ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第14話 背負う覚悟
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「『島を出て行け』だと?ふざけんじゃねぇ!!」
そう言うとバーグマンは懐から結晶を取り出した。
「甘かったな、カヤノ」
「・・・・・」
「これはな、第一から第四研究棟に仕掛けた爆弾だ。この島を奪ってからすぐに仕掛けさせていたんだよ、マルメゾンにな」
「つっ・・・!」
「この島はもう俺の物なんだよ、手放すなんてことはもちろんだが他の奴らが手に入れるなんざ真っ平だ。
俺の物を奪われるならいっそのこと・・・この世から消してやるよ。この島の何もかもな!!」
「こいつ!」
「狂ってやがるっ!」
ゾロもルフィも無暗に動けない。
「動けないよな?これは俺の悪魔の実の能力で形成されたものだ、つまり俺が能力を解除しない限り、壊そうが何をしようがボカンッ!!この島にいる全員が死ぬことになる!!」
結晶型の起爆スイッチを持ちながら勝ち誇った顔をするバーグマン。
「ルフィさん」
「?」
「すみません、もう一つだけ嘘をつくことになりそうです」
「え?」
「私はあなたがたに協力を頼み、事が終わったら処分を受けるつもりでいました。
でも、それは叶いそうにありません、ごめんなさい」
カヤノは通常の刃に戻った蜻蛉を持ち直した。
「その代わりと言っては何ですが私の貯金を差し上げます。もう500万ベリーにはなっているでしょう、14歳の時から任務をこなし、貯めたものです。
それをあなた方に差し上げます、それで食料などの出航に必要なものの費用にしてください」
それだけ言うと彼女はバーグマンの元に歩き出した。
「ああ?今更何をする気だカヤノ?」
「言った筈だ、お前はここで必ず排除するとな」
そして一瞬で間合いを詰めた。
―― 山津見流・砥草(とくさ) ――
「ぐおっ!!」
避ける体力のなかったバーグマンは諸にその一撃を喰らってしまう。
腹に受けた一撃は彼を岩壁に固定する形になる。
「へ、へへへっ・・・馬鹿かお前は?能力者の懐に突っ込んで来るなんてよ・・・」
バーグマンはカヤノを水晶にしてしまおうとクリスタルを持っていない方の手で彼女に触れようとした。
「!?」
しかし違和感に気が付いた、自分の手首に何かが嵌められている。
「能力者の懐に入るなんて無謀な事・・・普通ならしない、勝てると確実に思えることがない限りはな」
彼の手首に嵌められていたのは手錠だ。
「これでお前はもう能力は使えない」
そして空いている片方を自分の手首にはめた。
「お前、何をっ・・・!」
「私は生半可な気持ちで島のみんなや麦わらの一味の命を背負っているんじゃない!
守る義務があるから、父が残した宝物と信頼できる仲間だから自分の命を賭けても守る覚悟を背負ったんだ!
そしてお前は強者なんかじゃない、ただの卑怯者だ!」
「カヤノっ!!」
「ルフィさん、電伝虫で各研究棟の爆弾を探して海に投げ捨てるように言って下さい!こいつは私がなんとかします!早く!!」
バーグマンの懐から転がった電伝虫を見てカヤノが叫ぶ。
「ぎぎぎっ!させるか!とっとと爆破させてやる!」
結晶のスイッチを落とそうとするがバーグマンの手の上からカヤノがガッチリと掴んで放さない。
そう言うとバーグマンは懐から結晶を取り出した。
「甘かったな、カヤノ」
「・・・・・」
「これはな、第一から第四研究棟に仕掛けた爆弾だ。この島を奪ってからすぐに仕掛けさせていたんだよ、マルメゾンにな」
「つっ・・・!」
「この島はもう俺の物なんだよ、手放すなんてことはもちろんだが他の奴らが手に入れるなんざ真っ平だ。
俺の物を奪われるならいっそのこと・・・この世から消してやるよ。この島の何もかもな!!」
「こいつ!」
「狂ってやがるっ!」
ゾロもルフィも無暗に動けない。
「動けないよな?これは俺の悪魔の実の能力で形成されたものだ、つまり俺が能力を解除しない限り、壊そうが何をしようがボカンッ!!この島にいる全員が死ぬことになる!!」
結晶型の起爆スイッチを持ちながら勝ち誇った顔をするバーグマン。
「ルフィさん」
「?」
「すみません、もう一つだけ嘘をつくことになりそうです」
「え?」
「私はあなたがたに協力を頼み、事が終わったら処分を受けるつもりでいました。
でも、それは叶いそうにありません、ごめんなさい」
カヤノは通常の刃に戻った蜻蛉を持ち直した。
「その代わりと言っては何ですが私の貯金を差し上げます。もう500万ベリーにはなっているでしょう、14歳の時から任務をこなし、貯めたものです。
それをあなた方に差し上げます、それで食料などの出航に必要なものの費用にしてください」
それだけ言うと彼女はバーグマンの元に歩き出した。
「ああ?今更何をする気だカヤノ?」
「言った筈だ、お前はここで必ず排除するとな」
そして一瞬で間合いを詰めた。
―― 山津見流・砥草(とくさ) ――
「ぐおっ!!」
避ける体力のなかったバーグマンは諸にその一撃を喰らってしまう。
腹に受けた一撃は彼を岩壁に固定する形になる。
「へ、へへへっ・・・馬鹿かお前は?能力者の懐に突っ込んで来るなんてよ・・・」
バーグマンはカヤノを水晶にしてしまおうとクリスタルを持っていない方の手で彼女に触れようとした。
「!?」
しかし違和感に気が付いた、自分の手首に何かが嵌められている。
「能力者の懐に入るなんて無謀な事・・・普通ならしない、勝てると確実に思えることがない限りはな」
彼の手首に嵌められていたのは手錠だ。
「これでお前はもう能力は使えない」
そして空いている片方を自分の手首にはめた。
「お前、何をっ・・・!」
「私は生半可な気持ちで島のみんなや麦わらの一味の命を背負っているんじゃない!
守る義務があるから、父が残した宝物と信頼できる仲間だから自分の命を賭けても守る覚悟を背負ったんだ!
そしてお前は強者なんかじゃない、ただの卑怯者だ!」
「カヤノっ!!」
「ルフィさん、電伝虫で各研究棟の爆弾を探して海に投げ捨てるように言って下さい!こいつは私がなんとかします!早く!!」
バーグマンの懐から転がった電伝虫を見てカヤノが叫ぶ。
「ぎぎぎっ!させるか!とっとと爆破させてやる!」
結晶のスイッチを落とそうとするがバーグマンの手の上からカヤノがガッチリと掴んで放さない。