みたのかオイオイと泣き出す島民たち。
〈父さん・・・、みんなもこう言ってくれてる。私も決断していいよね・・・?〉
「ルフィさん」
「?」
「その申し出、謹んでお受けいたします」
涙を拭わずにニッコリ笑って承諾の意志を伝えるとルフィはニッと笑う。
「よっしゃ――!!今日からお前は俺の仲間だぜ!カヤノ!!」
ルフィの宣言を始め、麦わらの一味も歓声を上げる。
「うおおおお!!」
「これからよろしく頼むぜ、カヤノ!!」
「楽しくやろうな~~!!」
ナミとロビンも泣いているカヤノとアワに駆け寄り、ハンカチで涙を拭う。
「さあ、泣くのはここまで。今は宴、楽しみましょう」
「そうね!今日は慰労会兼カヤノの新しい門出の祝いの会よ!!」
ナミはアワを連れて宴に戻り、ロビンはカヤノを立ちあがらせる。
「決断したな」
するとゾロが近付いてくる。
「はい」
カヤノの表情を見てニカッと笑う。
「今のお前、良い顔してるぜ」
「・・・・ふふふ」
照れ臭そうに笑うカヤノ。
その日、宴は夜遅くまで続けられた。最初の者が起き上がった時は日は完全に昇っており、時間は昼に近い時間だったという。
「・・・・・」
母の声に振り返る。
「ゾロさんの言う通りよ、あなたの進む道なのだから自分で決断なさい」
「母さん・・・」
「この島のことなら大丈夫じゃよ」
「お祖父ちゃん・・・」
「お前には散々支えられて来たんだ、今度は俺たちの番だ」
「ハヤアキ・・・」
「行ってきてください、カヤノさん」
「ツラナギ・・・」
「お姉ちゃん!」
アワが駆け寄ってきた。
「私も頑張るよ!カヤノお姉ちゃんみたいにこの島のために頑張る!!
だから・・・もうっ、我慢しなくていいんだよっ!お姉ちゃんはしたいことをしてよっ!」
「・・・・・つっ・・」
途中から涙を流しながら言葉を発するアワ、きっとこの二年間ことを思い出しながら出た言葉なのだろう。
自分たちがカヤノという人間に支えられてきたのか、助けられてきたのか・・・。
それをわかっているカヤノも自然に涙が溢れてアワを抱き締めていた。
「ありがとうっ・・・アワっ・・!」
「何でお姉ちゃんがお礼を言うのっ・・・?お礼を言わなきゃいけないのは・・・っ・・・私たちだよっ・・・!」
そんなことはない、支えられてきたのはカヤノも同じだ。ハヤアキやツラナギ、警護団のみんなの協力がなければ島の住民はどうなっていたことか。母や祖父を含め、研究員のみんながいなければ解毒剤の開発もできなかった、そして挫けずに働いてくれた島民たちがいなければ彦名島自体がどうなっていたか、たくさん助けてもらっていたのはカヤノも同じなのだ。
「私が二年間挫けずにいられたのはっ・・・みんなの存在があったからだよっ・・・。
みんなが諦めずにいてくれたから、協力してくれたから、私は・・・二年間、どんなに苦しくてもっ、やってこれたっ・・・」
アワを抱き締めながら母や祖父、ハヤアキ、ツラナギ、島民たちを見るカヤノ。
「こちらこそ・・・本当に、ありがとうっ・・・」
カヤノの言葉が沁みたのかオイオイと泣き出す島民たち。
〈父さん・・・、みんなもこう言ってくれてる。私も決断していいよね・・・?〉
「ルフィさん」
「?」
「その申し出、謹んでお受けいたします」
涙を拭わずにニッコリ笑って承諾の意志を伝えるとルフィはニッと笑う。
「よっしゃ――!!今日からお前は俺の仲間だぜ!カヤノ!!」
ルフィの宣言を始め、麦わらの一味も歓声を上げる。
「うおおおお!!」
「これからよろしく頼むぜ、カヤノ!!」
「楽しくやろうな~~!!」
ナミとロビンも泣いているカヤノとアワに駆け寄り、ハンカチで涙を拭う。
「さあ、泣くのはここまで。今は宴、楽しみましょう」
「そうね!今日は慰労会兼カヤノの新しい門出の祝いの会よ!!」
ナミはアワを連れて宴に戻り、ロビンはカヤノを立ちあがらせる。
「決断したな」
するとゾロが近付いてくる。
「はい」
カヤノの表情を見てニカッと笑う。
「今のお前、良い顔してるぜ」
「・・・・ふふふ」
照れ臭そうに笑うカヤノ。
その日、宴は夜遅くまで続けられた。最初の者が起き上がった時は日は完全に昇っており、時間は昼に近い時間だったという。