ONE PEICEの連載夢小説の設定は本編の『設定・注意書き』をお読みください。
第11話 マルメゾンVSハヤアキ 友との約束
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「ミナト!ヤマト!フモト!」
落ちてはしまったもののまだ生きている、しかし負傷し、さらに全身を打ち付けたため動きが鈍くなっていく。
「『鷹は鳥類の王様』ね・・・ずいぶんと軟な王だな」
「マルメゾンっ・・・テメー!!」
マルメゾンに向かって行くハヤアキ、そんな彼にもテング蝶が突っ込んで来る。
「うおおおおおおッ!!」
鎖を回転させながら四方八方の攻撃を防ぎ、間合いに入った。
「!」
ピッ―――・・・
攻撃は躱されたもののマルメゾンの頬に赤い一線が入った。
「・・・・・」
微量に痛む頬に触れると少量の血が指についている。
「テメーらは・・・」
「?」
「二年前もこうやって俺の大事な人を傷つけた、殺した・・・」
ハヤアキの脳裏に二年前の記憶が過る、何も言わぬ骸となったフツヌシ。
棺の中に入れられた姿は今でも覚えている墓に葬るため綺麗にはしてあったがバーグマンに貫かれたと思われる左胸の傷口の範囲が広く、死に装束の上からでも一部が見えた。
「テメーのボスは俺の尊敬する人を汚ねぇ手を使って傷つけて命を奪った。
そして俺が大切に想っていた人の家族を苦しめた」
カヤノがバーグマンと交渉したことを知り、どんなにその場にいられなかった自分を悔やんだことか。
自分がいれば少なくともカヤノに棘海賊団と彦名島のパイプ役という板挟みの立場という道は避けられただろう。
「俺はな、自分の不甲斐なさも許せねぇが・・・卑怯なやり方で弱い者を踏みつけ、私腹を肥やしてるテメーらも心底許せねぇんだよ!!」
「お前らにも分けてやっただろう?譲歩して七割にしてやったんだ」
「アレは元々俺たちの島の財力だ!テメーらにやるもんじゃねぇ!!」
「今はこの島の統治者はバーグマンなんだ、『王に民が財を払う』のは当然のことだろう」
「ふざけんじゃねぇっ、あんなのが王であってたまるかよッ」
鎖を仕舞い、今度は背中に背負った棒を掴んだ。
「今度は何をするつもりだ?」
「戦いの続きをするんだよ、テメーにもう二、三発叩き込まねぇと俺の気が済まないんでな」
棒を引っ張ると三節に分かれた、どうやら三節棍だったようだ。
片方の先端を回して振り抜くと何やら飛んでくる。
「!」
翅を仕舞って避けるマルメゾン。
「『津彦演鎖術・飛びびし』」
ヒュンと三節棍が鳴る度にマルメゾンに向かって棘の付いた個体が数個飛ばされる。
どうやら棍の部分に穴が開いているようで振り抜く度にそこから撒きびしのようなものが飛び出してくるようだ。
間合いを詰めながら攻撃してくるので避けてはいるものの体に掠る時があり、それが地味に痛い。
「飛んでくるモンばっかに意識持ってかれてるんじゃねぇよ!」
バシバシッ!ボガッ!
ハヤアキの三節棍を直に叩き込まれ、更に蹴りまで喰らった。
「つっ・・・」
攻撃を受けたマルメゾンが地面を転がる。
「どうだよ?不意打ちされた気持ちは?」
また一本の棍に戻したハヤアキが皮肉を言ってくる。
落ちてはしまったもののまだ生きている、しかし負傷し、さらに全身を打ち付けたため動きが鈍くなっていく。
「『鷹は鳥類の王様』ね・・・ずいぶんと軟な王だな」
「マルメゾンっ・・・テメー!!」
マルメゾンに向かって行くハヤアキ、そんな彼にもテング蝶が突っ込んで来る。
「うおおおおおおッ!!」
鎖を回転させながら四方八方の攻撃を防ぎ、間合いに入った。
「!」
ピッ―――・・・
攻撃は躱されたもののマルメゾンの頬に赤い一線が入った。
「・・・・・」
微量に痛む頬に触れると少量の血が指についている。
「テメーらは・・・」
「?」
「二年前もこうやって俺の大事な人を傷つけた、殺した・・・」
ハヤアキの脳裏に二年前の記憶が過る、何も言わぬ骸となったフツヌシ。
棺の中に入れられた姿は今でも覚えている墓に葬るため綺麗にはしてあったがバーグマンに貫かれたと思われる左胸の傷口の範囲が広く、死に装束の上からでも一部が見えた。
「テメーのボスは俺の尊敬する人を汚ねぇ手を使って傷つけて命を奪った。
そして俺が大切に想っていた人の家族を苦しめた」
カヤノがバーグマンと交渉したことを知り、どんなにその場にいられなかった自分を悔やんだことか。
自分がいれば少なくともカヤノに棘海賊団と彦名島のパイプ役という板挟みの立場という道は避けられただろう。
「俺はな、自分の不甲斐なさも許せねぇが・・・卑怯なやり方で弱い者を踏みつけ、私腹を肥やしてるテメーらも心底許せねぇんだよ!!」
「お前らにも分けてやっただろう?譲歩して七割にしてやったんだ」
「アレは元々俺たちの島の財力だ!テメーらにやるもんじゃねぇ!!」
「今はこの島の統治者はバーグマンなんだ、『王に民が財を払う』のは当然のことだろう」
「ふざけんじゃねぇっ、あんなのが王であってたまるかよッ」
鎖を仕舞い、今度は背中に背負った棒を掴んだ。
「今度は何をするつもりだ?」
「戦いの続きをするんだよ、テメーにもう二、三発叩き込まねぇと俺の気が済まないんでな」
棒を引っ張ると三節に分かれた、どうやら三節棍だったようだ。
片方の先端を回して振り抜くと何やら飛んでくる。
「!」
翅を仕舞って避けるマルメゾン。
「『津彦演鎖術・飛びびし』」
ヒュンと三節棍が鳴る度にマルメゾンに向かって棘の付いた個体が数個飛ばされる。
どうやら棍の部分に穴が開いているようで振り抜く度にそこから撒きびしのようなものが飛び出してくるようだ。
間合いを詰めながら攻撃してくるので避けてはいるものの体に掠る時があり、それが地味に痛い。
「飛んでくるモンばっかに意識持ってかれてるんじゃねぇよ!」
バシバシッ!ボガッ!
ハヤアキの三節棍を直に叩き込まれ、更に蹴りまで喰らった。
「つっ・・・」
攻撃を受けたマルメゾンが地面を転がる。
「どうだよ?不意打ちされた気持ちは?」
また一本の棍に戻したハヤアキが皮肉を言ってくる。