ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第13話 解禁!ソノソノの実の能力!
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「いやあぁっ!!止めてぇ!!」
散々叩かれたためイングリットの顔は赤く腫れていく。するとそのうち――・・・。
ポッキン――!
「!?」
自分の口から何かが飛び出すのが分かったイングリット。
そして次には自分の口内から生暖かい苦い味が広がる。
そうして一頻りビンタが終わった六本の腕は一斉に腕を振り上げたと思いきやイングリットの顔面に張り手打ちを喰わらせた。
「ブッ!?」
張り手を喰らったイングリットは尻もちをついたが彼女は痛む体も気にせずに起き上がり、顔の状態を確認する。
「顔全体がピリピリしてるっ・・・それにさっき口の中から何か出てきたわ!」
口元に触れるとヌルリと気持ちの悪い感触、それは血だった。しかも歯にも違和感が・・・、唇の上からでも凸凹している。
「ま、まさか・・・っ、さっき飛び出たのは、私の歯!?折られたの!?」
頬は腫れ上がり、歯が折れて飛び抜け、歯茎から流れ出ている。それで血が口から垂れているのだ。
「ウフフフ、酷い顔ね。頬っぺたも早く冷やした方がいいわ」
悪意のない(スッキリした)笑みで話しかけるニコ・ロビン。
「う・・・うわあああぁぁんっ!!」
自分の顔が変形していることを現実逃避したいのか、見るのが怖いのか顔を隠してすぐに出口に駆け出ししていった。
花園五輪のうち二人はもう戦闘に参加することはできないだろう。
第二研究棟のことを踏まえると三人なのだが・・・。
「バーグマン、残るはお前だけだ」
「・・・・・・」
バーグマンは小さい電々虫を取り出すが・・・。
「ああ、祖父や母を処刑する指示をするなら無駄だと言っておく」
「何だと?」
「あちらにはもう、手を回してある」
―――――――――――――――
「ぐはっ」
「「・・・・・」」
その頃、第一研究棟では――・・・。
「まさか君が力を貸してくれるなんてね」
「お前にじゃないよ、僕が力を貸してるのはカヤノお姉ちゃん」
グラハム・トーマスとツラナギがノームとウィンディを救出していた。
「ノームさん、ウィンディさん、遅くなってすみません」
「いいや、助かったぞい」
「トーマスもありがとう」
「・・・・・」
照れ臭いのかプイッと顔を背けるトーマス、すると残りの船員たちが集まってきた。
「こりゃあ、どうなってんだ?!」
見張り番が倒れているのと人質が解放されている状況、そしてツラナギと一緒にいるトーマスを見て何が起こったのかは察しがついた。
「と、トーマス・・・お前っ、裏切ったのか!!」
「ああ、そうだよ」
『悪い?』と言うように笑って答えたトーマス。
「テメー・・・バーグマンが知ればどうなるか分かってんだろうな!」
「もうバーグマンなんてどうでもいいよ」
不思議とトーマスは怖さは感じられなかった、今まで人間の醜いところばかりを見てきた。弱い者を踏みつけ、物を奪う、まさに弱肉強食だ。
それは海賊団の中でも変わりはなかった、弱い者は奴隷のように扱われ、周りの者も助けてはくれない。自分もそうだった、力があっても、悪魔の実の能力があってもバーグマンやマルメゾンの前では何もできなかった、失敗をすれば容赦なく罵倒され殴られた。
だからせめて他の奴らにはそうされまいと必死で上り詰めた、下っ端から恐怖の対象に思われる存在、花園五輪に。
でもそんなトーマスの心を変えるきっかけをくれた人たちがいた。
それがフツヌシ、カヤノ、アワだった。
散々叩かれたためイングリットの顔は赤く腫れていく。するとそのうち――・・・。
ポッキン――!
「!?」
自分の口から何かが飛び出すのが分かったイングリット。
そして次には自分の口内から生暖かい苦い味が広がる。
そうして一頻りビンタが終わった六本の腕は一斉に腕を振り上げたと思いきやイングリットの顔面に張り手打ちを喰わらせた。
「ブッ!?」
張り手を喰らったイングリットは尻もちをついたが彼女は痛む体も気にせずに起き上がり、顔の状態を確認する。
「顔全体がピリピリしてるっ・・・それにさっき口の中から何か出てきたわ!」
口元に触れるとヌルリと気持ちの悪い感触、それは血だった。しかも歯にも違和感が・・・、唇の上からでも凸凹している。
「ま、まさか・・・っ、さっき飛び出たのは、私の歯!?折られたの!?」
頬は腫れ上がり、歯が折れて飛び抜け、歯茎から流れ出ている。それで血が口から垂れているのだ。
「ウフフフ、酷い顔ね。頬っぺたも早く冷やした方がいいわ」
悪意のない(スッキリした)笑みで話しかけるニコ・ロビン。
「う・・・うわあああぁぁんっ!!」
自分の顔が変形していることを現実逃避したいのか、見るのが怖いのか顔を隠してすぐに出口に駆け出ししていった。
花園五輪のうち二人はもう戦闘に参加することはできないだろう。
第二研究棟のことを踏まえると三人なのだが・・・。
「バーグマン、残るはお前だけだ」
「・・・・・・」
バーグマンは小さい電々虫を取り出すが・・・。
「ああ、祖父や母を処刑する指示をするなら無駄だと言っておく」
「何だと?」
「あちらにはもう、手を回してある」
―――――――――――――――
「ぐはっ」
「「・・・・・」」
その頃、第一研究棟では――・・・。
「まさか君が力を貸してくれるなんてね」
「お前にじゃないよ、僕が力を貸してるのはカヤノお姉ちゃん」
グラハム・トーマスとツラナギがノームとウィンディを救出していた。
「ノームさん、ウィンディさん、遅くなってすみません」
「いいや、助かったぞい」
「トーマスもありがとう」
「・・・・・」
照れ臭いのかプイッと顔を背けるトーマス、すると残りの船員たちが集まってきた。
「こりゃあ、どうなってんだ?!」
見張り番が倒れているのと人質が解放されている状況、そしてツラナギと一緒にいるトーマスを見て何が起こったのかは察しがついた。
「と、トーマス・・・お前っ、裏切ったのか!!」
「ああ、そうだよ」
『悪い?』と言うように笑って答えたトーマス。
「テメー・・・バーグマンが知ればどうなるか分かってんだろうな!」
「もうバーグマンなんてどうでもいいよ」
不思議とトーマスは怖さは感じられなかった、今まで人間の醜いところばかりを見てきた。弱い者を踏みつけ、物を奪う、まさに弱肉強食だ。
それは海賊団の中でも変わりはなかった、弱い者は奴隷のように扱われ、周りの者も助けてはくれない。自分もそうだった、力があっても、悪魔の実の能力があってもバーグマンやマルメゾンの前では何もできなかった、失敗をすれば容赦なく罵倒され殴られた。
だからせめて他の奴らにはそうされまいと必死で上り詰めた、下っ端から恐怖の対象に思われる存在、花園五輪に。
でもそんなトーマスの心を変えるきっかけをくれた人たちがいた。
それがフツヌシ、カヤノ、アワだった。