ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第1話 霧を抜けた先にある島
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ところが嵐の雲は思っていたよりも分厚かったらしく強風域に入り乗り切るまで数日費やした。
中には船酔いする者もいたがチョッパーの薬の甲斐もあり、何とか乗り切ることができた。しかし新たな問題が発生した。
「マズいな」
サンジが頭を抱えていた。
「どうしたの?サンジくん」
「ああ、ナミさん。
思った以上に嵐の期間が長かったせいで備蓄していた食料が少なくなってるんだ」
『参ったね』という風に頭をかくサンジ。
「ええぇぇ―――っ!!?」
サンジのセリフに一番ショックを受けているのはルフィだ、メシと昼寝が何より好きな彼にとって『食事抜き』、『睡眠なし』は拷問そのものだ。
「魚を獲る手もあるが野菜や肉類はそうもいかねー、バランスが偏っちまう」
「じゃ、どーすんだ?」
「それを今考えてんだよ!テメーもその空っぽの脳ミソ少しは使えよ、クソマリモ!」
「あぁん!!(怒)」
火花が散りそうな二人。
「食料はあと何日保ちそうなの?サンジ」
「ん~~・・・、ギリギリ食わなくて二日かな?でもあの胃袋魔神のルフィが食わないでいられるワケがない」
それについては一同頷く、さてどうしたものか・・・。
「ん?」
すると見張り台で周囲の様子を見ていたウソップが声を発した。
望遠鏡のレンズの度合いを上げてもう一度見てみる。
「間違いない・・・」
自分が幻を見ていないなら望遠鏡の先、つまり自分の視界には島が見えている。
「どーしたっ?ウソップ!」
「お、おい!ちょっと来てくれ!」
ウソップはルフィたちに声をかけで呼び寄せる。
「何か見つけたのか!」
能力を使ってルフィとチョッパーはが上がってきた。
「コイツ(望遠鏡)を覗いてみろよ、あっちの方だ」
ルフィが渡された望遠鏡を覗く。
「あ」
「な!見えるよな!」
「ああ、見える!」
「なあなあ、何が見えるんだ?オレにも見せてくれよ!」
チョッパーがぴょんぴょん跳ねている、望遠鏡を引っ手繰って覗くと彼もまた固まった。
「チョッパー、お前にも見えるよな?」
「お、おおおおぉぉ~~~っ!!見えるっ!見える~~っ!!」
「オメーら、三人で盛り上がってねーで何があるのか教えろ!!」
フランキーが痺れを切らせて声をかけてくる。
「島だ!島があるぞ!」
チョッパーの言葉に下にいる全員が驚く。
「しかも建物が見える!誰かが住んでるんだぜ、きっと!!」
「ああ、間違いねェ!」
それを聞いて一同喜んだ、島に人が住んでいるのなら今、自分たちの場所もわかり、食料も分けてくれるかもしれない。
一行は名も分からぬ島へ向かって舵を取った。
―――――――――――――――
サニー号を止められる場所を見つけ碇を下ろし、島を見上げる一行。
「さて、これからどうする?」
「俺は島に行くぜ!」
ルフィは冒険心むき出しである。
「オレもオレも!」
チョッパーもルフィにつられてウキウキだ。
「俺ぁ、サニー号を診るぜ。予想以上に強い風だったからな、念のためってやつだ」
「じゃあ俺も手伝うぜ」
フランキーとウソップはメンテナンスに回るようだ。
「俺は食材を探す、上手くいけば島の人間にも会えるかもしれねーしな」
「ならルフィとサンジくんは食料探し、チョッパーとゾロは情報収集ね」
「ああ?何でだよ?」
「私は海図を見ながら位置確認をするわ、ロビンにも手伝ってもらうの。そしたらアンタは自然と上陸に回ることになるでしょ」
ナミの言い分も最もである、それにゾロは極度の方向音痴でチョッパーも一人で行かせる不安なので丁度いい役割分担だ。
中には船酔いする者もいたがチョッパーの薬の甲斐もあり、何とか乗り切ることができた。しかし新たな問題が発生した。
「マズいな」
サンジが頭を抱えていた。
「どうしたの?サンジくん」
「ああ、ナミさん。
思った以上に嵐の期間が長かったせいで備蓄していた食料が少なくなってるんだ」
『参ったね』という風に頭をかくサンジ。
「ええぇぇ―――っ!!?」
サンジのセリフに一番ショックを受けているのはルフィだ、メシと昼寝が何より好きな彼にとって『食事抜き』、『睡眠なし』は拷問そのものだ。
「魚を獲る手もあるが野菜や肉類はそうもいかねー、バランスが偏っちまう」
「じゃ、どーすんだ?」
「それを今考えてんだよ!テメーもその空っぽの脳ミソ少しは使えよ、クソマリモ!」
「あぁん!!(怒)」
火花が散りそうな二人。
「食料はあと何日保ちそうなの?サンジ」
「ん~~・・・、ギリギリ食わなくて二日かな?でもあの胃袋魔神のルフィが食わないでいられるワケがない」
それについては一同頷く、さてどうしたものか・・・。
「ん?」
すると見張り台で周囲の様子を見ていたウソップが声を発した。
望遠鏡のレンズの度合いを上げてもう一度見てみる。
「間違いない・・・」
自分が幻を見ていないなら望遠鏡の先、つまり自分の視界には島が見えている。
「どーしたっ?ウソップ!」
「お、おい!ちょっと来てくれ!」
ウソップはルフィたちに声をかけで呼び寄せる。
「何か見つけたのか!」
能力を使ってルフィとチョッパーはが上がってきた。
「コイツ(望遠鏡)を覗いてみろよ、あっちの方だ」
ルフィが渡された望遠鏡を覗く。
「あ」
「な!見えるよな!」
「ああ、見える!」
「なあなあ、何が見えるんだ?オレにも見せてくれよ!」
チョッパーがぴょんぴょん跳ねている、望遠鏡を引っ手繰って覗くと彼もまた固まった。
「チョッパー、お前にも見えるよな?」
「お、おおおおぉぉ~~~っ!!見えるっ!見える~~っ!!」
「オメーら、三人で盛り上がってねーで何があるのか教えろ!!」
フランキーが痺れを切らせて声をかけてくる。
「島だ!島があるぞ!」
チョッパーの言葉に下にいる全員が驚く。
「しかも建物が見える!誰かが住んでるんだぜ、きっと!!」
「ああ、間違いねェ!」
それを聞いて一同喜んだ、島に人が住んでいるのなら今、自分たちの場所もわかり、食料も分けてくれるかもしれない。
一行は名も分からぬ島へ向かって舵を取った。
―――――――――――――――
サニー号を止められる場所を見つけ碇を下ろし、島を見上げる一行。
「さて、これからどうする?」
「俺は島に行くぜ!」
ルフィは冒険心むき出しである。
「オレもオレも!」
チョッパーもルフィにつられてウキウキだ。
「俺ぁ、サニー号を診るぜ。予想以上に強い風だったからな、念のためってやつだ」
「じゃあ俺も手伝うぜ」
フランキーとウソップはメンテナンスに回るようだ。
「俺は食材を探す、上手くいけば島の人間にも会えるかもしれねーしな」
「ならルフィとサンジくんは食料探し、チョッパーとゾロは情報収集ね」
「ああ?何でだよ?」
「私は海図を見ながら位置確認をするわ、ロビンにも手伝ってもらうの。そしたらアンタは自然と上陸に回ることになるでしょ」
ナミの言い分も最もである、それにゾロは極度の方向音痴でチョッパーも一人で行かせる不安なので丁度いい役割分担だ。