ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第1話 霧を抜けた先にある島
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エニエス・ロビーでの激戦、廃船島離陸後の海軍の追跡を乗り越えて魚人島を目指す麦わらのルフィ率いる一味。
袂を分かっていたウソップも戻り、新たに船大工を務めるフランキーも仲間入り。
一行の船出は幸先の良いものと思われていた、しかし・・・。
「何かしら?」
異変に気付いたのはナミ、この船の航海士だ。
「どうしたの?」
考古学者のニコ・ロビンも本から顔をあげる。
「ん~、なんか流れがおかしいの」
体に当たる風に異変を感じたようだ、そして雲の流れに注目した。
「気圧が変化してるわ」
ナミはすぐに立ち上がる。
「みんな!嵐が来るわ!」
ナミの言葉に面々はポカン顔だ。
「嵐~?ホントか?ソイツは?」
日光浴をしていたウソップが起き上がる。
「こんなに晴れてるのにか?」
続いて同じく日光浴をしていた船医のチョッパー。
「あの雲を見て」
船から視える大きな雲を指すナミ。
「あれは嵐を含んだ雲よ、こっちに向かってる。
航路を変更してもとばっちりで小さい嵐に巻き込まれるわ、今のうちに準備をしておくのよ!」
「そうか!ナミが言うなら確かだよな!オレ、フランキーに伝えてくる!!」
チョッパーは起き上がり船室にいるフランキーの所へ駆けて行った。
「じゃあ私はコックさんのところに行ってくるわ、風の具合から見ても早く行動した方が良さそうだしね」
「お願い、ロビン!さて残るは・・・」
ナミが見たのはサニー号の船首と下の階で『ぐうーぐうー』寝ている船長と副船長だ。
「ウソップ、さっさとあのアホどもを起こすわよ」
「・・・・・」
じとー・・・と2人を見ているナミ。
そして船室にいる面々が甲板から『ゴツン!』という良い音を聞いたのはそれから数分後のことだった。
―――――――――――――――
「ったく、ナミもひどいぜ~~、もう少し優しく起こしてくれてもいいのによぉ~~」
「・・・・・・」
頭にタンコブを作っている船長のモンキー・D・ルフィと副船長兼海賊狩りのロロノア・ゾロ。
「うるさいわね!あんたたちが暢気に寝てるからよ!!放置して海に落っことしても良かったのよ?」
「いや・・・それだけは止めてくれ・・・」
ルフィは海の呪いの象徴である悪魔の実の能力者だ。
悪魔の実を食べた能力者は常人を逸した力を手に入れる代わりに海水を一切受け入れなくなる。
さらに海水と同じ効力をもつ海楼石を使用されると陸の上でも能力が使えなくなってしまうのだ。
「ナミさんの慈悲に感謝するんだな、タイミングも今だったようだしな」
コックのサンジが船室の窓から外を見ると分厚い雲が見えた。
航路を変更したと言っても強風の領域にはどうしても入ってしまう大きさだ、早めに帆を畳んで内部操縦に切り替えて正解である。
「おいおい~~~っ!かなり大きい雲だぜ?大丈夫なのか!?」
「サニー号は持ちこたえられるのか?」
ウソップとチョッパーが不安そうに眺めている。
「強風域とぶつかるまであと十数分ってところか、でも心配することはねーぜ!!
このサウザンド・サニー号はこのフランキー様の作ったスーパーな船だがらな!」
船の作者である船大工のフランキーがニヤリと笑う。
「そっか!なら安心だな!サンジー!腹減った!メシくれ!!」
船長のあっけらかんとした態度に脱力した脱力している一同だった。
袂を分かっていたウソップも戻り、新たに船大工を務めるフランキーも仲間入り。
一行の船出は幸先の良いものと思われていた、しかし・・・。
「何かしら?」
異変に気付いたのはナミ、この船の航海士だ。
「どうしたの?」
考古学者のニコ・ロビンも本から顔をあげる。
「ん~、なんか流れがおかしいの」
体に当たる風に異変を感じたようだ、そして雲の流れに注目した。
「気圧が変化してるわ」
ナミはすぐに立ち上がる。
「みんな!嵐が来るわ!」
ナミの言葉に面々はポカン顔だ。
「嵐~?ホントか?ソイツは?」
日光浴をしていたウソップが起き上がる。
「こんなに晴れてるのにか?」
続いて同じく日光浴をしていた船医のチョッパー。
「あの雲を見て」
船から視える大きな雲を指すナミ。
「あれは嵐を含んだ雲よ、こっちに向かってる。
航路を変更してもとばっちりで小さい嵐に巻き込まれるわ、今のうちに準備をしておくのよ!」
「そうか!ナミが言うなら確かだよな!オレ、フランキーに伝えてくる!!」
チョッパーは起き上がり船室にいるフランキーの所へ駆けて行った。
「じゃあ私はコックさんのところに行ってくるわ、風の具合から見ても早く行動した方が良さそうだしね」
「お願い、ロビン!さて残るは・・・」
ナミが見たのはサニー号の船首と下の階で『ぐうーぐうー』寝ている船長と副船長だ。
「ウソップ、さっさとあのアホどもを起こすわよ」
「・・・・・」
じとー・・・と2人を見ているナミ。
そして船室にいる面々が甲板から『ゴツン!』という良い音を聞いたのはそれから数分後のことだった。
―――――――――――――――
「ったく、ナミもひどいぜ~~、もう少し優しく起こしてくれてもいいのによぉ~~」
「・・・・・・」
頭にタンコブを作っている船長のモンキー・D・ルフィと副船長兼海賊狩りのロロノア・ゾロ。
「うるさいわね!あんたたちが暢気に寝てるからよ!!放置して海に落っことしても良かったのよ?」
「いや・・・それだけは止めてくれ・・・」
ルフィは海の呪いの象徴である悪魔の実の能力者だ。
悪魔の実を食べた能力者は常人を逸した力を手に入れる代わりに海水を一切受け入れなくなる。
さらに海水と同じ効力をもつ海楼石を使用されると陸の上でも能力が使えなくなってしまうのだ。
「ナミさんの慈悲に感謝するんだな、タイミングも今だったようだしな」
コックのサンジが船室の窓から外を見ると分厚い雲が見えた。
航路を変更したと言っても強風の領域にはどうしても入ってしまう大きさだ、早めに帆を畳んで内部操縦に切り替えて正解である。
「おいおい~~~っ!かなり大きい雲だぜ?大丈夫なのか!?」
「サニー号は持ちこたえられるのか?」
ウソップとチョッパーが不安そうに眺めている。
「強風域とぶつかるまであと十数分ってところか、でも心配することはねーぜ!!
このサウザンド・サニー号はこのフランキー様の作ったスーパーな船だがらな!」
船の作者である船大工のフランキーがニヤリと笑う。
「そっか!なら安心だな!サンジー!腹減った!メシくれ!!」
船長のあっけらかんとした態度に脱力した脱力している一同だった。