ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第14話 背負う覚悟
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「いつまでも迷惑かけんじゃねーよ」
ドガッ!
バーグマンはカヤノの後ろにいる人物に蹴り飛ばされて真っ逆さまに海に落ちて行った。
「・・・・・」
カヤノは状況に追いついていなかった。
〈どうして・・・〉
声で誰であるかは既に分かっている、しかし何故彼がいるのか・・・、何故、彼らが自分を助けるのか・・・。
彼は蜻蛉を器用に鞘に収めると彼女に合図を送る。
「いいぞ、ロビン!やってくれ!」
「ええ!」
ニコ・ロビンは『待ってました』と構える。
「『百花繚乱・蜘蛛の華(シエンフルール・スパイダーネット)』!」
百本の腕が交差して網のようになり、二人を空中でキャッチした。
「ロビンちゃん!大丈夫かい?」
「ええ、二人も無事よ」
彼女の視線の先には網で救出された二人の姿がある。
「ふう――・・・間に合ったか」
「そうね、爆弾も全て回収し終えたから戻ってこれたわ。トーマスには感謝しなくちゃね」
二人がすぐに戻ってこられたのには理由があった。
バーグマンがマルメゾンと一緒に仕掛けた爆弾の場所をトーマスが全て把握していたからだ。
きっかけはノームとウィンディを救出し、研究棟を脱出としている時だった。
「あ、ちょっと待って!」
「どうした?」
「ここには爆弾があるんだ!取り除いておかないと厄介なことになる!」
「ば、爆弾じゃと!?」
「バーグマンがもしもの時のために仕掛けておいたものだよ、マルメゾンと会話をしているのを偶然聞いちゃったんだ。
バーグマンがもし自分の状況に不利になることがあれば起爆させるかもしれない」
「なんてことをっ!」
「僕は爆弾を海に捨てに行くよ、他の研究棟の近くにも仕掛けてあるから見つけてもらって海に投げ込んでほしい」
「疑ってしまったのが申し訳なかったわ、とっても素直な子なんだもの」
「まあ、やってきたことがことだからね。仕方ないさ」
トーマスには悪いと思いながらも『お互い様』と笑い合う二人だった。
一方、救出された網の中の二人はというと・・・。
「ったく、何でもかんでも背負いやがって」
「・・・・・・」
ため息を付きながら悪態をつくゾロをジッと見ているカヤノ。
「あ?どうした?」
「それはこっちのセリフです・・・」
「あ?」
「私とあなたたちはあくまで協力関係だったはずです、何もここまですることはなかったのにっ・・・・」
「・・・・・」
ゾロはポンとカヤノの肩に手を置いた。
「もう、十分だ」
「え・・・?」
「お前は十分やったんだよ、そろそろ自分らしく『生きて』もいいじゃねーか」
「・・・・・」
「親父さんも娘が自分の命犠牲にしてまで島を守ってほしいとは思ってないだろうしよ」
その言葉にポロポロと涙を流すカヤノ。
ドガッ!
バーグマンはカヤノの後ろにいる人物に蹴り飛ばされて真っ逆さまに海に落ちて行った。
「・・・・・」
カヤノは状況に追いついていなかった。
〈どうして・・・〉
声で誰であるかは既に分かっている、しかし何故彼がいるのか・・・、何故、彼らが自分を助けるのか・・・。
彼は蜻蛉を器用に鞘に収めると彼女に合図を送る。
「いいぞ、ロビン!やってくれ!」
「ええ!」
ニコ・ロビンは『待ってました』と構える。
「『百花繚乱・蜘蛛の華(シエンフルール・スパイダーネット)』!」
百本の腕が交差して網のようになり、二人を空中でキャッチした。
「ロビンちゃん!大丈夫かい?」
「ええ、二人も無事よ」
彼女の視線の先には網で救出された二人の姿がある。
「ふう――・・・間に合ったか」
「そうね、爆弾も全て回収し終えたから戻ってこれたわ。トーマスには感謝しなくちゃね」
二人がすぐに戻ってこられたのには理由があった。
バーグマンがマルメゾンと一緒に仕掛けた爆弾の場所をトーマスが全て把握していたからだ。
きっかけはノームとウィンディを救出し、研究棟を脱出としている時だった。
「あ、ちょっと待って!」
「どうした?」
「ここには爆弾があるんだ!取り除いておかないと厄介なことになる!」
「ば、爆弾じゃと!?」
「バーグマンがもしもの時のために仕掛けておいたものだよ、マルメゾンと会話をしているのを偶然聞いちゃったんだ。
バーグマンがもし自分の状況に不利になることがあれば起爆させるかもしれない」
「なんてことをっ!」
「僕は爆弾を海に捨てに行くよ、他の研究棟の近くにも仕掛けてあるから見つけてもらって海に投げ込んでほしい」
「疑ってしまったのが申し訳なかったわ、とっても素直な子なんだもの」
「まあ、やってきたことがことだからね。仕方ないさ」
トーマスには悪いと思いながらも『お互い様』と笑い合う二人だった。
一方、救出された網の中の二人はというと・・・。
「ったく、何でもかんでも背負いやがって」
「・・・・・・」
ため息を付きながら悪態をつくゾロをジッと見ているカヤノ。
「あ?どうした?」
「それはこっちのセリフです・・・」
「あ?」
「私とあなたたちはあくまで協力関係だったはずです、何もここまですることはなかったのにっ・・・・」
「・・・・・」
ゾロはポンとカヤノの肩に手を置いた。
「もう、十分だ」
「え・・・?」
「お前は十分やったんだよ、そろそろ自分らしく『生きて』もいいじゃねーか」
「・・・・・」
「親父さんも娘が自分の命犠牲にしてまで島を守ってほしいとは思ってないだろうしよ」
その言葉にポロポロと涙を流すカヤノ。